ドイツ陸軍 Y号戦車‘ティーガーU'(1943)
全長:10.28m/車体長:7.38m/全幅:3.75m/全高:3.09m/重量:69.8t
速度:38km/h(整地)・20km/h(不整地)/乗員:5名
NEW-RAY製 1/32ミリタリーフォース
ダイキャストとプラスチックから成る軍用メカシリーズの1品で対象年齢は3歳以上。
それ故マニア向けの所謂ミニチュアモデルとしてではなく、飽くまで玩具としての性格を
持たせたモデルなんですが全体的には対象年齢以上の高いレベルで纏め上げています。
1998年発売/定価:?
SIDE VIEW
全長:約25cm(砲身含む)/約20.5cm(車体長)
全体のフォルムは玩具として上出来。 敢えてケチを付けるなら砲身が短いところ
なんですが然程気にならない様、諸々せめぎ合った結果の長さかと思ったり。
反面、千鳥転輪や予備履帯、迷彩塗装などの再現には妙な拘りを見せています。
因みに箱のスケール表記は1/32となっていますが車体長から換算すると実際は1/36に。
んー、この辺アバウトだなぁ。
TOP & BOTTOM VIEW
上部から見るディティール表現は玩具としては中々のもの。
シルバーの塗り分けを頑張っちゃう辺りは玩具屋魂に火が付いた故か?
砲塔はプラ製ですが車体上部はダイキャスト製でガッチリ感が気持ち良かったりです。
底部はこんな感じ→
プラ製の底部には電池ボックスを装備、単3電池×2を使用します。
電池ボックスの後ろにはスピーカー穴が見えますが…
FRONT VIEW
砲口が開口されてない、ライトやフックの造型が適当、7.92mm/MG34がまるごと省略等々
フォルムは兎も角、上&側面に対してディティールが甘すぎるのが何とも残念な前部。
力の抜き所が正面に来ちゃった感じですかね…こんな固体もあったと納得しますか。
「前面装甲はダイキャスト製!」…とか言えば聞こえは良いかも?
REAR VIEW
前部と違いプラ製の後部はディティールの再現もそこそこな感じに。
中央にあるのはギミック用スイッチになります。 因みに車体番号の233は
フランスのソミュール博物館で展示保存されているティーガーUと同じだったりします。
ACTION
砲塔は旋回可能、砲身も上下に可動します。
戦車なら絶対欲しいギミックですね。
突撃!
先述の電池ボックスに電池をセットして後部のスイッチをONにすれば走行開始。
前進のみなのは良しとして、底部にあったスピーカー穴から何らかのサウンドが
鳴るもんだと思っていたのに実際はモーター音のみ…これはどーゆー事?
付属の兵隊人形
モデルには画像にある3体の人形が付属、身長は士官で約5.3cmになります。
ちゃんと背面も塗装されており、子供向け玩具にしては良く出来た造型なんですが
中途半端なポーズが気になるところ…他アイテムからの流用なんですかね?
キューポラが開閉して士官人形を入れられると面白かったんですけどね〜
内箱で飾るも良し
内箱には画像の様に写実的なイラストが。 このまま飾るのも充分アリですね。
因みに車体は止め具を介してビス固定されています。
贅沢を言えばキリがない
電動走行するキングタイガーの玩具としてはサイズを含め充分な出来の本モデル。
これにプラモデルやマニア向けミニチュアモデルの様な精密ディティールを求めるのは
筋違いですね…ところで無用なスピーカー穴等を見るに過去商品の仕様変更品だったり?