登場作品:とびだせ!マシーン飛竜(1977)
パッケージ
タカトク製 Zキャラクター
スーパーカーブーム真っ只中の77年、ライバル会社であるポピーが
「ルーベンカイザー」と「グランプリの鷹」を商品化すれば、タカトクは
この「マシーン飛竜」と「ガッタイガー」を商品化。
玩具売場は空想科学レーシングカーで賑わいました。
1977〜78年発売/定価:?円
SIDE VIEW
全長:約14.4cm
左右非対称のデザインなので右と左で印象が少し変わります。
本作はタツノコプロ(と東映)らしくマッハGoGoGo+タイムボカンな作風で
メカデザインは大河原邦男。中村光毅のマッハ号とは違ったベクトルの
カッコ良さを持った車だと思います。
TOP & BOTTOM VIEW
左サイドにあるのが運転席で右サイドにあるのが助手席。「T1-260」ってのはナゾ。
底部はギミックの様子が伺えるだけでモールドは無し。
前2後4のタイヤは6輪ともゴム製です。
FRONT & REAR VIEW
全体の造形はZキャラクターの中でも傑作の部類じゃないかな?
プロトタイプカーみたいな感じを受けるフロントマスクには
クリアパーツを使用したヘッドライトが…カッコイイなぁ!
助手席にもクリアパーツが使用されているのですが運転席は…。
スポーティーなフロントに対しリアはワイルドチックな
感じですが、タイヤが一寸細い気も。
ACTION
フロントに装備されている「飛竜チェーンソー」を手動により展開。
ボディ両サイドの「飛竜クラフト」は角度を変える事が可能。
開閉可能なリアカウルの内部にはエンジンも再現されています。
運転席にも助手席にも一応半身人形が。
ボディ中央にある赤いレバーを押すと車高がポップアップ。
黒いレバーで元の車高に戻ります。↓
画像左上の定位置→画像右上の状態に。
車高を上げた後、付属するゴムキャタピラを後輪に嵌めれば悪路仕様に!
サイドミラーを外し付属のミサイル発射機を装備可能。
ミサイルは4発付属します。
画像右は更に付属のシルバーカード。この辺のサービス精神は素直に嬉しい。
「パッケージの写真と製品は異なります。」
これはまぁ、よくある事なんですが…
↑試作品なんでしょうか、大分変更点があるようです。
1:劇中でのライトの色も黄色なんだけど製品版のクリアブルーでも個人的には○。
2:ミサイル発射機の形状と位置は試作の方が良い様な…でもミラーが無いな。
3:運転席側のキャノピーも試作だとクリアパーツ。
4:ドライバー人形の頭部造形が製品版よりリアル&塗装済み。
etc…。
ん〜、やっぱり製品版にも反映して欲しかった部分も多いなァ。
同じくパッケージにある透視図イラスト。
ポピーの超合金&ポピニカを意識したのかな?
こういったものは子供心に想像力が刺激されてワクワクします。
タカトクは同時期に「一発貫太くん」のホームランカーや
「ここは惑星0番地」のフジ号などもラインナップ。
その少し前には「快傑ズバット」のズバッカーなんてのもあって、
Zキャラクターに車関係が沢山加わった時期でもあります。
そんな中で個人的には「マシーン飛竜」が1番のお気に入りなんですが
商品点数は少なく、全くの同期だった「ガッタイガー」に負けています。
商品的には5台合体するガッタイガーの方が魅力的だったのかなァ…。