Gタウン

G-TOWN

登場作品:科学忍者隊 ガッチャマンU(1978/TVアニメ)

 

 

 

 

ポピー製 プラトイ

ガッチャマンU おふろセット

パッケージサイズ/縦:約33.8cm×横:約25.7cm×厚:約9.4cm

 

大ヒットとなった前作から4年、満を持して装いも新たに「ガッチャマン」が復活。

前作で商品を展開していた永大や万創は既に業界を退き、代わってこの時期既に

業界の雄となっていたポピーが合金玩具をメインに商品展開していました。

 

前作で失われた三日月珊瑚礁基地に代わって新たに登場した国際科学技術庁の、或いは

科学忍者隊の基地であるGタウンもここで展示するプラトイとポピニカの2種で商品化。

プラトイ版は「スタージンガー」等でも発売された‘おふろセット・シリーズ’でした。

 

1980年発売?/定価:?円

 

 

 

 

SIDE VIEW

全長:約25.5cm

 

プラデラや大型基地といった御馴染みのブランドではなく、お風呂で遊ぶ事を前提とした

プラトイなんで造型に関しては相当に省略&アレンジされちゃっていますがギリ雰囲気は

保っている感じ。 そいや、ポピニカ版もかなりアレンジされていたんですよね…

 

モデルは水面に浮く設計となっていますが床面でも遊べる様に

取外し式の脚部に車輪を装備、転がし走行が可能となっています。

 

 

司令塔は本体の左側に設置されているので一寸だけ左右非対称なデザインに。

 

 

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

 

シールによるデコレートで賑やかさを出している上部。 本来は司令塔の後方にも司令塔

の前方と同じ位、本体が延伸されており…つまり後方はバッサリ割愛という構成に(涙)

尚、劇中に無い中央のデッカイ溝は後述するメインギミックに関するものになります。

 

アッサリした底部の左右には浮力材として発泡スチロールが嵌め込まれています。

玩具としての機能優先な設計故にディティール類は望むべくも無いのは仕方無しッスね。

 

 

 

 

FRONT & REAR VIEW

 

劇中を参考に雰囲気優先な造型、中央の溝は本来前方に突出た箱型ユニットという感じ。

因みに前部側面に3つ並ぶ円い部位は本来ある筈の後部側面にも設けられています。

 

 

国際科学技術庁の全てのセクションが収まる巨大な海底都市・Gタウンを移動可能に

させるのは‘ダグラス機関’と呼ばれる動力システムで、主任設計者である

ビル・ダグラス博士は娘であるエバと共に劇中にも登場していました。

 

 

んー…モデルの性格上、造型は簡易的なものなのにこのサイズからくる迫力で

前部に関してはプラスな印象も受けるんですよね。 大きい事は良い事なのかも?

 

 

劇中からのアレンジ同様、バッサリとカットした様な後部の造型。

理解は出来ますがもう少し造形的配慮があると嬉しかったんですけどね…

 

 

劇中では司令室の窓の外に実写合成で本物の魚を泳がせる…という画作りが印象的でした。

 

 

ポピニカ版も妙なアレンジが入っていたGタウン、基地玩具としては少々不遇だったり?

 

 

 

 

ACTION

 

底部中央にあるジョイントに付属のマブチ水中モーターを取り付ければ水上航行が可能。

前部両舷には潜舵があり画像右の様に可動、ポピー的には下げ舵にすればGタウン自体が

潜航可能となる予定だったんだと思いますが浮力の大きさを考えると少々無理な気も?

 

試してみようかとも思いましたが一寸度胸が…

 

 

 

 

付属のニューゴッドフェニックス

全長:約17cm

 

本商品のもう1つの主役であるプラ製ニューゴッドフェニックスはサイズもそこそこ大きく

主翼は簡易的なボールジョイント機構で可動、機首を持ち上げると内部に装備された

ランチャーからミサイルを発射する事も可能です。 (ミサイルは6発付属)

 

多色成型+塗装で見映えも悪くなく、ディティールもこのモデルにして中々に良好。

ランディングギアには車輪を装備しているので転がし走行も可能となっています。

 

 

付属の水中モーターはニューゴッドフェニックスにも取り付ける事が出来ます。

主翼を潜舵にして潜航&浮上が可能であり、こちらは説明図にも表記がありました。

 

 

 

 

カタパルトをセット!

 

Gタウン中央にある黄色いしスティックをロックが掛かるまで後方へ引き

ニューゴッドフェニックスをセット、Gタウン後部中央にあるY字の部位を押すと

ニューゴッドフェニックスが前方に射出されます。 (カタパルトはゴム動力)

 

 

予めニューゴッドフェニックスに水中モーターをセットし起動させておけば

射出後に即、水上航行or潜航を開始するという楽しい演出設計となっています。

Gタウンのデッカイ溝は水中モーターのスペースだったんですね。

 

因みに劇中ではGタウンに対しニューゴッドフェニックスは米粒ほどの大きさだったり。

 

 

 

 

「科学忍者隊、出動せよ」「ラジャー!」

 

「スタージンガー」で発売された‘おふろセット’はアレンジ強めのクイーンコスモスから

スタークローを射出するという設計で、本モデルはこのシステムを踏襲した感じ。

 

洗面器やスポンジ等をセットした‘おふろセット’というのはメーカー問わず以前から

発売されていましたがメカに主眼を置いた‘おふろセット’は散発的なものの様で

「ライブマン」のグラントータス&マシンバッファロー以降は何かあったっけか…?

 

 

 

 

♪ガッチャマンは 待っている

 

ベルクカッツェ亡き後も新幹部・ゲルサドラを立て攻撃を再開してきた総裁Xに再び立ち

向かう国際科学技術庁の雄、南部博士と彼が創設し指揮する科学忍者隊…な感じでパチリ。

 

画像右上の南部博士はリアライズエージェンシー製のトレーディングフィギュア、

5人の科学忍者隊は「ガッチャマン」期に出たブルマァク製のミニソフビになります。

 

本当はまともな基地玩具として発売して欲しかったんですがデザイン的に少々厳しく、

また基地玩具的にも過渡期にあった為かもう一つ恵まれなかった…という感じですね。

 

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