こちらではバンプレスト製プライズ「ドラマinジオラマ JOJORAMA vol.1＆vol.2」を
使って簡単に「ジョジョの奇妙な冒険 第４部」をプレイバックしています。
JOJORAMAに於ける杜王町の位置関係図
杜王町（線路を南下すると至るＳ市のベッドタウン）
人口：58713人（※）／町花：フクジュソウ／特産：牛タンの味噌漬け
※1994年の国勢調査による（1999年時の広瀬康一の話によると53000人ほど）
杜王駅の利用者数：１日5000人／年間の来訪者数：約20万人
毎年７月１日に海＆川開きが行われ、観光収入の７割が７＆８月に集中
宅地開発時に送電線ケーブル類は地下に埋設
空条承太郎！ 東方仗助に会う
物語は1999年春、ぶどうヶ丘高校へ通う事になった15歳の少年・広瀬康一が駅前で
杜王町に着いたばかりの空条承太郎とぶつかるところから始まる。 承太郎は杜王町に
住む身内、東方仗助を探しに来たのだが偶然にもこの直後に仗助との邂逅を果たす。
承太郎と仗助は後にスタンド能力を発現する康一や対決後に仲間となる億泰らと共に
杜王町に蔓延る悪意と対決していく…というのが第４部の大まかなストーリー。
尚、ぶどうヶ丘高校は駅の北西・湖の畔にある同・中等部と併設した男女共学校。
東方仗助！ アンジェロに会う
「よっ アンジェロ」（仗助） 「よっ アンジェロ」（康一）
仗助の父・ジョセフが杜王町を念写した際に写り込んだ悪意の正体は虹村形兆によって
スタンド使いとなった殺人気・片桐安十郎（アンジェロ）で、祖父を殺害されながらも
仗助は承太郎と共にアンジェロを家の近くにあった岩と一体化させ封印する。
最初は自我も残り話せる程の一体化ぶりだったが仗助の更なる怒りを買う事となり
画像の様な状態となる。 ほぼ自我は無く時折「アギ…」と鳴く事もあるとか。
アンジェロ岩へ気軽に挨拶する仗助を康一もマネするが康一はアンジェロを知らない。
第４部、最初の戦闘がこのアンジェロ戦でした。 因みに後述する康一の家は岩（或いは
仗助の家）から随分と離れた所にあり、上記の仗助と共に岩に挨拶する作中の件にある
‘学校帰り’という状況はやや不自然なんですが「ジョジョ」では無問題だったり。
虹村兄弟
仗助宅の近所にある荒れ果てた洋館は東京から越して来た虹村兄弟が購入した物件。
興味本位で覗いていた康一は弟・億泰にボコられた後、兄・形兆にスタンドの矢で射られ
仗助vs億泰・形兆の中で擬音文字を実体化させるスタンド‘エコーズ’を発現する。
形兆は不死身の怪物と化した父を殺害出来る者を探す為に弓と矢でスタンド使いと殺人を
量産するも怪物化した父に家族を想う心が残っていた事を知って怯んだ処を音石 明の
スタンド‘レッド・ホット・チリ・ペッパー’によって殺害され弓と矢も奪われる事に。
広瀬康一（エコーズ）vs小林玉美（ザ・ロック）
地図上にある●の辺りが広瀬康一の家
小林玉美は相手の良心につけ込むスタンド‘ザ・ロック’で康一とその家族を襲うも
康一の‘エコーズ’によって撃退され改心、自称・康一の舎弟となる。 その後、弓と
矢を奪ったスタンド使いを探していた康一＆仗助に同校に通う間田の存在を伝える。
間田敏和（サーフィス）
間田は形兆によってスタンド使いとなり、触った相手の肉体をコピーして相手の行動を
支配可能な‘サーフィス’で仗助をコピー。 コピー仗助で本物の仗助を襲った後、
承太郎を危険視した間田はコピー仗助を使って承太郎を駅に呼び出し殺害を企てるが…
承太郎が杜王町で滞在している「杜王グランドホテル」から駅まではタクシーで約10分、
間田と仗助達が居る学校から駅までは徒歩で約10分。 かくして先に駅に着いている
（であろう）承太郎と先に接触する為、間田と仗助達による競争が始まる。
間田は駅へ向かう途中で因縁を付けて来た２人組をボコるも後から来た仗助によって回復、
間田の行き先も仗助に教えられ追跡する２人。 サーフィスが承太郎を仕留める直前で
２人に見つかった間田はボコり返され病院送り、サーフィスも仗助が破壊という流れ。
因みに玉美と間田は初登場時にはもっと等身が高かったが連載が進むにつれ低身長化が
進み顔つきもギャグ化、モデルはその低身長化された姿で造型されています。
山岸由花子は恋をする
仗助＆康一と同じぶどうヶ丘高校へ通う事となった虹村億泰と同じクラスの山岸由花子は
