マックシャーク

 

 

 

登場作品;ウルトラマンレオ

全長;65m

速度;50ノット(水上)

   37ノット(水中)

乗員;23名

 

 

 

 

 

1974年 既に第2次怪獣ブームは斜陽にあり、今思えば

前作タロウはその総決算であり本作レオはカーテンコールだったのかもしれません。

複数種の戦闘機、車、ドリル戦車、宇宙ステーション、そして潜水艦…

最後を飾るに相応しいラインナップ。

この後ウルトラサブマリン玩具は長い間潜行する事になります。

 

そのデザイン

 

*  マックのサメ

そういえば確かこんな形の鮫がいた様な…船体に走る青いラインは背骨や肋骨などに見えなくも
ありません。アイアンフィッシュに比べれば随分アカ抜けたと思います。

派手なカラーリングとあちこちにアクセントを付けたデザインなので見ていて飽きが来ません。

飽きが来ないデザインと云うのは玩具にとっては重要な事ですよね。

 

*  某宇宙戦艦の影響か?

 玩具では解り辛いのですが、セイル部の形状は松本○士の漫画に出てくるデザインそのもの。

やはりヤ○ト人気の影響でしょうか?そういえば本編はスポコンみたいな感じだったし、この時期

のアニメの躍進ぶりが伺えます。

 

*  最大の欠点は やっぱり本編に登場しない事

 マックシャークよ、お前もか!(涙×2)

 

…で、玩具

 

 

 

タカトク Z合金版

 左舷 全長約13cm

 独特のスタイリングをよく再現している。

 本来半透明の部分を黄色に、赤い艦橋(?)を銀メッキにと

 玩具的配慮が為されていて個人的にはプロップより配色センス

が良いと思う。

 

 

 

 

 上面 

確かに生物的。プロップよりスマートな印象だ。

 プロップは艦首から中央部にかけてかなりグラマラスな曲面

構成をしているのだが、玩具のスマートな造形も棄て難い。

ってゆーか こっちの方がカッコイイ。

 

 

 

 

 下面

 転がし用車輪の引き込みギミックがある。

 本来無用なギミック(車輪は必要!)だと思うのだが

 ここはメーカーのサービス精神と評価したい。

 一つの商品に少しでも手間をかけ消費者(子供)と対話する、

 その心意気やヨシ!

 

 

 

 艦首が開くと椅子がある。

 え?イス?

 そーか、操縦席を再現したかったのだな?

 分かるゾ、遊び手が感情移入する為の大事なポイントだナ!

 中央両側には魚雷発射口が。当館所蔵の艦は残念ながら中古

 艦なので魚雷が無かった。残念!

 因みにうすいメタリックブルーの部分は本来赤色である。

 

 

 

 

 右舷後方

 魚雷発射スイッチは上部でなく後部にある。

 尾翼のMACマークは良いアクセント。

 やっぱマークは必要だね。

 

 

 

 

 

 

この時期、男児玩具のメインはキャラクターの合金玩具となっており

 

タカトクも参入。レオ玩具をメカ中心に積極的に商品化しました。

 

大型のプラトイ「ホビックシリーズ」では残念ながらマックシャークは

 

商品化されませんでしたが、この後タカトク合金シリーズは

 

タイムボカンシリーズでブレイク!

 

ポピーに次ぐ品質と商品点数を誇る合金メーカーに成長。

 

マックシャークはその後のタカトクの躍進を感じさせる

 

確かな技術と、センスと、サービス精神の結晶です。

 

これで本編で大活躍してくれていれば…

 

 

 

 

 

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