マッドアングラー&ユーコン

 

登場作品:機動戦士ガンダム

 

1979年に登場した「機動戦士ガンダム」は最早説明不要の存在で、

25年以上経った現在までの間にも新シリーズが作られ続け

キャラクター市場の中心に位置しています。

逆に言えば25年以上ガンダムを超える作品は生まれなかった訳で…。

 

 

そのデザイン

 

*    萌えあがれ!ガンダム!

遂に当館でもガンダムを語れる時が来ました(笑)

…とは言っても既にあちらこちらで語られ尽された感もあるのですが

ともあれ30代後半辺りから下の年齢の特に男子のDNAには

「ガンダム」ってのが刻まれちゃってるんでありますな。

一旦スイッチがONになると、まァ話が止まらない止まらない。

 

ふと小学生当時を振り返ってみると、ガンダムはクラスの女子も結構見ていて

共通の話題の一つでした。しかしこれ以降は男子も女子も個人個人で趣味が

分かれていき始め、話題の合うグループ単位でしか話をしなくなってしまいました。

小学校4〜5年ともなれば段々と漫画やアニメ等から卒業していくのは

自然な流れなのでしょうが、自分はどうやら永久留年が決定してしまった様です。

 

*  マッドアングラー隊、出撃!

さてガルマ君を守れなかったとかで一時期ホサれてしまったシャアですが、

ドズルからキシリア配下になったのを契機に潜水艦マッドアングラーを旗艦とする

潜水艦隊‘マッドアングラー隊’の指揮官として華麗に復活を遂げます!

 

残念ながらマッドアングラー自体はホワイトベースと直接戦闘する事は

ありませんでしたが、搭載していた水陸両用MSはどれも個性的で物語中盤を

盛り上げてくれました。注目すべきは初の本格的MAグラブロを搭載していた事で

プラモを見ると判りますが付属のガンダムと比べるとグラブロ自体がかなりデカいのに

マッドアングラーの格納庫はそれをスッポリ入れてしまう程の大ペイロード!

(それプラスMSだし)こりゃ本格的に運用したら相当な戦闘力になりそうです。

 

一方ユーコンはマッドアングラー隊の中核を成す潜水艦で、

マッドアングラー同様に水陸両用MSを搭載・運用可能となっています。

デザイン自体はマッドアングラーよりも潜水艦っぽくなっており

それなりに運用されたなら強力な兵器になったと思うのですが、

劇中では浮上している処をセイラ達に狙い撃ちされ敢無く撃沈…。

マッドアングラー共々、強烈な印象を残せずに終わってしまいました。

 

「見掛け倒しでなければ良いのだがな」とはシャアの弁でしたが…。

 

 

…で、玩具

 

森永製 食玩

80年代のブーム時に発売されたもので所謂‘ガンダムキャラメル’と呼ばれた。

モビルシップス&アーマーズとある様に主にモビルスーツ以外をラインナップ、

パッケージにあるパブリクを始めフライマンタやキュイ、ファットアンクル等々

未だにキット化されていないものが多数あった。

 

パッケージには全28種とある。

定価 ¥100

 

説明書と完成品写真

8種類の組立図が1枚になっていて、

この弾には他にルッグン・パプア・ギャロップ等がある。

金型そのものはバンダイ製らしいです。

 

モデル製作はノボの旧友、

「必殺!やりかけ人」氏によるもの。

 

左舷

全長約4.4cm

小さい割には大変良く特徴を捉えている。

食玩(それも当時の)なので出来不出来の判断基準が甘くなるのかもしれないが

それを差し引いても余りある出来の良さ!

 

上部および底部

有機的なフォルムはジオン軍メカの特徴。

艦首上部にあるハッチからは各種MSやMAグラブロが発進するのだが

このモデルを基準に考えると相当巨大な潜水艦という事になる。

 

前部および後部

マッドアングラー

赤い眼の様な部分が指令室でシャアはここから指揮を執る。

角の様なものは浮上時用の司令塔だがナゼ2本?

 

後部にある推進器はムサイの様に本体から独立。

どこから見ても実に優雅な印象を持ったデザインです。

 

ユーコン 左舷

ユーコン

全長約3.5cm

マッドアングラーより輪を掛けて小さい。

数年前にバンプレストよりリリースされたゲームセンター用の景品

「マイクロコレクション」シリーズの1品で、Z以降の艦船も充実していた。

ユーコンは未塗装ガチャのSDガンダムで商品化されていたが

リアルプロポーションではこれが唯一か。

 

本体上部にMSの格納筒を配置したデザインは

何処か旧帝国海軍の伊号潜水艦を想起させる。

 

 

上部および底部

本体中央部から左右に大きく張り出した独特の艦影。

底部後方にある4つのノズルを見ると本体左右に補助推進器がある様です。

後方の主推進器はマッドアングラー同様に独立式を採用。

 

前部および後部

おォ、正面から見るとナカナカのカッコ良さ!

塩ビ製なので再現度には限界があるものの、総じてイイ感じです。

 

 

マッドアングラー&ユーコン、どちらも正式に

プラモ化される事無く現在に至っていますが

EXモデルやガンコレ等のマニア向けラインが

確立されつつある現在、そろそろマトモな

商品が欲しいものです!

 

おまけ:当時発売された消しゴムに着色したもの。

 

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