‘マリア'
MARIA

関連作品:メトロポリス(1927

METROPOLIS

 

 

 

 

メズコ製 アクションフィギュア

サイレントスクリーマーシリーズ

 

無声映画時代の古いクリーチャーを現代風にアレンジして立体化したシリーズの1品で、

エジソン版フランケンシュタイン(1910)や、ジキル博士とハイド氏(1920)等と共に

メトロポリス(1926・※)に登場したロボット・マリアがラインナップされました。

 

スポーン以降に流行ったアート志向の強い、動かして遊ぶより飾って楽しむ方向性の

アクションフィギュアで、台紙にはスタッフ名を記すほど意識は高めとなっています。

日本国内ではレッズより輸入販売されていました。

 

※パッケージにもある1926年の表記は制作年で、劇場公開は1927年だそうです。

 

2001年発売?/定価:2480円(日本国内での販売価格)

 

 

 

 

FRONT,SIDE & REAR VIEW

全高:約19cm

 

モデルは劇中に登場するマリアを現代風?にアレンジしたものなのですが、やはり面影は

色濃く残す方向性で造型されています。 オリジナルは着ぐるみなので中に人が入る関係で

体形も人間っぽかったんですが、モデルはその辺を考慮せずかなり細身なデザインに。

 

オリジナルより複雑化して非人間化を高めたボディのディティールも好みが分れるところ

かもしれませんが、顔のデザイン&造型に関してはオリジナルより人間化を進めた感じ。

尤もこの辺も好みでしょうが…これはこれで受容する方向で楽しむのが吉ですね。

 

 

 

 

ACTION

 

アクションフィギュア故に関節が首1軸、肩2軸、手首1軸、脚の付け根1軸、膝2軸の

合計13ヶ所で可動するのですがデザインの関係からか肘が可動しないのが何とも残念。

脚の付け根もデザイン優先のV字型なので動かすとイメージから離れ躍動的なものに。

 

 

 

 

Industrial Throne Docking Station

 

モデルにはマリアに合わせた結構大型な簡易組立式の椅子型ベースが付属。

劇中イメージを膨らませ20本のケーブルを介してマリアにパワーを送るという趣向。

膝2軸の可動が効いているので、やや大股ではありますが着座姿勢も決まります。

 

 

リラックスな感じでパチリ→

 

遊びとしては、まぁ…この辺が限界かな?

 

 

 

 

DVD!

 

著作権の保護期限切れなんですかね、昔の映画のDVDって廉価で出るケースが多いので

そのまま気軽に買えちゃうんですよね。 画像は119分版なんですが、その後150分版が

ソフト化されたんでその内鑑賞せねば。 でも3時間近い全長版は出ないんだろうなぁ…

 

基本、大昔の無声映画なんで鑑賞するには若干の根性を必要としますが当時とは思えぬ

深いストーリーに大掛かりなセット内を蠢く大勢のエキストラ、そしてマリアを始めと

するハイセンスなビジュアル。 SF映画の教科書の1ページ目に出てくる作品です!

 

 

 

 

アレンジあるも、コレはコレで

 

ご存知の方も多いですが‘マリア'という名はこのロボットが変身する人間の女性の名で

あってロボット自体に名称は無いのですが便宜上マリアと呼ばれる事が多い様です。

 

これまで不思議と商品化に恵まれなかったマリアですが、アレンジされているとはいえ

こうしてアクションフィギュアになったのは目出度い事なのかもしれません。

いつの日かオリジナル・マリアのアクションフィギュアが出るといいなぁ。

 

 

 

 

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