(科学忍者隊ガッチャマン秘密基地)
関連作品:科学忍者隊 ガッチャマン(1972/TVアニメ)
イマイ製 プラモデル
科学忍者隊ガッチャマン秘密基地(再販)
パッケージサイズ/縦:約22cm×横:約32cm×厚:約8.2cm
「ガッチャマン」放映時期(1972〜74)に発売されたキットを1999年に復刻再販したもの
で、記憶が正しければこれが初の再販だったと思います。 オリジナルのアレンジが施され
ているとはいえ劇中に登場する基地部分が立体化されている嬉しい1品となっています。
1999年2月発売/定価:3800円(税別)
肝となるランナー2枚
当時の基地プラモにゃよくある事なんですが、メーカー側が遊び勝手を考慮したのか
劇中より大幅にアレンジしたり全くのオリジナル構成にしたりする場合が散見します。
本商品もその類でベース部分は過去商品の流用だったりするんですが画像のランナーには
劇中通りの三日月珊瑚礁と基地本体、それにバードミサイルとG-3号の姿が。 画像では
判り難いですがその下にあるランナーも本商品の専用ランナーとなっています。
苦肉の策…か?
本モデルに付属する5機のガッチャマンメカの内、パーツ化されたG-3号以外の4機は
画像の様なメタルキットとなっています。 全長はゴッドフェニックスで約5.7cm、
G-1&G-2号は1パーツでG-4号&ゴッドフェニックスは組み立て式となっています。
G-3号以外は初版だと4点パック300円の単品ミニキットの成型色を変えたものが付属
していた様ですが…所謂‘別口’だった故に金型が紛失、或いは廃棄しちゃってたんです
かね? ベース部も流用の寄せ集めキットなんで再販時には金型の管理が問われそう。
組立説明図
超バードミサイルを意識した?大型バードミサイル、劇中通り三日月珊瑚礁を持ち上げた
様な司令塔等が劇中感を強調するも完成図を見るとスケール感や設定を無視した遊び優先の
仕様に。 島部分はマイティ号秘密基地辺りから後、様々に流用されていました。
因みに本来の基地である司令塔部分は劇中だと海中に浮いた状態で移動も可能でした。
パッケージより
サンダーバード秘密基地はロボダッチ大島を経て再改修、イマイ倒産までコンスタントに
再販され倒産後もアオシマから再販されています。 マイティ号秘密基地は80年代から
マイティ基地に改題して何度か再販、パッケ画が宇宙空間っぽいものに変更されました。
イマイは本モデル発売の3年後、2002年に惜しまれつつ廃業しちゃったんですが末期は
お手軽再販と最後の大物キット「ジェットモグラ」「マッハ号」のバリエーション&追加
部品を乱発する状態で、古くからのファンとしては何処か切ないものを感じておりました…
♪太陽輝く地球を護れ
南部博士によって用意された三日月珊瑚礁基地は第8話で初登場し対ギャラクター戦の
拠点となりましたが残念ながらギャラクターの工作員により第92話で壊滅、機密保持の為
自ら超バードミサイルで最期を迎えますが続編「U」では新基地Gタウンが登場します。