カバヤ製 食玩 宇宙連合軍
ビッグワンガム辺りを祖とするカバヤのプラモデル系食玩の1つ。
メーカーのセンスが問われるオリジナルSF物ですが複数弾に渡って展開されていた
ところをみると当時それなりの成功を納めていたとみて良さそうです。
正確な発売時期は不明ですが80年代初期と思われます。
?年発売/定価:100円
SIDE VIEW
全長:約11.6cm
基本的に平面を主体とした構成のシンプルな機体ですがコクピット後方上部にある部位が
F1マシン等に見られるインダクションポッドの様に見えます。機首下部から前方に
突き出ているのは機銃の類かと思われますがこの辺はアニメメカの影響でしょうか。
TOP & BOTTOM VIEW
中途半端なカナードを装備し水平尾翼を持たないスタイルの双発機。
主翼下にはミサイルを1発ずつ計2発装備と戦闘力には若干の不安が(笑)
造形的には全体に走るモールドが良い感じで間延びするのを防いでいます。
FRONT & REAR VIEW
開口された機首の意味合いは不明ですが先述のインダクションポッド的部位には
センサーっぽいモールドが入っています。両サイドのインテークも奥まったところに
モールドを設けてあり、たかがオマケと馬鹿に出来ない細かな仕事ぶりを見せつけます。
更にクリアパーツこそ使用されていませんがキャノピーはウィンドウ部分を抜いた
フレーム部分のみでパーツ化。こういった造形面でのニクイ演出が何とも嬉しいです。
垂直尾翼は2枚式ですがテールコーン上部や底部にも小さな整流板が。
下反角を付けた主翼等も含めデザイン面に於いても設計者の拘りぶりが覗えます。
宇宙迎撃戦闘機という事ですが間違いなく大気圏内でも活動可能ですね。
製造前
全体的にシンプルながら細かなパーツがモデルの完成度を高めています。
画像右のシールも付属しますが機体デザインとは一寸合わないかなぁ。
ACTION
何と底部のランディングギアが展開可能!タイヤも回転します。
着陸、キャノピー開閉!
お、駐機状態も良い感じ!キャノピーも開閉可能です。
コクピット内部にはシートも再現されていますがパイロット人形は無し。
スケールは1/144くらいとみて良いかな?
ディスプレイ台が付属
パイロットは乗っていませんが飛行状態でディスプレイが可能です。
強力ラインナップ!
バラエティ豊かなラインナップ!窓から中身が選べるのも良心的ですね。
↓箱の横には(5)地上装甲車と(6)宇宙重爆撃機の活躍想像図も。
宇宙重爆撃機はラインナップ図をみるとクラッシャージョウのミネルバかと思ったんですが
イラストでは上図の様な格好に…ミネルバもどきの方が格好良いかな?
スペースインターセプター?
個別の名称が与えられていないのが少々残念な宇宙迎撃戦闘機。
アニメに出てくるメカをパクッたデザインなのかとも思ったのですが
パッと思いつかないところをみるとカバヤオリジナルデザインなのかもしれません。
突飛な中にも保守的な部分を持ち合わせたデザインで中々の佳作機だと思います。