登場作品:ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない(1992/コミック)
バンプレスト製 プライズ
ドラマinジオラマ〜JOJORAMA〜vol.1&2
パッケージサイズ(全種共通)/縦:約10.7cm×横:約9.2cm×奥:約8cm
「ドラゴンボール」「ワンピース」等と並ぶジャンプの人気フィギュア・コンテンツとして
プライズ界にも幅を利かせる「ジョジョの奇妙な冒険」。 1987年の連載開始以来、
シリーズ毎に主人公や舞台を変えるという構成が長期に渡る人気に繋がった様です。
1992年から始まった第4部は日本の町を舞台にした其れ迄とは異なる雰囲気の作品で後に
「ダイヤモンドは砕けない」の副題が付き2016年にはTVアニメ化。 更に2017年には
山崎賢人(東方仗助)、神木隆之介(広瀬康一)で実写映画化もされました。
バンプレストは連載開始25周年となる2012年にその第4部の舞台となった杜王町を人形・
建物・地図という構成でフィギュア化、全8種から成るvol.1とvol.2を揃えると杜王町が
完成するという趣向ですが都合16種をゲーセンで揃えるのは至難の業だったかと…。
2012年リリース/定価:非売品
付属の杜王町マップ(完成図)
マップサイズ(連結時)/縦:約30cm×横:約42cm(ほぼA3サイズ)
各アイテムに付属するマップシールを同じく付属する連結式のプラ製パネルに貼り、
全16種のパネルを連結させると画像右の様な杜王町マップが完成します。
因みに完成図の左8枚がvol.1で右8枚がvol.2となっており、連結順は以下の通り。
1-1・1-2・2-1・2-2
1-3・1-4・2-3・2-4
1-5・1-6・2-5・2-6
1-7・1-8・2-7・2-8
次に付属のフィギュアをvol.1から順にご紹介、各名称は画像左からになります。
1-1 東方仗助・アンジェロ岩・小林珠美
※パッケージにある小林珠美は‘玉美’のミスプリ。
フィギュアのサイズは仗助で約4.5cm
東方仗助(15−16歳):本作の主人公でスタンド‘クレイジー・ダイヤモンド’の使い手。
アンジェロ岩:殺人鬼・片桐安十郎を仗助が岩と一体化させたもので今は町の名所の1つ。
小林玉美(20歳):スタンド‘ザ・ロック’の使い手で後に広瀬康一の(自称)舎弟に。
1-2 空条承太郎・東方朋子・ボヨヨン岬
空条承太郎(28歳):第3部の主人公で仗助の甥、スタンド‘スタープラチナ’の使い手。
東方朋子(37歳前後):仗助の母。 大学時代、ジョセフとの間に仗助を儲ける。
ボヨヨン岬:名所の1つ、投身自殺を図った女性を優しく弾き飛ばした…と語られる。
1-3 虹村億泰・山岸由花子・間田敏和
虹村億泰(15歳):敵対後に仗助の親友となる。 スタンド‘ザ・ハンド’の使い手。
山岸由花子(高1):億泰と同じクラスで、スタンド‘ラブ・デラックス’の使い手。
間田敏和(高3):漫画好きで執念深く陰湿、スタンド‘サーフィス’の使い手。
1-4 広瀬康一・音石 明・虹村形兆
広瀬康一(15歳):仗助と共に杜王町の悪と戦う。 スタンド‘エコーズ’の使い手。
音石 明(19歳):悪役の1人、スタンド‘レッド・ホット・チリ・ペッパー’の使い手。
虹村形兆(18歳):億泰の兄で序盤の大ボス、スタンド‘バッド・カンパニー’の使い手。
1-5 杜王駅&バス停
海岸線から3kmほど内陸に位置する杜王町の中心部にあるモダンな駅舎。
作中だとバス停のあるロータリー中心部は植樹もされているんですがモデルでは仗助が
助けた亀の住む池のみを造型、因みに新品で購入したのに柵の一部が欠けちゃってて…
1-6 虹村家&虹村(形兆、億泰の父)
2017年公開の実写映画では‘虹村万作’という名が。
経営する会社が傾き莫大な借金が→第3部の頃DIOの部下となる事で大金を手に入れる
→エジプトでDIOが倒され肉の芽が暴走し醜悪な姿に…というのが画像の虹村・父。
虹村家は東京在住だったが、これが切っ掛けとなったか杜王町へ引っ越してくる事に。
杜王町の虹村邸は3〜4年、空き家だった洋館を(恐らく)形兆が購入?したものらしく
外門にある「立入禁止」の表示も残したままの荒れた状態だが、形兆&億泰&父は
ここで3人暮らしを始める。 実は東方邸&アンジェロ岩の直ぐ近所だったり。
1-7 トラサルディー&トニオ
イタリア料理店「トラサルディー」を営むイタリア人シェフ、トニオ・トラサルディー
(本名アントニーオ・ヴォルべ)は美味な料理にスタンド‘パール・ジャム’を加える
事で食した者に驚異的な回復力を与える。 登場回数が少ない割に人気の人。
