登場作品;とんでも戦士ムテキング
全長;10m
得意技は
「おさかなミサイルハリケーン」
(玩具カタログより)
1980年9月7日、タツノコプロの「とんでも戦士ムテキング」は
同プロ製作の「科学忍者隊ガッチャマンF」の後番組としてスタート。
既に不動の人気となったタイムボカンシリーズの路線と
ガッチャマンまでのヒーロー路線が絶妙にミックスされ、新風を起こしました。
玩具としてのデザインとアニメメカとしてのデザインと
同じ時期に放映されていたボカンシリーズの「オタスケマン」とデザインラインが被らない様に
よく配慮されています。大先生はこういったメカの方がガンダム類よりも才能を発揮するのでは
ないでしょうか。※以前、大河原邦男氏によるデザイン〜とありましたが村上克司氏によるもの
であるとのご指摘を頂きましたのでここに訂正致します。
魚類代表、メデタイン
ムテキングのメカは哺乳類の「サイザンス」、爬虫類の「トカゲッテル」、昆虫類の「コンチューター」
そして魚類の「メデタイン」…とバラエティ豊か。ボカンシリーズと比べるとキャラ性よりも純粋にメカ性を
前に押し出したデザインで(あくまでデザインだけ。トカゲッテルなどは既にキャラ化してる)、その表面など
に於いて情報量が増えています。
鯛ってよりは…
ピラニアですね。(笑)
「スティングレイ」に出てくる敵メカ「メカニカルフィッシュ(テラーフィッシュ)」にも似ていますが、
考えてみれば魚型潜水艦って意外と少ないですね。
ポピー製 超合金
完全にポピニカのフォーマットなのだが他の商品に合わせて
超合金として発売。残念ながら中古艦です。
左舷 全長約11cm
この頃、超合金(とポピニカ)は既に円熟期にあり、
プロポーションの再限度は抜群!
上部
背びれの前にある穴に弾を入れ、背びれを押すと口から転がり
出てくるギミックがある。
正面
まんま顔だけ。
もう少し胸びれが横に開いていてくれると良かったかも?
額の「3」などは実際には無い玩具オリジナルデザインで
当時は当たり前だったが今では考えられない。
後部
尾びれは左右に可動。
見えにくいが底部にスクリューがある。
コクピット再現!
カバーが開閉可能で、中にはムテキングが!
ひらき!
胴体内部やカバー内側のメカをモールドで再現。
背びれの下が骨状になっているのがキュート!
ポピー製 ソフビセット
商品名;スーパーメカセット ¥1500
ムテキングとメカのミニソフビ5個セット。
その中のひとつ。全長約8cm
結構細かく塗り分けられていて好印象!
付属の台車(2個付き)で転がし走行可能。
ポピー製では他にミニサイズの超合金(4種セット)や
大型プラトイ「ホットケソーサー」に付属のミニプラ、
ゼンマイで水上を泳ぐミニプラトイなどがある。
バンダイ製 プラモデル
4種類発売された¥100のミニプラモのひとつ。
その中身。
大きさはミニソフビと同じくらいで
口をパクパクさせながら転がし走行が可能。
タツノコアニメに登場するメカは
作品のカラーに実によくマッチしたものが多く
作品そのものの人気にも貢献しています。
そこにはリアリティ以上に必要なものがあり、
メデタインはリアルな潜水艦ではありませんが
「作品中のメカとは どうあるべきか」
…を考えさせてくれます。