登場作品;青の6号
速度;60ノット(水中)
安全深度;800〜1000m
青の6号に搭載されている小型潜航艇、それがフリッパーです。
「青」のコンピューターが選んだ2人の少年搭乗員、
山野ケン太と沖田竜次によって6号を助けるべく活躍します。
「ジュニア」も進化
「サブマリン707」で好評だった小型潜航艇ジュニアですが、
「青の6号」にもここで紹介するフリッパーが登場します。青の6号に1隻搭載されたフリッパーは
小型ながらも原子炉を装備。水流ジェットとスクリューの二重推進方式でエネルギー補充は半年に一度と
高性能ぶりを見せています
微妙な違いも…
作中で見せるフリッパーの装備としては底部にある連装式の魚雷(ロケット弾?)発射管が目立っていますが
それ以外にも艇首先端部に探照灯があったり赤外線照射装置があったりと、細かいところも見せてくれます。
また初登場時のフリッパーは並列複座式だったのですが第2部のヤマトワンダー編では縦列複座式に変更され
ていて、両舷にある番号も敵であるヤマトに捕えられている間にイキナリ「61」から「6」になっていました。
これは「青の6号」全体に言える事なのですが、アイデアは面白いのに設定やストーリーの詰めの甘さが707
以上に目立ってしまっていて非常に残念な気がします。その辺が作品の人気のあり方にも繋がっているのでは
ないでしょうか?作者である小澤氏もその辺の事は良く判っている様なのですが…。
イマイ製 プラモデル
…の中身で、トップにあるのが箱絵。
ここで紹介するのは1990年3月に再販されたもので
基本的には初版当時と同じもの。ゴム動力で潜行可能だ。
大小ある内の大の方で完成すると全長約17cmになる。
定価¥400(再販)
小サイズ(再販品)
下にある「タンデム1号」は70年代の再販品で、
名前は変わったが中身はそう変わりません。
同シリーズで発売されたコーバックも「ミニサブマリン」という名になり
やはり「タンデム1号」と同シリーズで再販されました。
大サイズ同様にゴム動力で潜行可能で全長約11cm ¥100
上は707U世でも紹介した「707F」の食玩で、
ナゼか青の1号「コーバック」と共にラインナップされました。
中身はタンデム1号と同じもので、浮力材として発泡スチロールが追加されています。
90年代に再販されたと思うと嬉しい限りでした。
「サブマリン707F」とは何の関係もありませんが… 定価¥200
70年代再販品
こちらは初めに紹介した90年代再販品と中身は同一ですが、
成型色はオレンジと赤の2色となっています。
また名称変更に伴い、箱絵にある様なデザインのシールが付属します。
定価¥200
更に「セブンエース」には上記の様な嬉しいオマケが付属します!
主役の6号がキット化されなかった分、
当時のファンはこのフリッパーの活躍に期待
せざるをえなかったのですが、如何せんイマイチ
期待通りの活躍という訳にはいかなかった様で
広げた世界観も進化したデザインも結局、
「707」と「ジュニア」を越えられないで
終ってしまったのが残念です。