(灵动 号)
登場作品:宇宙星神 GALAXIA(2011)
Ling Dong製 プラトイ
灵动号は中国のCGアニメ「宇宙星神」に登場する主役サイドの大型宇宙船で
中心となる大型船に複数の小型宇宙船が合体するシステム。
名称である「灵动 」は‘リン・ドン’或いは‘レィン・ドゥオン’と発音する様で
本作のトイを展開するメーカーの名称にもなっており、これを直訳すると
「良く動く」といった感じらしいので「高機動号」といったところでしょうか。
ここでは便宜上、以下「リンドン号」と表記する事にします。
2011年発売/定価:?元
では、リンドン号を構成する各メカを個別にご紹介!
因みに本編は未見故、設定等は不明なので気になる方は動画サイト等で確認して下さい。
リンドン号の本体部を構成する宇宙船。
もう少し中華的ケレン味が欲しい気もしますが日本製アニメの影響でしょうか
最近の中華メカは随分格好良くなったものですね。
SIDE VIEW
全長:約26cm
平面主体の構成はCG制作時の利便性を考慮したものかと思いますが
モデルの造形は劇中CG以上に丸みを与えたものとなっており、立体として大変格好良く
纏まっていると思います。表面ディティールの再現度や良好なカラーリングセンスを
見るに、一昔前の中華玩具を知る者として隔世の感を禁じえません。
TOP & BOTTOM VIEW
全体的には航空機然としたシルエット。
目に付く武装としては船首底部に外付けで砲を装備しています。
上部に4箇所、底部に1箇所、左右の翼端に合体用ジョイントを装備。
FRONT & REAR VIEW
船首にある窓の下部が塗装されていなかったり樹脂製の尾翼の変形が酷かったりと
残念な点もチラホラ。日本の玩具にも散見しますが折角の良デザインが台無しになって
しまうので、メーカーには商品の完成度という面に於いてもう少し考慮して欲しいですね。
ACTION
前方の円い部分を押すと後方の部位がポップアップします。
劇中設定に関するギミックだと思うのですが未見故どういった意味合いかは不明。
個体差だとは思いますが部品のヒケ具合が酷かった…(涙)
後部にある合体用の部位は上方に引き出す事が可能。
フル合体時には画像右の状態にします。
後部ハッチが開閉可能。その内部には小型メカらしきモールドも。
ハッチは開けた状態で固定出来ないのがウ〜ンな感じ。
底部にある部位が下方へスライド可能。
側面のモールドを見るに恐らく後述する車両用のランプだと思うのですが…
パッケージの写真と
パッケージ用のは塗装等がパワーアップしてますね。
引き続きパッケージで振られた番号順に各機をご紹介。
全長:約9.3cm
‘物資’という字面を見るに補給船とみて良いのかな?全ての宇宙船中、最もシンプルな
外観の本船。ギミック的にも船体上部の開閉のみとシンプルそのものだけに画像下・右に
あるパッケージ写真の様にせめて塗装面で頑張って欲しかったところです。
全長:約10.1cm
先の補給船と対を成す様な船で見た感じLSTっぽいのかな。
観音開きの船首や前方に延びるスロープ等、凝ったギミックが与えられています。
全長:10.5cm
修理・作業用の船かな?船体上部を左右に開くと内部にある3本のロボットアームを
引き出す事が可能。前方のアームは‘手首’を回す事も可能となっています。
全長:約12.4cm
大型ミサイルを備えた攻撃的な船でモデルの方もミサイルを発射可能、
画像下・左の様に仰角も変更可能です。
全長:約9.1cm
唯一の車両。他の宇宙船は形状的に似通っているのでその存在感は中々のもの。
上部の機銃が旋回、転がし走行が可能です。
合体時には画像下の様に機銃部を車内に収納。機銃部の裏側がジョイントになっています。
全長:約12.1cm
アンテナやレドームを備えた探査船。小型船の中では最も特徴的な外観ですね。
モデルはアンテナとレドームが連動して手動回転します。
全長:約16.7cm
電磁砲でしょうか。OP映像を見るとここから主役ロボが射出される様です。
モデルは砲内にある‘カタパルト的な何か’が前後にスライドし、後部のリボルバー的な
ものも回転可能。ミニロボを付属させ射出可能!…という発想は無かった様です。
画像右下はリンドン号へのジョイント部で五角形の枠共々、車両以外共通となっています。
八合体!
全機合体した様子。合体場所に関しては特に固定されている訳ではない様です。
共通ジョイント故にモデルの方も組み替え可能ですがリンドン号本体、電磁砲、装甲車
以外の各機は本体の基本形状が似ているので組み替えても然程変化は無いのが残念至極。
SIDE VIEW
纏まりに欠けるのは仕方ないとしてジョイント部の精度の低さや耐久力の無さ、重心の
バランスの悪さが合体状態を不安定極まりないものにしています。特に電磁砲と装甲車の
合体具合が酷い。こういった外面は整えるが品質的なものには注心しないという
中華クォリティ全開な部分に辟易しつつも反面ニヤッとしたりもする自分の姿が…(笑)
FRONT & REAR VIEW
単に各機をそのままくっつけているだけなのは、やはりCG制作上の都合でしょうか。
現実的ではあるのですがアニメなのですからもう少し凝った合体を望みたいところです。
どうも下部に合体している装甲車は…
玩具オリジナルらしいですね。実際の装甲車はもっと小型で先述したリンドン号下部の
収納式ランプから発進するのではないかと予想しています。
OP映像ではこんな姿も
あ、何かスッキリしていて格好良いかも。
臨機応変に運用されるというのは良い演出だと思います。
リンドン号はギミックを合体に絞った小型廉価版も発売されていますが主役はロボットで、
登場する各ロボットは球形に変形可能…ってググッたら何か爆丸っぽいなコレ(笑)