宇宙鉄人 キョーダイン

1976年4月2日〜1977年3月11日(全48回)

 

「キョーダイン」と呼ばれるスカイゼル&グランゼルは葉山博士がダダ星人によって

肉体を奪われた2人の息子、葉山譲治と弟・竜治の人格を移植した‘サイバロイド’で

飛行機や車両、或いはミサイルにも変形可能な能力でダダ兵団との戦いに挑む。

 

「キカイダー」では変身物の態を採り「ロボット刑事」では変身を捨て…と完成形を模索

する等身大ロボット物ですが「キョーダイン」ではマスクが開き内部のモニターに役者の

顔を映し出すという変化球を披露、当時の超合金ではこのアイデアが反映されました。

 

 

 

 

スカイゼル

全高:約13.7cm

 

スカイジェット&スカイミサイルに変形という事で飛行機的な意匠を持つ兄・スカイゼル。

上半身にボリュームを持たせるスタイルはこの頃流行ったアメフトの影響ですかね?

 

ソフビの造形に関しては画像の通りこの時期にして完璧、背部の塗装が省略されているのは

残念ですがこれは現在に至る迄の定番コストカット案件なんで不問としましょう。

上腕&太腿の銀をメタリックブルーとした玩具的アレンジも無ストレスです。

 

 

 

 

グランゼル

全高:約13.4cm

 

グランカー&グランミサイルに変形するという事で車両の意匠が目立つ弟・グランゼル。

スピード感のあるスカイゼルに対して胸にエキゾーストパイプを持ってくる事で力強さを

演出、マスクもラジエターグリルっぽく眼の形もライトっぽいのが興味深い処です。

 

スカイゼル同様にソフビの出来は文句無し。 当時の超合金は金型技術の限界かギミック

優先の体形だったりするんで人形として楽しむにはソフビの方が良い感じですね。

 

両腕と腰が可動する定番の4ピース構造。

 

肩パット?以外、共通項が少ないのに兄弟に見えるデザインワークが面白いキョーダイン。

この頃になるとスタンダードサイズのソフビはめっきり出なくなりましたがミニソフビより

2周り程大きくて胸にレンズを仕込んだシリーズに2体共ラインナップされていました。

 

 

 

 

ゴンベス

全高:約9.3cm

 

キョーダインをサポートするロボット・ゴンベス(声:和久井節緒)は葉山家の三男・

健治(小学生)の相手も勤めるヤリ手。 頭部(&ベース円盤基地)のデザインはやはり

当時流行していたUFOを意匠化、アメフト&UFOってよく採用されてましたよね。

 

モデルの頭部は構造上、目のある部分と円盤部が独立して可動。 これに胴体と両腕を

加えた都合5ピース構造となっています。 赤い目が一寸怖いですが本編でも赤く、

当初は白目に黒点だった超合金のゴンベスも2版目では赤くなっていました。

 

 

 

 

飛べ、兄貴! 走れ、弟!

 

スカイゼルはスカイジェット(画像右上)&スカイミサイル(画像右下)に変形、

グランゼルはグランカー(画像右下)&グランミサイル(画像右上)に変形しますが

基本的に兄が上、弟が下なんですね。

 

 

 

 

ポピー製 熱血セット

 

単品売り以外にも画像のセット版が出ていました。 単品版との差異は無い様です。

プラ製のスカイジェット(全長:約6.6cm)&グランカー(全長:約6cm)も

付属するというお得な内容が嬉しかったりです。

 

1976年発売/定価:不明

 

 

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