エルガイム mk-U

L-GAIM mk-U

登場作品:重戦機 エルガイム(1984

 

全高:26.5m(頭頂高:22.6m)/全備重量:36.8t/乗員:最大1名

(劇中設定による)

 

 

 

 

バンダイ製 ハイコンプリートモデル14

 

エルガイム、オージェ、ランドブースター付エルガイムに続いて4つめにHCM化された

マークUは1/144スケールの半完成品というお手軽モデルにしてプローラーへの変形も

可能という仕様。 因みに展示モデルは1996年に再販されたものになります。

 

1984年発売/定価:2800

(定価は1996年時のもの)

 

 

 

 

FRONT VIEW

頭頂高:約16cm

 

総じて華奢なヘビーメタル(以後HM)、後半の主役メカであるマークUも新たな格好良さ

の概念を模索した様なデザインで、単体ではヒーロー然な力強さよりも不気味さを含んだ

印象。 背部のランドブースターと腕のバインダーを装備させる事で完成する感じですね。

 

 

 

 

SIDE & BACK VIEW

 

胸板も薄くスリムそのものな側面ですが、身体を支える足首の前後幅を大きめとしたのは

商品化を考慮したある種、伝統のテンプレなのかも。 背中を見るとランドブースターを

取り付けるジョイント部や首裏のチューブの造型も設定に沿ったものとなっていますね。

 

 

 

 

REAR VIEW

 

背中を大きく覆うランドブースターや左腕にマウントされたバインダーはリアの

デザインを格好良くし、尚且つアニメの作画的にも助かる一石二鳥なアイテム。

幅はそのままで高くなった全高をバインダーで調整している感じですね。

 

 

 

 

ACTION

 

2つ目となりマークT以上に縦長となった頭部の造型は当時にして中々良好なんですが、

その形状故か残念ながら首を左右に振る事は不可で見上げるのみとなっています。

また正位置でもやや見上げた感じとなり俯きも不可というのが個人的な不満点。

 

 

 

 

肩・腕部

 

肩の関節は基本2軸で可動するんですが(変形用にもう1軸アリ)腕部の横への開きと

肘の曲げ角度に関しては画像左の通り非常に限られたものとなっているのが本モデル

最大の弱点と言えそう…前腕のロールやHCM恒例の指可動は良いんですけどね。

 

あと画像右の様に肩のスイング機能が無くても両腕がクロス可能なのもプラスな点かな?

因みに手首も可動しますが本モデルでは右手首がキツキツで動かす度に冷や汗が…

 

 

 

 

胴・脚部

 

開脚範囲は画像左の位置まで。 各部を調整すれば脚部の前後可動は相当な範囲で可能に。

膝は二重関節で曲げ角度は画像中の位置まで。 ラバー製の胴部は左右に旋回可能です。

また足首は爪先と踵が独立して可動しますが左右への捻りは不可となっています。

 

 

 

 

 

付属のバスターランチャー

 

差し渡し22cmもあるバスターランチャーは迫力満点。

マークUと接続する際はコネクター部を付属のエネルギーチューブ付のものに換装し、

エネルギーチューブ先の端を下腹部の穴に差し込みます。

 

 

本体右のレバーとピボットは可動しますが格好良く構えさせるのは少々難儀な感じです。

 

 

 

 

プローラーに変形

 

変形と言っても然程複雑ではなく、マークU本体はゴッドバードを表裏逆にした感じ。

その中で肩を90度後方へ回す工程があるんですが、そのままでは肩が本体側と干渉して

可動しないので一旦、肩を引き出す必要があります。(肩部はピンで差し込んでいるだけ)

 

 

バスターランチャーはバインダー同様、腕部に取付ける事が可能。 ロボ時もそうですが

プローラー形態もバスターランチャーとバインダー込みなデザインという感じですね。

 

 

両肩と脛にあるフックを活用すればマークTと連携させる事も可能です。

 

 

 

 

お手軽さが最大の魅力

 

本モデルにはコクピットの一部を構成する小型飛行ユニット、スパイラルフロー‘ビュイ'

も付属するんですが誠に残念ながら胸のハッチは開閉しないので収納は不可に…

 

HCM版マークUは形状こそ当時にして良好なものだと思うんですが、その新しい

デザインラインをまだモノにし切れなかったか関節可動に関しては今一歩な感じかな。

お手軽な完成品に諸々求め過ぎるのはHCMが持つポテンシャルの高さ故って事で。

 

 

 

 

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