(ガルビオン)
登場作品:超攻速ガルビオン(1984)
メガハウス製
ヴァリアブルアクションハイスペック
大手メーカーでは中々手が回らないマニアックな商品を展開するメーカーの1つである
メガハウスより待望の完全変形ガルビオンが登場しました。 放映当時に出る筈だった
タカトク製の変形玩具は同社の倒産によりお蔵入り。その後、極少数がノンブランドで
流通したものの幻のアイテムとなっていただけに昨今の高い技術と情熱で文字通り
ハイスペックな商品となってファンの元へ届けられたのは歓喜の極みであります。
2014年5月18日発売/定価:14800円
SIDE VIEW
全長:約17cm
キャラクター性がグッと上がる前4後2の6輪スタイル。
モデルはタイヤサイズがやや小さく感じたり、リアフェンダーが窮屈な感もありますが
変形の都合もある中で非常に格好良く纏めていると思います。
TOP & BOTTOM VIEW
プロトタイプカー然としたスタイルである事が良く解る上部。
基本的に平面構成ですが単調にならない様なデザイン的工夫が見られます。
底部には変形用の盾と銃をマウント可能。
タイヤには軟質樹脂を使用。 細いタイヤ幅も致し方無し…ですね。
FRONT & REAR VIEW
前後のライトにはクリアパーツが使用されているのが◎。
フロントに対してリアのデザインはやや安直気味かな?
ところでモデルは其処彼処に歪みが見られますね…色々と調整してみたんですが、
元より組み付けの悪い部分があってこれが限界でした。
コクピットにもクリアパーツが使用されているのですが
かなりキツめのスモーク仕上げとなっています。
低重心でスピード感溢れる格好良いデザイン!
勿論、転がし走行は可能なのですがこのデザイン&タイヤ軸の組み付けの関係で
快適な走行とはいかないのが玉に瑕だったり。
コクピット後方にある垂直尾翼っぽい部分(ロボ時の胸アーマー)にも
変形用のアレンジが施されており、本来のサーカスTとは印象が異なります。
↓アニメだとこんな感じ。
フロント周りに関してはモデルの方が格好良いかな。
パッと見そんな感じはしませんがサーカスTって実際は結構大型の車両なんですよね。
ロードアタッカー
説明書を見ながらすんげぇ神経を使いつつ変形させてみましたが
個人的にゃあんまり有り難味が無いというか…
後輪の変形に関して
ロードアタッカーにする際、画像の様にフレームパーツを軸移動させるんですが
説明書にある「タイヤを前に押し出す」って表現を理解するのに時間が掛かりました。
多分こうなんだろうな、と思ってもフレームが硬くて全然動いてくれず
結局ペンチでえいっ!ってな感じでやっとこさ解決。
そしてガルビオンに
ギシギシ&ミシミシゆわせながら漸くメインのロボ形態に。
関節の可動に関しては変形の都合で足首など良く動く部位もありますが
太腿の前後可動などはイマイチ。トータル平均点といった処でしょうか。
肩や胸の板の角度は各自の好みで良いと思います。
付属品など
左からロボ時に使用する盾、サーカスT時にマウントさせる小型の盾、
右上が小型盾に取付け可能な変形ギミックを持たせた銃、
その下がロボ時に持たせる通常サイズの銃となっています。
↓銃の変形パターン
サーカスT時の為に銃と盾を大小揃えるというのには若干の無駄感も。
因みに手首は通常の握り手、銃を持てる穴開き握り手、平手、変形用の小型握り手が
それぞれ左右セットで付属しますが、これにも若干の無駄を感じたり。
浮遊飛行形態
背中の翼を広げ足首と脇腹にオプションパーツを装着すれば浮遊飛行形態に。
台座も付属しますがガルビオンの重量に対して少々強度不足かな?
説明書にはありませんが
画像の部位が開閉可能。
浮遊飛行時のスラスターかと思うのですがスーパーカーライトっぽい感じでパチリ。
出してくれただけで有り難い…か
超格好良いサーカスT、しかも変形可能!
放映30年目にして漸く一般販売された変形玩具という事でとても嬉しいし
メーカーさんには感謝なんだけど、変形に関る部分でもっとダイキャストを
使用して欲しかったり、塗装剥がれを考慮して全塗装は回避して欲しかったりと
遊ぶ上では残念な点も多かったり。 あと中国での組立&塗装作業にムラがあるのも
気になりますが、何はともあれ現状マストアイテムであるのは間違いないです。
早速色移りが…→
クリアでコーティングした方が良かったかな。
プラモ版サーカスTはコチラから
画像をクリックするとこれまで展示していたプラモの展示室へ入れます。
因みにここで展示したメガハウス版サーカスTと全長はほぼ同じだったりするので
メガハウス版サーカスTも1/48スケールと見て良いかも?