グルメポッポ

 

登場作品:魔法のプリンセス ミンキーモモ(1982

 

 

 

 

バンダイ製 プラトイ

 

その後に大きな影響を与える事となる葦プロ制作の魔法少女アニメ「ミンキーモモ」。

当時スポンサーを務めたポピーからは劇中に登場するスーパーメカ?である

グルメポッポが人形遊びを中心とした大型のプラトイとして発売されました。

 

人形を使ったハウス遊び&お医者さんごっこに加え人形を搭乗させる事が可能な分離合体

メカでもあるという仕様は当時から同作品に熱視線を送っていた大きなお友達の心をも

擽る事に。 中古品だった為、画像の通りパッケージが日焼けしまくりでした。

 

1982年発売/定価:4800

 

 

 

 

SIDE,TOP & BOTTOM VIEW

全長:約25.5cm

 

作品のカラーに合わせて夢のある、ファンタジー色豊かなデザインとしたグルメポッポの

基本形は空飛ぶキャンピングカーな感じのヘリコプタースタイル。 本作に於いては少々

無粋となるであろうジェットエンジン類を安易に使用しなかった辺りに好感が持てます。

 

メカ玩具として見ると結構大型となる本モデルは上部のプロペラが手動で回転可能、

もちろん底部の車輪による転がし走行も可能となっています。

 

 

 

 

FRONT & REAR VIEW

 

後述しますが基本的にグルメポッポは上部と下部に分かれており、本体である下部の

前方に設けられた展望ルームが大きな特徴となっています。 モデルの方も大きな

クリアパーツでこれを再現、内部インテリアはイラスト中心という仕様です。

 

羽飾りが良いアクセントとなっている後部にも大きな展望窓を装備。 モデルの造型も

前部同様にクリアパーツで再現していますが残念ながら側面の窓はシールという仕様に。

 

 

後述しますが本モデルには無いものの、固体によっては後部展望窓の下方に

左右のボディを繋ぐロック装置を有したものも存在します。

 

 

 

 

ACTION

 

グルメポッポの上部にセットされている小型自動車・ミニポッポは分離可能。

ミニポッポ分離後のグルメポッポ上部には付属するサンルーフを取付けます。

 

ミニポッポ上部のプロペラは取外し可能で、ミニポッポ後部とグルメポッポ前部に

あるフックを引き出せば(画像上・右)両車を連結させる事が可能。 キャンピングカー

スタイルとしても楽しめるという、中々練り込まれた設計に関心至極です。

 

 

(基本的に)女児向けアニメに登場するメカ故に緩めなデザインで、モデルの方も

それに倣った柔らかい造型なんですが…こうして見てみると結構格好良く感じたり?

 

 

 

 

 

ミニポッポ&モモ一行

 

ミニポッポは全長:約11.5cmで転がし走行可能。

付属するモモ人形は身長:約8cmのソフビ製で首と両腕&両脚が可動。

植毛と布製の服で頑張った造型となっているんですが肝心の顔は正直微妙か?

 

お供は左からモチャ、ピピル、シンドブックでPVC製なんですが、発泡スチロール製の

内箱に直接嵌めこまれているので長期間保管されたものだとPVCの成分がスチロールを

融解させ人形と癒着、稀に人形自体が融解するケースも散見するので注意が必要です。

 

モモ人形は発売時期によって顔の表情が異なるバージョン有り(口が開いている)。

お供は成型色にバリエーションが有り、どうやらランダムに封入されている様です。

 

 

 

 

モモが乗車可能!

 

ミニポッポ後部のレバーを引くとロックが外れミニポッポ上部が画像左の様にオープン、

シールで表現されたコンパネを見ると微妙に左ハンドルな辺り少々興味が湧いたり。

やや強引ながらもモモを乗車させる事が可能なんですが、足の塗装が剥がれそうで…

 

 

グルメポッポ前部に乗っているモチャ達の乗車方法は後ほど!

 

 

 

 

モモ、サンルーフに立つ!

 

サンルーフには画像の様にモモを立たせるポイントが設けられています。

 

 

 

 

オープン・ザ・グルメポッポ!

 

グルメポッポ本体は前部を基点に左右へ展開可能。

展開状態で本体を安定させる為に設けられた中央部の脚を引き出せば変形完了!

これによりグルメポッポは分離合体メカから人形で遊ぶハウス玩具に早変わりします。

 

 

ところでネット等で別の固体を見てみると後部展望窓の下方に通常時に左右のボディが

開かない様にする為のロック機構を有しているものが確認出来ます。 破損している様子

が見受けられない処をみると本モデルは改良前の初期型なのではないか…と予想します。

 

確かにロックが無いと少々開き易いんですよね。 男玩に於いては昔から発売時期により

改良(或いは悪)等の仕様変更が為される場合があるという事は承知していたんですが、

女玩に於いてもこういったケースはあるのだという事を今回改めて知る事が出来ました。

 

 

 

 

動物診察室

 

グルメポッポの左スペースは動物診察室に。

モデルには聴診器や注射器、薬ビン等のプラ製小物に加えペパクラ製の体重計等も付属。

また、嬉しい事に聴診器はモモに取り付ける事が可能となっています。

 

 

診察台の照明器具?の基部はボールジョイントなので角度を調節可能なんですが、経年

劣化なのか設計上なのかユルユルで…っつーか、表裏(上下)逆で写しちゃったかな?

 

診察台は台座のダイヤルを回すと回転、と同時にモニターの絵柄も変化します。

(モニターの絵柄は画像上・右と下で全5種類)

 

 

 

 

 

居住スペース

 

グルメポッポの右スペースにはキッチンやモチャ、シンドブック、ピピルの居住空間が。

キッチンユニットは倒すとベッドに早変わりします。 キャンピングカー的な楽しみを

多分に含んだグルメポッポだけに生活小物類が付属しないのは何とも残念なところ。

 

 

 

 

 

センタースペース&展望ルーム

 

左右を繋ぐセンタースペース奥にはグルメポッポ前部にある展望ルームへの入口が。

展望ルーム内の中央にある台座はモチャ&ピピル用のスペースで360度回転可能。

展望ルームはTV等もあるリラックス空間ですがシンドブックにとっては一寸キツそう?

 

 

 

 

 

ペルシャ来訪!

 

ここで後年バンダイから発売されたペルシャ&プリプリにご登場願いました。

同じ植毛人形という事で、てっきりモモの流用品かと思ったんですがこれが全くの別物。

身長差はご覧の通りですが頭部はペルシャの方がデカくなっています。

 

 

 

 

ピピルマ・ピピルマ・プリリンパ!

 

この82年版「ミンキーモモ」は当時バンダイからプラモ(それもミンキナーサ付)が

発売されるほどの男子マニア人気を得た一寸不思議な作品。 紹介したグルメポッポの

玩具も女玩の枠に囚われない不思議な魅力を持ったオススメの1品となっています!

 

 

 

 

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