三日月珊瑚礁基地
& Gタウン

登場作品:科学忍者隊ガッチャマン(&U)

 

197210月1日に登場したタツノコプロの大ヒット作「科学忍者隊ガッチャマン」。

2年に渡る激闘の末、コンドルのジョーを失いながらもギャラクターを倒した

ガッチャマンでしたが、ベルクカッツェに代わる新幹部ゲルサドラを起てた

総裁Xは‘新生ギャラクター’として再び地球を攻めてきた!

197810月1日からスタートした「科学忍者隊ガッチャマンU」は

前作のコンセプトを踏襲しつつメカニック的にはより商品的アピールを強め、

サイボーグとして復活したコンドルのジョーと共に

ガッチャマンストーリーの‘第2部’を盛り上げました。

 

 

 

 

そのデザイン

 

*  国際科学技術庁が誇る海中基地!

三日月型の珊瑚礁…その人工の珊瑚礁の下部にあるのが科学忍者隊の基地だ。

南部博士がギャラクターとの戦いの為に用意した要塞「三日月珊瑚礁基地」は

第8話で初登場、その後ギャラクターとの戦いの拠点となりました。

海底に設置した据え置き型に見えますが実際は海中に浮いた状態で、

どこでも自由に移動する事が出来ます。

 

残念ながらギャラクター工作員の暗躍により第92話で三日月珊瑚礁基地は壊滅。

機密保持の為、ガッチャマン自ら超バードミサイルでトドメを刺す事に。

もっともギャラクターを基地内に侵入させてしまったのは

ガッチャマンの凡ミスだった様な…。

 

*  国際科学技術庁が誇る潜水空母!

三日月珊瑚礁基地を失った国際科学技術庁は次作「ガッチャマンU」で

三日月珊瑚礁基地よりも更に大規模な海中基地‘Gタウン’を登場させます。

縦長だった旧基地と比べ今回は横長、潜水空母と言っても良い外観は

国際科学技術庁の全てのセクションを内包。その規模は巨大となり

基地というより一つの街といった感じでGタウンの名に相応しいですね。

巨大なGタウンを移動可能とするのは‘ダグラス機関’と呼ばれる

動力システムで、設計者の1人ビル=ダグラスの手によるもの。

劇中にも娘エバと共に登場しています。

 

実写合成により司令室の窓の外で本物の魚が泳いでいる、という

画作りが当時とても印象的でした。

 

 

…で、玩具

 

三日月珊瑚礁基地

イマイ製 プラモデル

画像は放映当時に発売されたものを平成11年(1999年)に復刻したもので

一部金型が紛失したのか付属するG3号以外のGメカがメタルキットとなってしまいました。

ベースとなった島部分は様々なキットに流用されているのですが

オリジナルはマイティジャック辺りでしょうか?

商品名は「ガッチャマン秘密基地」と分かり易いものとなっています。

定価3800円

↑付属のメタル製Gメカ。G4&5号は組立てが必要です。

 

組立説明図より

完成後の大体の感じが掴めるかと思います。

実際劇中に登場する基地は司令塔近辺のみで海中に没しているのですが

この辺はメーカー判断で設定・スケール感無視の「遊べる仕様」に。

因みに劇中では基地上部の三日月珊瑚礁は緊急時に切り離し可能となっています。

↑島部分のアクション。

この様に昔は玩具としての役割を持ったプラモデルも多数ありました。

 

ゴッドフェニックス発進!

ゴッドフェニックスの展示室へ!

海中にある司令塔内部の格納庫より科学の翼が飛び立つ!

