登場作品:出撃!
マシンロボレスキュー
80年台に玩具展開・アニメ化もされた「マシンロボ」が2003年、装いも新たに復活しました。
今回は初めからTVアニメと玩具を同時展開。ロボの作画は今時流行りのCGによって表現され、
21世紀の「新マシンロボ」としてスタートしました。
マシンロボ
80年代には「クロノスの〜」や「ぶっちぎり〜」と、2度アニメ化されたマシンロボですが
当時はアニメよりも玩具自体に興味がありました。特に¥600のシリーズは小さいながらも本体の一部に
合金を使用したり車のタイヤにはゴムを使用したりする等、同時期に展開されたトランスフォーマーを相手
になかなかの奮闘ぶりを見せてくれました。
2003年に復活した「マシンロボレスキュー」は最初からアニメと連動、基本設定でもあるレスキュー隊は
レッドギア・ブルーギア・イエローギアの3つの小隊で構成され、サブマリンロボはドリルロボと共に
イエローギアに所属、これによりイエローギアは水中と地中をカバーします。
ハイパーサブマリンロボ
玩具としてのマシンロボレスキューはかつての¥600マシンロボに近いサイズで、共通のジョイントを
内蔵する事により他のマシンロボに付属するサポートロボと合体可能。拡張性を持たせた商品内容となって
いるのですが、合体時の手足を他と入れ替えられるというギミックは既に古くから使用されているもので、
その自由度もあまり高く無く、思った以上に拡張性がありません(泣)
もう少し新時代に相応しいものを期待したかったのですが…。
肝心のサブマリンロボですが、ブルーギアのメカであるポリスロボ(パトカー)の焼き直しであり因数合わせ
的な感じが否めません。デザインも潜水艇っぽく見せてはいますが、作り起こされたデザインではないのも
手伝って残念ながら魅力に欠けたものと言わざるを得ません。いや、「個人的に」ではありますが(笑)
この後に展開される「ムゲンバイン」の方が魅力がありそうです。
バンダイ製 レスキュー合体シリーズ
番組放映開始当初のメイン商品でシリーズNo.7。
サブマリンロボと5台のアクアロボがセットされており、
「ハイパーサブマリンロボ」に合体可能です。
本商品の構造はシリーズNo.2の「ハイパーポリスロボ」と
同一で、そのあまりの変わり映えの無さにガッカリしてしまい
ます。他のロボと組み合わせて遊べるのですが、思ったよりも
自由度が低いのが残念な処です。 定価¥2500
六面図(マシンモード)
全長約9cm
車(パトカー)だったものを転用しているので、やはりムリがみえる。
シリーズ全体を通して見ても特徴の無いデザインなので面白味に欠けます。
作品中に於けるマシンモードの設定は
全長:6.6m/全幅:3.4m/全高:2.6m
約1/73ってトコですか(笑)
ロボモード
変型してロボモードに。やはり面白味に欠ける…。
大きさ的には かつて¥600で展開されたマシンロボを彷彿させるが、
商品のクオリティとしては負けていると思うなァ。
作品中の設定
全高:7.7m/重量:9.9t
顔アップ!
頭の上に潜水艦が乗っかっているみたい!
この辺のユーモアは昔を引継いでいます。
アクアロボ(マシンモード)
全長約8.2cm
サブマリンロボをサポートするジェットスキー型ロボ。
全く同じものが4台付属する。
作品中の設定
全長:6.0m/全幅:2.6m/全高:2.5m
ロボモード!
(一応)ロボに変型可能。
その顔はアクアラングを付けたダイバーみたいでチョット楽しい。
作品中の設定
全高:8.0m/重量:8.4t
ハイパーサブマリンロボ
5台が合体した姿。
両手足のアクアロボは同型なので、どこに何号機を使っても良い。
作品中の設定
全高:12.9m/重量:43.5t
必殺技:バブルスマッシュ、フィンガーフラッシュ
サブマリンロボ(単品版)
アクアロボを含まない廉価版商品で定価¥800
デザインを担当しているプレックスはバンダイの
系列会社で、戦隊ロボ等に代表される同社の
男玩の多くを手掛けているのですが…
所謂変型や合体等に於ける合理性や生産性を
高めたそのデザインワークは工業デザインとして
優秀ではあっても、商業デザインとしては
どうも無機質過ぎてこれは如何なものか?
…と思えてしまうのです。
多少不合理であっても消費者に対して強烈に
訴えかけるパンチ力を持ったデザインの方が
玩具としては正解の様な気がします。
いや、あくまで個人的にですが(笑)