己の髪を自在に操るスタンド‘ラブ・デラックス’の使い手。 康一に惹かれ駅前にある
カフェドゥ・マゴ（画像左の赤丸部）でデートもするが次第に支配的偏愛ぶりが増幅する。
やがて康一への想いが暴発した由花子は海沿いの別荘地にある他人の別荘に康一を拉致し
自分好みに‘教育’するという暴挙に至り受身だった康一も遂に‘エコーズ’で反撃を
開始、‘ラブ・デラックス’との戦いの中で‘エコーズ’はＡＣＴ２へと進化する事に。
康一との激闘の末に由花子は岬から落下、崖下にある岩で激突死する処だったが康一の
エコーズが事前にボヨヨンという擬音を岩に貼り付けていた事で由花子は崖の上まで
弾き返され生還。 完敗を認めるものの康一への歪んだ愛情は益々深まるのだった…
この時の様子を見ていた漁師により‘投身自殺を図った女性を岩が優しく弾き返した’
という伝説が生まれ「ボヨヨン岩」と呼ばれる事に。 尚、連載時の由花子の髪は
黒髪っぽいんですがモデルでは何故か紫髪に…印象的なイラストがあったのかな？
イタリア料理を食べに行こう
杜王町の霊園にある「トラサルディー」はオーナーシェフ・トニオが営むイタリア料理店。
店先に置いたボードには‘本日の料理・お客様次第’値段は‘3500円より’等の文言が。
店はトニオ１人で切り盛りしているので見た目に反しテーブル２つ分のキャパしかない。
そんな「トラサルディー」に興味を持った億泰は腹の減っていない仗助を誘い入店、
トニオのスタンド‘パール・ジャム’を使った驚異的な回復系料理に驚愕する億泰を見て
仗助はトニオを敵視するが戦闘に至る前に純粋な料理人で敵ではない事を確認する。
レッド・ホット・チリ・ペッパー
画像左の地図にある●が今回の杜王港ですが、後に●の位置へ変更された様です。
形兆を殺害し弓と矢を奪った‘レッド・ホット・チリ・ペッパー’の送電線を移動する能力
を警戒した承太郎は送電網の無い場所で仗助・億泰・康一に敵の本体の場所を掴める能力
を持つジョセフが杜王町に来る事を伝えるも隠れていた‘レッチリ’に聞かれてしまう。
その場で億泰が‘レッチリ’を追い詰めるも敗退、急ぎ港へ向かい小船でジョセフの乗る
クルーザーへ向かう承太郎＆億泰と港で待機する仗助＆康一。 そんな仗助達の前に敵の
本体、音石 明が現れ戦闘開始、仗助＆康一の連携プレイで辛くも勝利するが…
隙を見て港に着いたクルーザーに乗り込んだ音石は船員に扮し直接ジョセフの命を狙うも
その場に居た億泰にボコられジ・エンド。 その後、音石は能力を主に窃盗に使っていた
事が発覚し懲役３年の刑に。 弓と矢は回収されＳＰＷ財団（※）が研究する事となった。
※スピードワゴン財団 ジョセフは同財団のクルーザー・トラフィック号で来日した。
やばいものを 拾ったっス！
地図の赤い線が（多分）高速道路で入口の場所は不明。
仗助は‘遠くから見るだけ’を条件にジョセフに母・朋子を見せようと駅でバスを待つが
仗助が目を放した隙にジョセフは誤って札幌行きの長距離バスに乗ってしまう。 仗助は
走って追いかけ高速道路に乗る手前で漸く追いつくもジョセフのボケぶりに辟易する。
その直後に仗助達は見えない何かと接触、ジョセフはそれがスタンドを使う赤ん坊と悟り
母親を探そうとするも取り敢えず仗助の金でベビー用品等を買い赤ん坊を可視化させる。
途中、水中で赤ん坊を見失うもジョセフの命懸けの捜索ぶりを見て仗助は彼を見直す事に。
漫画家のうちへ遊びに行こう
岸辺邸：103坪／７ＬＤＫ＋屋根裏部屋（地図の●の当たりが康一の家）
退院した間田と出合った康一は警戒しつつも漫画の話で意気投合い。 間田は町内に
人気漫画化・岸辺露伴の家がある事を康一に告げ露伴宅へ行きサインを貰おうと誘う。
露伴はスタンド使いで、己の原稿を見た者を本化し個人情報を読み取るだけでなく新たに
書き込む事も出来る能力を持ち康一と間田を窮地に追い込む。 特に康一の情報に興味を
持った露伴は漫画のネタの為に殺害をも厭わなくなるが仗助＆億泰が助けに入る。
露伴は億泰を退け仗助を追い詰めるも髪型を弄られ怒る仗助に原稿を見せても彼の目には
入らず露伴は敗北、彼の人気連載漫画「ピンクダークの少年」は１ヶ月程休載する事に。
回復後は「もう襲わない」程度に改心、独特の立ち位置を確保する。
「狩り（ハンティング）」に行こう
地図の場所は舞台となったであろう場所。（承太郎が33巻で指差した場所）