画像はユニファイブから発売されていた超真合金ゴッドフェニックスの初版。

画像をクリックすると展示室へ入れます。

 

 

G タウン

ポピー製 おふろセット

お風呂で遊ぶ事を前提としたプラトイで水中モーターが1個付属します。

同様のスタイルで「SF西遊記スタージンガー」等も発売されていました。

Gタウンの立体物としては他にポピニカ版が存在するのですが

このプラトイ版同様、本編とは違ったイメージでの商品化となっています。

 

左側面

全長約26cm

脚部にあるタイヤで転がし走行可能。

劇中に登場するGタウンとは若干…否、かなり形状が違うのですが

元のデザインを正確に立体化しても玩具としての魅力に欠けたものになる事が

明白なのでこの様な思い切った玩具的アレンジは正解だったかと思います。

 

上・底部および前・後部

本体中央部は付属のニューゴッドフェニックスのカタパルトとなっており

ニューゴッドフェニックスに取り付ける水中モーターの関係もあって

でっかいミゾ状となってしまっています。

付属の水中モーターは画像にもある様にGタウン底部にも取り付け可能で

これによりGタウン本体も水上航行が可能です。

 

底部に見える白い部分は発泡スチロールでこれを浮力材としているのですが

前部には角度が変えられる赤い潜舵が付いており、

もしかすると潜航する事が出来るのかも。

今となっては貴重な玩具なので試す度胸が…()

 

付属のニューゴッドフェニックス

全長約17cm

割と丁寧に作られたプラトイでアクションは画像右上の通り。

機首から付属のミサイルを発射可能、翼は根元のボールジョイントで可動する。

付属の水中モーターを底部に取り付ければ水上航行可能なのが最大の特徴です。

もしかすると翼の角度を変えれば潜航するのかも…?

画像はGタウンにあるカタパルトにニューゴッドフェニックスをセットした状態。

黄色のV字部分を押すと発進、水中モーターをセットしておけば発進後そのまま

ニューゴッドフェニックスは水上航行して行く…といった感じで中々に楽しい。

 

劇中ではGタウンに対してニューゴッドフェニックスの大きさは米粒ほど。

ニューゴッドフェニックス内部に格納されているガッチャマンの個別メカ、

イーグルシャープ(G1号)・コンドルアタッカー(G2号)・オートスワン(G3号)

スワローへリコ(G4号)・ホーンドタンク(G5号)の内、

白鳥のジュンが乗るメカ‘オートスワン’以外は潜水機能がある様です。

 

ニューゴッドフェニックス発進!

ニューゴッドフェニックスの展示室へ!

「ガッチャマンU」ではメカを一新、主力メカである

ゴッドフェニックスも‘ニュー’ゴッドフェニックスへとパワーアップ。

その操縦もロボット‘パイマー’によって行われ、前作でゴッドフェニックスを

操縦していた みみずくの竜にはホーンドタンクという新メカが与えられた。

画像をクリックすると展示室へ入れます。

 

画像左はポピーより当時発売されていたDXポピニカ ニューゴッドフェニックス

画像右は同じくポピー製の超合金 パイマー

 

太陽輝く地球を守れ!

国際科学技術庁の雄、南部博士(画像左)は科学忍者隊(画像右)を創設、

これを指揮しギャラクターとの長く苦しい戦いに挑んだ。

ガッチャマンUの後番組であるガッチャマンFではアンダーソン長官の後任に選出され

国際科学技術庁長官となるものの総裁Z率いるネオギャラクターとの戦いの中で

その命を落とし、その最終決戦に於いて勝利したガッチャマンもまた生死不明となる。

 

画像の南部博士はリアライズエージェンシー製のトレーディングフィギュア、

ガッチャマンはブルマァクから当時発売されたミニソフビ。

 

 

 

 

タツノコのヒット作「ガッチャマン」の

メインメカには潜水艦然としたものはありません。

ゴッドフェニックスやG4号、ガッチャマンUの

各メカに潜水機能が備わっている為ですが、

ここで紹介した2つの海中基地の存在感が

それを補ってくれている様です。

 

‘U’第47話では新旧ゴッドフェニックスが夢の競演!

 

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防衛軍総司令部

 

 

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