火星人の円盤

MARTIAN FLYING SAUCER

関連作品:マーズ・アタック!(1996

MARS ATTACKS!

 

 

 

 

トレンドマスター製 プラトイ

ティム・バートン監督によるレトロ風味の地球侵略コメディ映画に登場する

火星人の円盤が玩具的アレンジを施されて商品化。トレンドマスター社はこの時期

「ID4」や「ギャラクティカ」等も商品化しておりSF玩具界を盛り上げていました。

日本国内でもやまとより輸入販売されていたので比較的入手し易かった様です。

 

1996年発売/定価:?

 

 

SIDE VIEW

全長:約22.5cm

 

映画に登場する火星人の円盤は1950年代のSF映画に登場する円盤をオマージュした

ものなのでその外観はシンプルそのものなのですが、玩具にする際にはそのまま

モデル化すると味気無いものとなる事必至なので色々とアレンジを施してあります。

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

上部中央のドーム部は劇中と異なりコクピットのキャノピーとしています。

キャノピー内にはコクピットも造型、後述する付属の人形が搭乗可能です。

底部後方には電池ボックスが。単3電池×3本使用で音と光のギミックが作動可能に。

 

画像右はリサ・マリー演ずるマーシャン・スパイガールのフィギュア。(別売)

当時(一部で)結構な人気がありましたっけ。

 

 

FRONT & REAR VIEW

基本的には側面と変化の無い前・後部。

上部後方にある台形部分がギミックの作動スイッチになります。

スケール感は無いですがコクピット内の火星人がカワイイですね。

個人的には劇中通りのスタイルでも全然構わないんだけど

やはり子供向け玩具なのでこういったアレンジは必要なのかな…と。

 

 

元ネタとなった円盤→空飛ぶ円盤の展示室へ!

1956年の映画「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す」に登場。

(画像をクリックすると展示室へ入れます)

 

「マーズ・アタック!」は、監督によるこの辺りのSF映画への偏愛ぶりが楽しい作品で

「世紀の謎〜」からは円盤のデザインのみならずワシントンのオベリスクが

破壊されるシーンも再現されていました。

 

 

ACTION

中央部にあるキャノピーが開閉し火星人のフィギュアを取り出す事が可能。

身長:約5.4cmの火星人は腕と脚の付け根が可動します。

また先述の電池によりナゾのサウンドと共にコクピット内が点滅発光します。

 

 

ランディングギア展開!

底部3ヶ所にある着陸脚が展開可能、基部がラチェット機構なのが嬉しいところ。

着陸脚のデザインも一応劇中を参考にしているみたいです。

 

 

ミサイル発射!

機体底部中央のハッチを開けば2連装のランチャーが現れミサイルを発射可能。

ミサイルの弾頭には畜光部品が使用されているので暗闇でボワンと光ります。

残念ながら中古機だった為に当モデルはミサイルが欠品してました(涙)

尚、付属のミサイルは予備無しの2発のみとなっています。

 

 

ミッションディスクが付属!

モデルにはwindows 3.1/95対応のフロッピーディスクが1枚付属。

ちょっとしたゲームが出来るみたいですね。ディスクは全3種らしいです。

 

 

シンプルながらも味わい深い…?

同時期に公開された「インディペンデンス・デイ」に登場するエイリアンの円盤に

代表される様に昨今の異星人メカのデザインは複雑化するのがお決まりなのですが

高度に進化した異星人が造るものならばより合理的に、よりシンプルな形状になると

思ったりします。 トレンドマスター版・火星人の円盤は劇中のイメージから

外れ過ぎない様にアレンジを最小限に抑えた感じがして結構気に入っています。

 

TOPPS版マーズ・アタック!のドゥームソーサーはコチラ

画像をクリックすると→ドゥームソーサーの展示室へ!←展示室へ入れます。

 

 

クァッ! クァーッ、クァクァ!

(チキュウ ノ ミナサン ニゲナイデ!)

殆ど遊び半分で地球人を殺しまくる火星人のみなさん。

画像は同じトレンドマスター製の単品フィギュアで電池によるトーキング機能を搭載。

劇中では背が低く、頭と手足のバランスがチンチクリンなのが可愛いかったんですが

フィギュア化にあたっては若干マッチョなイメージとなっていますね。

 

 

DVD!

バートン:「大統領とあと数役を考えているんだけど何の役やりたい?」

ジャック・ニコルソン:「全部」

 

もう出演している人が皆、嬉々として演じているのが見て取れる楽しい作品。

その楽しさのベースとなるのは古き良きSF映画への愛が溢れたビジュアルや

ストーリーだったり。 現代に於いてはマジで作るのが少々憚られる宇宙人侵略モノ

ですが、喜劇として開き直りつつ様々な立場の人物がそれぞれの視点で

火星人たちの襲撃に取り組む作劇・演出は巧妙にして見事。

同時期に公開された「インディペンデンス・デイ」のマジで大袈裟な作風よりも

片意地張らない、好感の持てる仕上がりとなっています。

 

いや、もしかしたら「インディペンデンス・デイ」も

エメリッヒ監督渾身のギャグ映画だった可能性もありますが…

 

 

 

 

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