マッハボート
T・U型

 

 

 

 

 

メーカー:不明

動力:ゴム

 

 

 

 

 

駄玩具だからと侮る事なかれ!

玩具が元気だった時代には、駄玩具の中にも

子供騙しでは終らせない「粋」な玩具がありました!

 

 

 

パッケージ(T型)

本来はビニール袋に入っています。

 

台紙の左上にPのマークが見えます。

恐らく社標と思われますがメーカー名は判りませんでした。

 

 

左舷

全長約16.5cm

スティングレイを参考にしたと思われます。

 

デザイン以上に注目したいのはそのカラーリングで、

全て成型色で表現されたその色数は後述するスクリューを含めるとナント7色にも及びます。

高価な玩具やプラモならともかく低価格の駄玩具に於いてはチョット異例の多さと言えます。

 

そのセンスも結構なもので、

キャノピーにはクリアグリーン、その左右にある銀色のライト(否、兵器か?)

の先端にはクリアレッドとクリアだけでも2色を使い分ける念の入れ様!

お陰で大変見栄えが良くなっています。

 

7色成型という事は単純に金型が7つ必要な訳で普通に考えればコストが高くなる為に

駄玩具等の低価格商品でこれをやるのは難しいのですが、

複数の商品と共通の部品を設けるとか或いは金型そのものを他の商品と共有する

(例えば4種類の商品の黄色の部分を1つの金型にまとめ黄色で成型した後に4つに切断する)

…等の工夫でこれを実現している例もあります。アオシマの合体プラモなんかがそうですね。

あと、1つの金型で同じ部品を1回のプレスで沢山成型させる場合もあります。

 

 

上部

まんまスティングレイ(笑)

 

艇首にモールドがあるのですが…見難いですね。

キャノピー後方のスリットや丸穴は水抜き用でしょうか。

 

 

前部および後部

こうして見るとキャノピー横のライトだか兵器だかが良いアクセントになってますね。

 

後部のノズルからV字に張り出した補機?もイイ感じです。

 

 

船外機?を装着

先端の突起にゴムをかけ、スクリューと結びます。

これにより水上航行が可能となりますが…モーターボートみたいに見えますね(笑)

 

後部にある緑色のノズルを外せば船体が上下にバラせるので、

中に発泡スチロール等を入れれば水中航行も可能になると思われます。

 

 

U型

こちらは水上戦闘機然としたデザイン。

 

 

左舷および上部

全長約16cm

T型同様の多色成型で非常にカラフルです。

 

翼端のフロート部?の裏側にも水色のパーツが用意されていて、

この辺がT型より進化しています(笑)

 

 

前部、後部および船外機装着

後部のノズルはT型と共通に見えますが別物となっています。

 

 

T型に関しては、ここで紹介した以外に

船体上部が白色成型のものがあるので

もっと他にも色違いがあるかもしれません。

 

ちょっちワイドに。駄玩具にしてはナカナカの格好良さ!(画像はT型)

 

入り口  ロビ

 

 

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