登場作品;青の6号
速度;45ノット(水中)
安全深度;450m
マラコット号は「青」に所属する正義の潜水艦です。
フリント少佐を艦長とするマラコット号は「青の3号」と呼ばれ
敵であるヤマトから脱出したフリッパーを救助したりしました。
大英帝国の潜水艦
マラコット号はイギリスの原子力潜水艦なのですが、ずっとフランスだと思っていました。
その名は青の本部がある海底のマラコット火山と同じですが、シャーロックホームズの著者コナン=ドイルの
小説「マラコット深海」あたりから名付けられたのかもしれません。英国つながりですし。
鯨のようなシルエット
サブマリン707に「モビーディック」というマラコット号とよく似た潜水艦が登場するのですが
これが元となっている様です。「モビーディック」は名前も鯨そのままですね。
作中ではあまり活躍する機会が無かったのですが個人的には一番好きです。
当時プラモデルを発売していたイマイの評価も高かったのか、マラコット号はゼンマイ動力で潜行するという
青の6号のシリーズでは最もグレードの高いモデルでした。
イマイ製 プラモデル
…の中身で、トップにあるのが箱絵。
ここで紹介するのは1990年3月に再販されたもので、初版は
ゼンマイ動力だったが別名で再販された際に幾つか仕様が変更
され、セイル全部の開閉式ミサイル発射機は格納庫に、ゼンマ
イ動力はゴム動力に変更された。本商品はそれに準じている。
定価¥600(再販)
完成図(説明書より)
全長約27cm
全体の雰囲気が判る。
全部にある開閉式ハッチは初版では箱絵にある様にミサイルが
再販時には小型艇を格納していたが、
この最後の再販版では何も無い状態となってしまった。
コーバックを差し置いての大型キット化でしたが
やはり出番の少なさが原因か人気の方は
今一つと言ったところでしょうか。
個人的にはかなり高評価の潜水艦なのですが
既にイマイは倒産してしまっているので
再販される可能性は極めて低い状態です。