登場作品:帰ってきたウルトラマン
全長:8m/全幅:7m/重量:2t
速度:60ノット(水上)・40ノット(水中)/乗員:2名
1971年、第2次怪獣ブームの火付け役となるべくウルトラマンは帰ってきました。
MATのメカデザインも マン、セブンに負けないくらいのハイセンスぶり。
マットサブも地味な存在ながらも明るいカラーリングで自己主張します。
S号、ハイドランジャーに倣った
ロングノーズなスタイルは純粋にカッコイイですね。S号やハイドランジャーと違い
縦横比が小さいのとセイル部の形状が相まってそのシルエットはスポーツカーの様。
そう言えばMATの車、マットビハイクルもスポーツカーでした。
両舷にある赤い部分は恐らくバラストタンクでしょう。空想メカだからといって
無軌道にデザインするよりはこういった‘リアルっぽさ’という調味料を巧みに
取り入れる事が優れた、心に残るデザインを生み出すものだと思います。
帰ってきたウルトラマン
…の1話と2話はご存知の通り連作となっており、怪獣タッコング等と共に
マットサブも登場、ウルトラマンの第1話でS号が登場したのを思い出します。
またマットサブは2号艇も同時に登場、この辺はウルトラ警備隊のハイドランジャーを
想起させます。第2次怪獣ブームの火付け役となった「帰ってきたウルトラマン」は
これまで以上にドラマ部分に力を入れつつも過去に培ったエッセンスを
巧みに取り入れた名シリーズだと思います。
バンダイ製 食玩&玩具
MATメカオンリーの食玩「ウルトラ超兵器」(画像左)はウルトラ警備隊メカに
続いての商品化で、マットサブも目出度くラインナップされました。
全5種だが残念ながらブラインド仕様なので中身は選べません。ガム1個付き。
2008年1月発売/定価:350円
画像右は当館開館当初から展示していたバンダイの玩具
「出撃!!ウルトラメカセレクション」。ウルトラマン〜帰ってきたウルトラマンの
PVC製メカが数種類セットされたものだが出来は総じて甘め。
1995年発売/定価:2980円
以下2つのマットサブを比較!
左舷
画像上:食玩/全長:約5.6cm
画像下:玩具/全長:約5.9cm
2つのマットサブには13年程の開きがあるので後発である食玩版の方が
プロポーション&ディティールが良好なのは仕方がないのですが、「〜セレクション」
のメカは当時の水準で見ても出来が良くないのでファンとしてはガッカリです。
(マーク類が無かったりマグマライザーが青かったり…etc)
上部および底部
左:食玩/右:玩具
食玩版はプラ製、玩具版はPVC製。
画像だと判り難いですが玩具版も上部にあるパネルがモールドされています。
食玩&玩具、両方の底部にはZ弾が再現されています。
マットサブの推進器→
前部上甲板両脇に4箇所ある小さなバルジはマットサブの推進器。
撮影用プロップを見るとノズルらしきものも造形されています。
前部および後部
左:食玩/右:玩具
やはり食玩版を手にしてしまうと玩具版はツライかなァ。
食玩版の商品全容
食玩版にはディスプレイスタンドが付属。ガッチリとホールド出来ます。
画像右にある全長:約3.5cmのマットビハイクルも付属!
またシークレットとしてマットサブ2号艇もあるのですが…。
1971年の初放映当時には商品化される事の
無かったマットサブ。1995年に出来は悪く
また員数合わせであっても立体化された時は
嬉しかったものです。あれから13年…
まさか2008年になってマットサブのマスプロ商品が発売されるなんて!