承太郎は仗助に音石が矢で鼠を射っていた事を伝え２人で狩りに行く。 鼠のいた水路から
農業地に潜んでいると踏み農家に入った処で件のスタンド使いの鼠と遭遇、仗助は事前に
承太郎から習った‘スタンドでボールベアリングを飛ばす技’でこれを撃退する。
だがスタンド使いの鼠は２匹いて１匹逃げた事が発覚、鼠のスタンドは相手の肉を溶かす
矢を飛ばす能力。 徐々に追い詰める承太郎達を迎え撃つ事にした鼠は身を隠しながら
狙い撃ちするも承太郎は自ら矢に撃たれる事で鼠の居場所を突き止め仗助に仕留めさせる。
便宜上、耳が欠けている方を「虫喰い」、いない方を「虫喰いでない」と呼称しており
初めに仗助が倒したのは「虫喰いでない」方。
岸辺露伴の冒険
杜王町は主に勾当台と定禅寺の２地区から成る。（露伴＆康一の家は勾当台）
康一は勾当台２にある勾当台商店街で回復した露伴と会う。 露伴はコンビニ・オーソン
と薬局の間に見える路地が現在の地図に無い事を不思議がり、康一を誘って路地に入る。
２人は同じ所をループし出られなくなってしまうが、そこで１人の少女と犬に出会う。
少女の名は杉本鈴美、飼い犬のアーノルドと共に15年前に何者かによって殺害されたが
自縛霊となりここへ迷い込んだ者に杜王町には殺人鬼が潜んでいる事を伝え出口を教える。
この小道は現世とあの世の堺で、脱出の際に後ろを振り返ると現世に帰れなくなるという。
余談ですが単行本29巻の地図によるとオーソンのある勾当台２は露伴の家の南辺りなんで
すが本品の地図にある「鈴美のオーソン」は定禅寺地区っぽいんですよね…ま、‘ジョジョ
空間’へのツッコミは野暮なんでしょうけど。 29巻の地図って何か微妙に違うし。
「重ちー」の収穫（ハーヴェスト）
仗助＆億泰は群体型スタンド‘ハーヴェスト’で町中から小銭を拾う矢安宮重清（重ちー）
と出会い、共に更なる金儲けを企むが偶然手にした500万円の当りクジを巡り銭ゲバ開始。
金が絡むと本性を現す重ちーは殺意を持って仗助達と対峙するが逆にお仕置きされる。
吉良吉影は静かに暮らしたい
吉良吉影・33歳は一見普通の会社員だがスタンド‘キラークイーン’を使う殺人鬼で、
殺した女性の手首を持ち歩く性癖を持つ。 ある日、買ったサンドイッチの袋に手首を
入れ持ち歩いていた処、偶然同じ袋をもっていた重ちーのものと入れ換わってしまう。
気が付いた吉良はバレる前に袋を回収しようと重ちーを探し学校へ侵入。 仗助＆億泰ら
と昼食を摂ろうとしていた重ちーから袋を回収し勇躍帰ろうとするも気付いた重ちーに
呼び止められ‘ハーヴェスト’で再回収されるがその際、中の手首を見られてしまう。
吉良は‘キラークイーン’で重ちーを圧倒するが辛うじて逃げた重ちーは仗助達に助けを
求め瀕死の状態で高等部へ向かうも既に先回りした吉良がスタンドで教室の扉を爆弾に
変えており、直前まで気付かず扉に触れてしまった重ちーは仗助達を前に爆殺される。
杜王町の人々
‘決して振り返ってはいけない小道’に集った皆は鈴美より重ちーが件の殺人鬼によって
殺害されたのを告げられ杜王町の殺人鬼＝スタンド使いであるという情報を共有、
重ちーの‘ハーヴェスト’が吉良から奪ったボタンを手掛かりに調査を開始する。
※この時点ではスタンド使いの殺人鬼＝吉良吉影である事を皆は知らない。
ここから物語は後半へ向かってゆっくりと動き出します。
山岸由花子はシンデレラに憧れる
エステ「シンデレラ」：杜王駅から徒歩２分／火曜定休
本章ではカフェドゥ・マゴの場所が以前より南側（画像の●部）に変更されています。
ジョセフはカフェドゥ・マゴで康一への想いに耽る由花子に気分転換にどうかと斜向かい
にあるエステに行く事を勧める。 「愛と出逢うメイクいたします」の文言に惹かれ入店
した由花子は店主・辻彩に誘われるままお試しに‘愛と出逢うメイク’を施術する。
施術は効果覿面なれど30分しか持たず、肝心の康一を見つけた時には時間切れとなり
由花子は再度訪店、辻彩がスタンド‘シンデレラ’で施術するのを確認しつつ24時間持続
72000円の「愛を捉える体」を施術、果たして康一の心を掴む事に成功するが30分ごとに
塗らなければならない口紅を塗り忘れた由花子は顔を失い「シンデレラ」に駆け込む。
進退窮まる由花子だったが心配して追ってきた康一が‘シンデレラ’の効果とは関係無く
由花子（の性格）に惹かれたのを見た辻彩は由花子の顔を戻してやる事に。
〜後編へ続く〜