ジャイアント 7

 

 

 

 

メーカー:アリイ

動力:ゴム

定価:¥100

 

 

 

 

 

潜水艦で巡航ミサイルを運用しようとした時代、

アリイが送り出したジャイアント7はミサイルの

自動発射というギミックを搭載させました。

 

 

 

箱絵

各所に破れが…(涙)

最大の特徴であるミサイル発射ギミックをフィーチャーした迫力ある構図です。

 

 

中身

2色成型の部品にゴムとシャフト、接着剤が付属。

全長は約21cmになります。

 

 

説明書

このジャイアント7はデザイン的にもギミック的にもナカナカ見所のあるヤツです。

 

艦首には防潜網切断装置(子供向けなのにチャンと説明されてるんだ…)を装備。

この時代になるとこういった装備は見られなくなるのですが、

見た目が(子供的に)面白いので採用されたのでしょうか。

 

この艦はゴム動力により自動浮沈航行が可能です。

その構造はどのキットも大体同じで、セイル後方にレーダー状の部品を設置して

舵と直結、水の抵抗を受けるとレーダーは後方に倒れ舵が上げ舵になります。

ジャイアント7ではこの「レーダー」をセイルの両サイドに設置、

他の自動浮沈キットとはかなり異なった印象を受けます。

これは後述するカタパルトが関係しているのですが、

他のキットではあまり味わえない魅力となっています。

 

ミサイル発射はカタパルトで

ミサイル発射というとバネでピョ〜ンなんてイメージがありますが、

ジャイアント7ではセイル後方に設置したゴム動力のカタパルトで自動発射させるという

チョット変わった方式を採用しています。

 

スクリュー用のゴムを巻いてゆくと船体内のゴムの長さは縮みます。

これを利用してスクリュー用ゴムの先端(艦首)に可動式のフックを設置。

スクリュー用ゴムを巻いて縮ませた状態の時に

カタパルトを艦首側に押し込んでフックにロックさせます。

 

水中で指を離すと潜航開始…するとゴムは次第に緩み元の長さに戻ります。

この時、艦首の可動式フックが動きカタパルトのロックが外れてミサイル発射となります。

カタパルト用ゴムの引っ張られた状態とスクリュー用ゴムの縮んだ状態の

お互いが元に戻ろうとする力のバランスを利用したアイデア賞モノのギミックですね。

 

デザイン的に面白いのはミサイルの尾翼がセイル内部に入り込んでいる所です。

ミサイルはカタパルトのピンにハメてあるだけなので潜航中に外れてしまう懸念があります。

これを回避する為の処置だと思われますが、単に甲板上にミサイルがチョンと載っている

状態よりはワンポイントのアクセントが効いていて良いと思います。

 

艦底にはそこそこの大きさのスリットがあるのでゴムのメンテも可能と思われます。

 

 

…と、いう具合に結構魅力ある潜水艦に

仕上がっていてお気に入りの1艦となりました。

定価¥100(当時)も魅力ですが、

唯一残念なのはフラッドホールを含む

全てが凸モールドなんです…

これは仕方無いですかね(笑)

 

予定性能

浮上した後にミサイル発射、発射後また潜航とナカナカの性能ぶりなのですが…

ちゃんと機能するカナ?(笑)

 

入り口  ロビ

 

 

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