PLANET EXPRESS SHIP
登場作品：フューチュラマ（1999）
FUTURAMA
Ｍ.Ａ.Ｃ.製 アクションフィギュア
アメリカの人気アニメ「シンプソンズ」のスタッフによる一寸オトナのＳＦアニメ
「フューチュラマ」。 ここで展示する宇宙船は誤って冷凍装置により1999年から2999年
の世界へ飛ばされた主人公が勤める事になる惑星間運送会社が所有する宇宙貨物船。
本作は都合８シーズンほど制作され、フィギュア類も幅広く展開されていた様です。
本モデルはＭ.Ａ.Ｃ.（ Moore Action Collectibles ）社によるフィギュアシリーズ
の１つで、小サイズながらもアクションを盛り込んだナイスなモデルとなっています。
2000年発売／定価：？
ＳＩＤＥ ＶＩＥＷ
全長：約１４．４ｃｍ
科学者のヒューバート・Ｊ・ファーンズワース教授（160歳）は更なる研究・発明資金を
得る為に惑星運送会社・プラネットエクスプレス社を設立、そこで運用する宇宙貨物船が
本船で建造も教授によるもの。 教授自身は主人公の遠い甥で一寸アレな人という設定。
本作の美術設定にはそのタイトルが匂わす様に所謂‘レトロフューチャー'が取り入れ
られており、本船からもその香りが漂っています。 モデルは小振りながら基デザインの
シンプルさ故か造型は大変に良好、綺麗に印刷された尾翼の社章が華を添えます。
ＴＯＰ ＆ ＢＯＴＴＯＭ ＶＩＥＷ
基本形状はレトロフューチャーそのものですがフロントウィンドウの形状等、所々で
その枠に留まらぬアイデアが見てとれ、モデルの造型にもそれが活かされています。
間延びを防ぐ底部ディティールの一部は後述するギミックが齎すものなのも良い感じ。
ＦＲＯＮＴ ＆ ＲＥＡＲ ＶＩＥＷ
上下でズラした船首のデザインは何処かサンダーバード２号の様？
船体右側には搭乗用ハッチとステップが。 この辺の細かな演出がニクイところです。
ほぼ等角に配された主翼と尾翼はＰＶＣ製なので少々曲がっちゃう場合も。
翼や後部のスラスター等はＰＶＣ製ですが本体はカッチリ感が嬉しいプラスチック製。
蓮の様なスラスター内の細かなノズルをちゃんと開口する仕事ぶりにも好感が持てます。
本船の絶妙な配色は船体の美しさを強調、無闇にリベットを配さなかったのは良判断！
思えばジェットソンの宇宙船や日本のサジタリウス号など宇宙船に緑って案外アリかも？
ＡＣＴＩＯＮ
設定では船体上部のレーザー砲は熱感知システムや赤外線ターゲティングシステムを
搭載し360度旋回可能。 上部の小さな青いドームが砲座で主人公達が顔を覗かせます。
モデルのレーザー砲も画像の通り旋回可能、この様な基本的ギミックの再現は大事な処。
ランディングギア展開！
底部に３ヶ所あるランディングギアが展開、着陸態勢をとる事が可能です。
前方は設定通りメイン搭乗口となっておりステップも再現。 後方のランディングギアは
パーツ同士の摩擦力に頼った構造ですが、万一緩んでも主翼が余裕で支えてくれます。
因みに劇中だと後方のランディングギアの色はグレーみたい。
台紙の裏には
本船の説明が色々と。 何か燃料はダークマターらしいッスよ？
モデルの底部にはカーゴハッチのモールドがあるものの誠に残念ながら開閉は不可に。
未見なんスよねぇ…
本モデルにはナゾの宇宙生物？が３体付属。 本作は未見なんで何者か解んないんですよ
ねぇ…1999年の作品なんで日本でもＣＳやらケーブルＴＶ等、視聴出来る環境はあったと
思うんですが2018年現在もソフト化されず…是非見てみたい作品の１つなんスけどねぇ。
シリーズアイテム
本船以外にも主人公・フライと仲間２人がラインナップ。
限定品で４種をセットにしたものも発売されていました。
固有の名称が無いのが残念
冴えない主人公達が宇宙の運送屋をする話って部分で「宇宙船サジタリウス」を想起する
本作。 主役メカとも言える本船はレトロフューチャーの名の下でも安易なロケット型に
終わらぬ格好良さを持たせたグッドメカだけに愛着の湧く名称を与えて欲しかったです。
モデルの方も小さなボディに劇中ギミックを仕込んだ良モデル。 本品以外にも幾つか
モデル化されたらしいんですが何れも小振りなものだったみたいで、出来ればもう少し
ＤＸな内容の‘海外トイにはお馴染みのプレイセット仕様'で欲しかったですね。