強襲揚陸潜水艦
トゥアハー・デ・ダナン

 

登場作品:フルメタル・パニック!

全長:218m 全幅:44m(潜舵含まず)

排水量:30800t(水上) 44000t(水中)

最大速力:30ノット(通常推進)

            40ノット(通常推進・EMFC併用)

             50ノット(超伝導推進・EMFC使用)

 

「フルメタル・パニック!」は衛星放送WOWOWで2002年1月より

放映された作品で賀東招二氏による同名小説のアニメ化。

謎の武装集団‘ミスリル’の活躍を時にシリアスに、時にコミカルにと

バラエティ豊かに展開。2003年には作品カラーを変更した「〜ふもっふ」が、

2005年には再びシリアス路線の「〜TSR」が制作・放映されました。

 

 

そのデザイン

 

*    フルメタル・パニック!

本作は2002年の作品ですが未見でした。

トシをとると作品のターゲット層から外れる事が多くなるので

最近の作品はどうしても見逃しがちです。

「フルメタル・パニック!」もここで紹介する玩具が出るまで興味が無くって

友人に「新しいキャラ物潜水艦玩具が出たぞ」と教えて貰って初めて気付く始末。

しかもこの「ダナン」、言われないと宇宙船にしか見えない…。

萌え属性のキャラやストーリーに商品的価値が希薄なメカ、

「フルメタル・パニック!」は面白い作品だと思いますが、その内容を真に

楽しめるのは制作側が狙ったターゲット層のみの様な気がします。

 

*    トゥアハー・デ・ダナン

…とは当潜水艦の名称であると同時に(型式TDD−1)

ミスリル作戦部にある「西太平洋戦隊」の名称でもあります。(他に3つの戦隊有り)

元はソ連が廃棄を決定した‘プロジェクト985型’をミスリルが数年かけて改装、

設計には艦長でもあるテレサ・テスタロッサが関っている…といった設定。

※作品世界に於いてソ連は崩壊していない。

 

強襲揚陸〜とある様に、その艦内には人型兵器ASをはじめ輸送・攻撃ヘリ、

VTOL攻撃機等を搭載〜運用可能となっています。

本体の武装としては533mm魚雷発射管×6、多目的垂直ミサイル発射管×10

弾道ミサイル発射管×2、MK48Mod6ADCAP魚雷、

アド・ハープーン対艦ミサイル、トマホーク巡航ミサイル…etc

また超高性能AI‘ダーナ’を搭載、極少人数でも運行可能となっています。

 

 

 

 

…で、玩具

 

アトリエ彩製 ASコレクション2

2006年に発売されたもので

2005年に放映された「フルメタル・パニック!The Second Raid」の商品。

商品シリーズとしても2弾にあたる。

ダナンはレア・アイテムとしてラインナップされた。

 

定価 ¥735

 

左舷

全長約13.5cm

宇宙を飛んでいても何らおかしくはないデザインで

恐らくメインメカであろう搭載ロボット(AS)と共に

「コレ!といった特徴が無い」という特徴を持っている。

現代のメカデザインにはよくあるパターンだ。

 

上部および底部

エンブレムにある「剣」がイメージだろうか?

突起物が多い物のPVCモデルは絶えず変形という症状に苦しめられる…

毎度温泉治療を施すのだが思うように治癒しません(泣)

 

前部および後部

ご覧の様に非常に平べったい。

最近のトレンドなのかもしれないが、もう少しメリハリが欲しい。

 

商品全容

画像の様に台座が付属する。

他シリーズのロボは関節可動等のギミックがあるのもののダナンは何もナシ。

一応「レア・アイテム」って事になってはいるが

一般的には余り有難くないものと思われます。

 

 

 

最近のアニメの多くは作品そのものが商品で

ある場合が多く、その影響か昔ほどパンチ力を

持ったデザインのメカが無くなってきている様です。

その分キャラクターの魅力で作品と商品の

販売を促進している訳ですが…出来る事なら

もう一度、メカのデザインでも広く人気を得られる

作品を見てみたいものです。

 

台座にあるミスリルのエンブレム

 

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