登場作品:スピードレーサー(2008)
マテル製 1/24ホットウィール
マッハ5と並んで本作の主役メカを努めるマッハ6。ミニチュアカー寄りの方向性で
造形されたマテルの1/24ホットウィールシリーズにマッハ5に続きマッハ6も登場。
マッハ6のデザインの格好良さ、面白さを味わえるモデルとなっています。
2008年発売/定価:$?
SIDE VIEW
全長:約20.4cm
日本人にも馴染み深さを感じるマッハ5とは異なり独創的なデザインで攻めるマッハ6。
それでも側面のシルエットはプロトタイプカー然としておりそこはかとない安心感も。
ボディに比べ少々タイヤのサイズが小さく感じるかな?
TOP & BOTTOM VIEW
三叉の矛を思わせるフロントはオリジナル・マッハ号以来の意匠を意識したものに。
リアに向かって絞り込まれていくボディと大きく張り出したリアフェンダーが
マッチョ且つグラマラスなシルエットを醸し出しています。
底部はアッサリしていますがリアタイヤ前部のシャーシの造形は空力を考慮した感じに。
当然の事ながら転がし走行が可能となっています。
特徴的なサスペンション→
サスペンションと一体化した前輪は左右独立してカウル上部に取り付けられています。
‘M’の意匠も見て取れる独創的なサスペンションは後輪も共通となっており、
それぞれが独立してステアリング可能な4WS車という設定。
但しモデルでは強度の都合なのか後輪はシャフトで左右が繋がった造形となっています。
FRONT VIEW
片側3灯のヘッドライトは残念ながら塗装処理。左右のフロントカウルを繋ぐウィングは
二重構造となっていますがデザインの関係上、少々角度が付き過ぎかも?
ディティール面ではインダクションポッドがやたら肉厚だったり、リアフェンダー前方の
空気取入口が開口されていなかったりするのが残念至極です。
ボディラインの造形が素晴らしいだけに余計に気になってしまうんですよね…。
↓パッケージ裏面のイラスト
先述のリアフェンダー前部が開口されていれば印象がドカーンと良くなったかと…
REAR VIEW
非常にマッチョな印象のリア。
中央にあるノズルを見るとジェットエンジン搭載かと思われます。
曲面主体のボディに合わせるようにリアウィングのデザインも曲面構成に。
ヘッドライト同様にテールランプも塗装処理なのはで仕方ないところでしょうが
フロントフェンダー側面の空気の抜け口が黒く塗装されているのは良心とみるべきか。
ACTION
コクピット前部のカウルが開閉可能。ドライバーの乗車降車を助けます。
コクピット内部もソレっぽく再現されていて良い感じ。
マッハ5と2ショット
本モデルと同じシリーズの1/24ホットウィール版マッハ5とパチリ。
懐かしいものに新しいものを織り交ぜた映画「スピードレーサー」は
「ディック・トレーシー」的映像にCGアトラクションを足した様な内容でしたが
(大方の予想通り)評価はイマイチでした。レースシーンは正にホットウィールを
コースで走らせている様で楽しかったんですけどね。「カーズ」もそうですが架空世界の
レースムービーってのは一般受けし難いのかもしれませんね。
スルーするにゃ勿体無い格好良さ!
マッハ6の商品は玩具色の強い造形のものが多く、そのデザイン的な魅力を見る者に
伝え切れていなかったと思います。そんな中にあって本モデルの基本造形は大変良く
出来たものとなっており、それまで気付かなかったマッハ6の魅力を届けてくれます!