1-8 少女の幽霊に会える小道
&杉本鈴美&アーノルド
杜王町勾当台2にあるコンビニ「オーソン」の隣には‘決して振り返ってはいけない小道’
と呼ばれる普段は見えず、迷い込んだ時に振り返ると現世に戻れなくなるという小道が
ある。 杉本鈴美と飼い犬アーノルドは15年前に吉影に殺されここに留まる自縛霊。
2-1 吉良吉影・虫喰い&虫喰いでない・大柳賢
吉良吉影(33歳):本作のラスボスであり、スタンド‘キラークイーン’の使い手。
虫喰い&虫喰いでない:音石 明が生んだ鼠のスタンド使いで2匹共‘ラット’の使い手。
大柳 賢(11歳):露伴とジャンケン対決したスタンド‘ボーイ・U・マン’の使い手。
2-2 岸辺露伴・猫草・タマ・川尻早人
岸辺露伴(20歳):売れっ子漫画家、スタンド‘ヘブンズ・ドアー’の使い手。
猫草:矢によってタマが変貌した姿で‘ストレイ・キャット’とも呼ばれるスタンド使い。
タマ:ブリティッシュ・ブルー種の猫で、スタンドの矢に撃たれた後に死亡し猫草に変貌。
川尻早人(11歳):浩作としのぶの長男で一般人、父が吉影と入れ代わった事に気付く。
※連載中‘タマ’という表記は無く、後に付けられた名前の様です。
2-2 矢安宮重清・川尻しのぶ・支倉未起隆
矢安宮重清(中2):スタンド‘ハーヴェスト’の使い手。 吉影によって殺害される。
川尻しのぶ(一般主婦):夫・浩作が吉影と入れ代わった事で無味乾燥な毎日が一変する。
支倉未起隆:自称216歳の宇宙人、身体の一部または全身を変身させる特殊能力を持つが
スタンド使いかは不明…一応のスタンド名は‘アース・ウインド・アンド・ファイヤー’
2-4 川尻浩作・噴上裕也・
ジョセフ&静ジョースター(連載中は‘透明の赤ちゃん’)
川尻浩作:冷えた家庭を持つ一般の会社員だったが吉影に殺害され入れ代わられる事に。
噴上裕也(高校生):後に仗助達の仲間となるスタンド‘ハイウェイ・スター’の使い手。
ジョセフ・ジョースター(79歳):第2部の主人公で、仗助は彼の隠し子にあたる。
静ジョースター:両親不明の乳児(女)で、スタンド‘アクトン・ベイビー’の使い手。
2-5 岸辺露伴の家・乙 雅三
乙 雅三(28〜29歳):スタンド‘チープ・トリック’に取り憑かれた一級建築士。
仗助とのサイコロ勝負で半焼した岸辺邸の修理見積もりに来るも露伴に背中を見られた
事により死亡、その後チープ・トリックは露伴に取り憑き背中を見られる様に仕向ける。
因みにモデルの雅三は鞄を持った右手が欠品しています…新品だったのに(涙)
2-6 エステ シンデレラ&辻 彩
辻 彩:エステ「シンデレラ」を営むエステティシャンでスタンド‘シンデレラ’の使い手。
人の顔を変えられるスタンド能力で広瀬康一の気を惹きたい山岸由花子を整形した。
最期は逃走中の吉影に川尻浩作の顔と指紋の移植を強要され施術後に爆殺される。
「シンデレラ」は他の建築系フィギュアと異なり背面が造形されていないのが残念な処。
2-7 吉良邸&吉良吉廣
吉良吉廣:吉影の父で、スタンド‘アトム・ハート・ファーザー’の使い手。
エンヤ婆より「弓と矢」を入手しスタンド使いになるも吉影が21歳の時にガンで死亡。
…が、死亡後もスタンド能力により写真の中で幽霊として生き、吉影の凶行を助ける。
吉良邸は建築系フィギュア中、唯一の和風建築物で他の物件と同様に真面目な造型を
見せますが屋根に固定された「写真のおやじ」はコミカルな感じとなっています。
2-8 鉄塔&鋼田一豊大
鋼田一豊大:廃棄された送電鉄塔を買取り、そこで自給自足の生活を3年間続けている男。
スタンド‘スーパーフライ’の使い手であるが、鉄塔と同化し内部に1人を捕えるという
能力に自らが捕えられている…というのが実態。 吉廣に唆され仗助達と対峙する事に。
グレートですよ、こいつはァ!
「ジョジョ」のフィギュアと言えば作者・荒木飛呂彦による独特の画風を再現する事に
注力したものが主ですが本シリーズは‘数で勝負’な処が魅力、造型と塗装はそこそこに
人形・建物・地図で第4部の世界そのものを再現するコンセプトは他に類を見ません。
ただ、全16種コンプするのが大前提となっているんで作品をよく知らない人が
初めに1-3や1-4の様な非主人公系人形セットを獲るとテンション落ちるかも?
各キャラクターの説明も無い‘知っていて当然’仕様は人を選ぶかもしれませんね。
そこで本アイテムを使用して第4部をサラッと振り返る別項を設けてみました。
題して「プレイバック杜王町」、ジョジョ第4部を知らない&詳しくない人で
本アイテムに興味を持たれた方は覗いてみて下さい。