ゴーグ

DUX GARDDIAN LEVEL 21  GIANT GORG

登場作品:巨神ゴーグ(1984

 

全高:13.5m/重量:12.5t(劇中設定による)

 

 

 

 

タカラ製 1/100スケール

リアルプロポーションモデル

 

当時のスポンサーだったタカラより発売されたアイテムの1つで、所謂スタンダード版

超合金的な位置付けのモデル。 ボディ全体に走るラインの一部はシールとなっており

ユーザー自身で貼る仕様ですが、全てのラインをカバーしている訳ではないのが残念。

 

パッケージ写真は塗装したものとなっているので気になる向きは塗装するのが吉です。

この頃既にロボットアニメは中高生をメインターゲットにした作品が多く、タカラ的にも

ダグラムから続くホビー寄りの商品アプローチを継承した…といったところでしょうか。

 

1984年発売/定価:1980

 

 

 

 

FRONT,SIDE & REAR VIEW

全高:約13.3cm

 

‘リアルプロポーションモデル' の名に恥じぬスタイリングの良さは本モデルの特徴。

ダグラム、ボトムズで培った様々なノウハウが造型に活かされている感じですね。

ただ、肩関節の構造と部品精度の関係で腕が真っ直ぐ下ろせないのが少々難かな?

 

モデルはシールを貼った状態ですが画像の通りカバーされていない部分も多かったり。

本体は基本的にプラ製ですが足首に使用されたダイキャストが本モデルに適度な重量感と

安定感を与えてくれています。 やはり玩具なのでこういった配慮は有難いですね。

 

 

 

 

セット内容

 

岩場を模したディスプレイ台に改造180mm砲、平手と握り手が1組ずつ付属。

それに加え主人公・田神悠宇の凄ぇ頑張った造型の同スケール人形が付属します。

 

考えてみたらこの時期のロボット玩具にディスプレイ台が付くってのも珍しいですね。

先のシールには台座に貼るネームもあるんですが青に青で目立たないんで今回は貼らず。

ここは改造180mm砲共々、塗装した方が良さげですね

 

 

 

 

ACTION

 

首は1軸で左右に可動。 肩の形状により少々苦しいものの腕は前後に180度近く可動。

実は外側の肩アーマーも動くんですが背中のパーツと干渉しちゃうんですよね…肩の左右

の開きはそこそこで上腕はロール可。 肘の曲げは約90度、手首は手甲が干渉して(涙)

 

脚部は付け根・膝・足首が可動しますが複雑な形状が災いして画像の通りほぼ動かず。

胸のハッチは開閉可能で内部には座席の代わりに謎の反射板が…これはほぼ同時期に

発売されたブラックバージョンの胸部に搭載されていたデジタル時計の代わりなんスね。

 

 

全体的に設計がタイトなのかアチコチ硬いなァ…無理するとパーツが割れそうで。

手首の交換時もピンと孔の径が合わなくて折れない様に抜き差しするのが大変でした。

改造180mm砲も構造的に全然ホールド出来ないんで構えさせるのに一苦労ッス。

 

諸々難しいかもしれませんが脚部の可動具合を考えるともっと大胆に合金を使用した

商品仕様にした方が現状以上の魅力を持たせる事が出来たんじゃないかと個人的には

思ったりです…同じ1/100スケールでジョイントモデルも出していた事だし。

 

 

 

 

そしてTF〜ワタル〜勇者へ!

 

この時期発売された中価格帯の玩具としては決して悪くない本モデルですがハイエイジ

向けトイとして見た場合、バンダイが同価格帯でHCM(ハイコンプリートモデル)を

展開していた事を思うとやはり設計や造りの甘さに物足りなさを感じたりです。

 

タカラからは最上位モデルとして1/48スケールのDXゴーグが、関節可動を重視した

中価格帯玩具としてジョイントモデル等が発売されていたんですが、この「ゴーグ」を

最後にロボ玩具から、プラモ部門も翌85年の「ガリアン」で一旦撤退する事に。

 

代わりに「トランスフォーマー」が展開される訳ですが3年後の88年には「ワタル」で

カムバックという流れに。 バンダイとは異なるアニメロボ玩具の系譜が面白いですね。

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