70式メーサー殺獣光線車

登場作品:地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972

 

 

 

 

アオシマ製 新世紀合金

66式と同時期に発売されたアオシマの人気合金玩具シリーズの1品。

1/48スケールの大型モデルで電飾ギミックも搭載。66式から多分に流用可能とはいえ

劇中でもチョイ役だった70式をモデル化してくれたメーカーには感謝です。

後にリモコン化したモデルも発売されています。

 

2007年発売/定価:14800

 

 

SIDE VIEW

全長:約35.3cm

 

光線砲塔以外、基本的に66式と同一といって良いデザイン。

モデルは大型故に迫力満点!劇中以上の存在感を発揮しています。

↓折角なので牽引車・光線車を個別に撮ってみました。

牽引車は全長:約14.6cm

サイズが大きいだけあって転輪等の造形もそれなりに再現されています。

 

光線車は全長:約29cm(車台部は約19.5cm)

各部に印刷された文字類が良い感じですね。

 

 

ところでパッケージ裏面には…

劇中での要目とモデルの要目が記されているのですが、その表記には不明な点や誤りも。

画像左の装置車全長:14.5m(黄線)というのは光線砲の砲身を含めた全長なのですが、

隣に表記してある牽引車の全長と合わせた20.5mが連結状態の全長とはならないので

個人的には連結状態での全長も表記して欲しかったですね。

 

画像右のモデル寸法表記にある装置車の全長:145mm(赤線)は牽引車の全長。

牽引車の全長:90mm(青線)に至っては何処の寸法だか解らないといった誤表記も。

マニア向け商品なのだからこの辺もうちょっとこう…ねぇ?

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

このサイズになると牽引車のアッサリ感が際立ってきますね。

オリジナルで良いからディティールを追加したくなってきます。

牽引車底部には電池ボックスが。単3電池×2本を使用します。

ゴム製のキャタピラにより転がし走行が可能です。

66式よりスッキリした光線砲。

光線砲車の底部を見ると牽引車から電流を受け取るコネクターが剥き出しになっているのが

見た目的に少々アレなのですが玩具として見れば個人的には全く無問題。

ギミック用のスイッチは底部後方に。勿論転がし走行が可能です。

↓パッケージ裏面にある連結状態の上部

製品版とは多少異なっていますね。

 

 

FRONT & REAR VIEW

牽引車のライトはクリアパーツ使用で良いのですが、その間にあるラジエターグリルは

塗装処理なのでここを開口すればグッと引き締まるかと思います。

再現されたサイドミラーは軟質素材なのでポッキリの心配はありません。

光線車ついては車軸がまる見えなのが少々残念なところです。

むー、問答無用の格好良さ!デカイは正義だな(笑)

連結時にはコネクターも牽引車に接続。コードなんて気にしない気にしない。

 

 

ACTION

光線車の前輪は車軸の中心でステア可能。

砲塔は左右90度、砲身は画像の位置まで可動します。

パラボラ部は砲身の可動に連動して水平を保つ仕様となっています。

 

 

照射! 照射!

光線車底部のスイッチを入れると砲身が発光。

リレー回路搭載で砲身部の基部から先端へと光が流れます。

尚、パッケージでは牽引車のライトも光っているのですがモデルには反映されず。

パッケージにも光らない旨が明記されてはいるのですが…。

 

 

66式との比較

特撮リボルテックの66式と比較。

70式は光線砲のデザインが簡素化されていますね。牽引車は共通とみて良さそうです。

70式は66式と比べて安っぽくなった」というのは少々意地悪な見方かもしれませんね。

パッケージにある解説文によると軽量化したとの説明が。上手い事考えるもんです。

 

 

謎の70式?

さて、「ゴジラ対ガイガン」には劇中前半でアンギラスを撃退した66式と

後半ガイガン&ギドラに応戦する70式以外にもう1台、謎の光線車が登場します。

 

光線砲塔は70式と共通なのですがドーム部は66式同様に水色となっており、

パラボラ部先端のレンズとそれを繋ぐ4本の支柱が撤去されているという、言うなれば

70式を更に簡素化した様なスタイリング。画面に映った次の瞬間にはキングギドラに

破壊されてしまうので残念ながら全くと言って良いほど印象には残りません。

製作側の都合で登場したメカなのでしょうがメカファンとしては70式U型、

或いは乙型…なぁんて妄想が膨らみ大変興味深いです。

 

ところで「ゴジラ対ガイガン」に登場する66式は「サンダ対ガイラ」のフィルム

からの流用というのもあって66式メーサー車の格好良さを堪能する事も出来るのですが

70式は?となるとホントにチラッと映る程度なのが残念無念。牽引車と切り離された

固定砲台状態、しかも砲身も後方を向いた状態なので一瞬別のメカかと思えてしまいます。

70式登場シーンのイメージ図→

新世紀合金は砲塔が後ろに回らないのでリボルテックの66式で代用。

因みに先述の簡易版70式もこの状態で登場しています。

 

 

 

 

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