T−524 (仮)

 

 

 

 

 

 

登場作品:ゴジラVSキングギドラ

 

 

 

 

 

 

1991年に公開された「ゴジラVSキングギドラ」は

前作「ゴジラVSビオランテ」に続く作品で、90年代最初のゴジラ映画となりました。

未来人がキングギドラを使って過去の日本を襲撃するという更にSF色を濃くした内容に

新しい時代を迎えたゴジラ映画の方向性を模索した様子が伺える作品でした。

 

 

 

 

そのデザイン

 

*  日本の一企業が保有する原潜…

元帝国陸軍軍人 新堂靖明(土屋嘉男)は戦後、帝洋コンツェルンの総裁として経済界のトップに君臨。

T−524は一企業である帝洋グループが保有する核ミサイルを搭載した原子力潜水艦なのですが、

サスガに日本での保有はムリがあるとみえたか東南アジアのある軍事施設に保管されていました。

未来人によってゴジラになる前にベーリング海にテレポートされたゴジラザウルスをキングギドラを倒す為

に今一度放射能をぶっかけてゴジラ化させようと画策した新堂はT−524をベーリング海に向かわせます。

 

     本来はビキニ環礁の水爆実験によってゴジラ化する筈だったが、ゴジラによって将来日本が壊滅するとの

 未来人の警告により政府は未来人にタイムマシンを使って過去へ戻りゴジラザウルスのテレポートを託す

事になる。これは未来人の陰謀で、ゴジラを排除した未来人はキングギドラをつかって現代の日本を襲撃

する。余りにも大国になりすぎた日本を過去へ遡り壊滅させるのが本当の目的だった訳です。

 

90年代という新しい時代に登場したゴジラ(映画)でしたが、どうも60年代テイストなチープさが

そこかしこで見受けられる映画でした。この頃は既に株価が下落し始めバブルと言われた時期の終焉を

迎えようとしていたのですが、スクリーンに映し出される役者などを見ているとまだまだ浮かれ気分な時期

だった様に感じられました。

 

*  T−524

…とは便宜上ここで付けた仮称で、劇中ではこれといった名称は出てきません。

船体両舷中央あたりに帝洋グループのマークらしきもの(Tをアレンジしているっぽい)があり、

セイル部には524の艦番がふられていたのでT−524と名付けてみました。

手元に資料が無いのですが、もしかしたらムック本などで名称が載っているかもしれません。

 

 

 

…で、玩具

 

 

 

バンダイ製 食玩 ゴジラ名鑑

 2002年、ゴジラ×メカゴジラ公開時に発売されたもので、

 原型にはガレキ界で有名な酒井ゆうじ氏を起用。

 全7種でそれぞれがディオラマ仕立てになっています。

 (初代ゴジラには色違いもアリ)   定価¥200

 

 

 

 

 

 

商品全容!

放射能目当てに原潜を捕獲するゴジラの図が台座と共に展開されています。

見事な造形と構図が小さな商品の中に納められていて、これで定価は¥200。

買う時に中身が選べないのが残念ですが…。

 

因みに劇中では、ほんの一瞬のシーンです(笑)

 

 

左舷

全長約8cm

さほど奇をてらった感は無く、さもありがちなシルエットが気持ち良い。

 

劇中では新堂のオフィスに上記のシーンの為に造られたと思われる

大型のプロップが飾られています。

それを見ると本来の色は明るめのグレーで、帝洋グループのマークらしきものと

524の艦番がマーキングされていました。

 

艦首にゴジラとの接合用のピンがあって邪魔なのですが…これは仕方ないですね。

 

本来は艦首左舷側とゴジラの右手が一体化されてしまっています。

そのまま左舷側の画像を使うと見栄えが悪くなるので、

上の画像は右舷側の画像を左右反転させたものです。

 

 

上部

本来の状態 これで1パーツ。

ゴジラの右手と一体化しているのが惜しい…

 

セイル前方にある18基のVLSや2軸推進のスクリュー等を見ると

ロシアのタイフーン級っぽさがあるかな?

 

 

別角度から

おお、こちらから見てもナカナカの迫力!

 

 

劇中でT−524が写るのは短い時間なのですが

ゴジラの登場シーンだけにゴジラとセットですが

同シチュエーションでガレキも発売されました。

劇中冒頭では‘わだつみ’の様な潜水艇も

登場するのですが、こちらの方は商品が

見当たらないのが残念です。

 

 

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