トミー：超特急ヒカリアンシリーズ
トミー製 プラトイ
トミカやプラレール等で度々登場するトミーお得意のオリジナルＳＦメカが
この時期順調に展開していたヒカリアンにも登場。
鉄道車両を運搬する巨大トレーラーを実にセンス良くモデル化しており、
ロボットに変形するとはいえ、基本的に新幹線の先頭車両がメインである
ヒカリアンシリーズに変化をもたらしてくれたアイテムとなっています。
1997年発売？／定価：2400円
ＳＩＤＥ ＶＩＥＷ
全長：約４０．５ｃｍ
車両形態のヒカリアン１両をまるっと搭載可能な巨大トレーラー。
トレーラーってくらいなのでトラクター部が牽引するスタイルだと思うのですが
モデルはコストの関係でしょうか、トラクターとトレーラーを一体とした造型に。
ＴＯＰ ＆ ＢＯＴＴＯＭ ＶＩＥＷ
トレーラー上部には大型クレーンアームを装備。
底部はシンプルそのもの。 12輪のタイヤで転がし走行が可能です。
ＦＲＯＮＴ ＶＩＥＷ
華美さを抑えたデザインワークは後に登場するビッグワンダーよりも好み。
トラクター部の側面後方にある搭乗用ドアを見るとその巨大さが実感出来ますね。
グリーンで表現されたライト類は塗装処理となっています。
基本デザインは文句なしの格好良さ！
価格帯を考慮したと思われる簡易構造なのは残念な点ですが、
個人でディティールアップすれば特撮映画に登場しても恥ずかしくないメカになるかも？
ＲＥＡＲ ＶＩＥＷ
クレーンアーム先端部分を閉じたスロープで支える構造としたのがデザイン的な残念点。
ここはアーチ状のフレームとかにすると格好良かったかも。
因みにシール処理としたテールランプはユーザーが自分で貼る仕様で、
他にも数ヶ所貼るんですが今回は敢えてテールランプのみとしています。
「然もありなん」なデザイン的演出は個人的にゃ大変心地良いです。
ただ本来の対象ユーザーである子供の目にはどう映るのかな？
ＡＣＴＩＯＮ
ルーフにあるボタンを押すと荷台のシューターが作動し、ヒカリアンを射出します。
左右に展開する安定装置内部には付属するイエローソードを収納可能。
クレーンアームは画像右の様に可動します。
ヒカリアン自体は１個も持っていないのでパッケージ裏面で改めてご紹介。
付属のローラースキー
イエローソードと共に付属するヒカリアンのオプションパーツ。
転がし走行可能で、ロボット形態のヒカリアンに装着し
そのままトレーラーのシューターで射出する事が可能です。
代わりのものを載せてみる
ヒカリアンが無かったので代わりにジークトンネルンを搭載してみたら
笑っちゃうくらいピッタリとフィットしました。
自由な発想で遊ぶ事こそオモチャの醍醐味！
レール幅があるので相手は選びますが色々なものと組み合わせて楽しめそうです。
オリジナルＳＦ玩具はトミーの得意技！
幼児向けキャラクターのサポートメカであるものの、そのデザインは結構シリアスな
ヒカリアントレーラー。 トミカシリーズ等で見られるここ最近のオリジナルＳＦメカ
は少々華美なデザインが多くなった気がしますが、偶にはヒカリアントレーラーの様な
ちょっとだけビターな感じのメカを商品化してくれると嬉しいなァ。
因みにヒカリアントレーラーは後年、点滅可能なパトランプを装備した
「ポリストレーラー」として再発売されています。