F-14A トムキャット

アメリカ海軍(1973

 

全長:19.1m/全幅:19.54m(最大)/全高:4.88m/最大速度:マッハ2.34

乗員:2名

 

 

 

 

中嶋製作所製 ウルトラ合金

キャラ物に限らずスーパーカー等もラインナップされていた中嶋製作所のウルトラ合金に

当時人気のジェット戦闘機が‘スーパーファイター’シリーズとしてラインナップ。

実機の格好良さを再現しつつ玩具として遊べる方向性を持たせたスタンスは

熟成しつつあった当時の合金玩具界に於ける同社の脂の乗り具合が

垣間見える、そんなナイスなシリーズとなっています。

 

?年発売/定価:?円

 

 

SIDE VIEW

全長:約19.5cm

 

F-14と言えば70年代が生んだ戦闘機界のスーパースターで、その容姿も平面と曲面を

複雑に融合させた大変グラマラスなスタイルでしたが、モデルの方はギミックを内蔵した

合金玩具という事もあってか省略とディフォルメを効かせ少々直線的な造形に。

 

因みにモデルはパッケージ表記で1/95スケール

初期に編成されたVF-1ウルフパック115号機仕様となっています。

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

お、モデル上部は側面よりも忠実に再現していますね。

対して底部は玩具らしさが良く出ています。

 

 

FRONT & REAR VIEW

本モデルの造形で一番残念に思うのが正面からの眺め。

F-15かと見間違う程に直線的・平面的過ぎるんですよね。

後述する電池を収納しなければならない等の都合があるのは解るのですが…

この辺メーカー側も妥協点を探すのが大変だったのかもしれませんね。

尾翼を含めた機体後部の厚みも気になるところですが、この辺を甘受出来れば

70年代の合金玩具として寧ろ良く再現していると好意的に見る事が出来ます。

 

 

ACTION

F-14最大の特徴といえば可変翼という事でモデルの方も両翼が手動で展開します。

う〜ん、実に画になりますなぁ〜。

省略&ディフォルメされた造形でもその格好良さが伝わってきます!

当時このウルトラ合金F-14で遊んだ子供がやがてプラモデルのF-14を手にした時、

F-14の事が更に好きになったんじゃないかな…なんて気がします。

 

 

ランディングギア展開!

3基のギアが手動で展開。後輪が機体に収納されていないのは残念なところ。

 

 

キャノピー開閉

画像の様にキャノピーが開閉可能。座席も再現されています。

因みにパッケージに写っているモデルのキャノピーは無色透明でリアルなのですが

実際のモデルは玩具的アレンジでしょうかクリアブルーに。

 

 

爆装可能!

モデルには増槽と爆弾が付属。好みに合わせてエンジン下部のパイロンに取り付けます。

また主翼基部にあるパイロンには付属のスパローミサイルをマウント可能。

スパローミサイルは5発付属します。

 

 

フェニックスミサイル装備!

画像左は本モデル最大の玩具的ギミックであるフェニックスミサイル発射装置。

付属のミサイルを弾槽にセットして機体下部にマウントします。(画像右)

発射機を前方にスライドして上方へ押し上げると先端からミサイルが発射される

仕掛けとなっており、2発目以降は発射機を後ろに引いた後に同じ様に繰り返します。

実際のフェニックスミサイルとは異なりますが玩具的には楽しいギミックですね。

フル装備状態でパチリ。実際に爆装した通称ボムキャットの登場は湾岸戦争時だった

そうなので、モデルは時代を先取りしちゃった感じ?

 

↓ふむ、フル装備でオラオラ!も良いですがシンプルな増槽も悪くないですね。

実機に装備される増槽の容量は1011L(×2)だそうです。

 

 

サウンドギミック&付属のディスプレイ台

機体底部に単3電池×1を装備後に背部の突起を上部に引くとマッハソニックと

名付けられたエンジン音が鳴ります。また画像右のディスプレイ台も付属します。

 

 

スーパーファイターシリーズ ラインナップ!

全て米軍機から為る全4種でスケールはマチマチ。

F-14以外カラーリングが派手なのは子供向けを意識したのかな?

こうして見るとF-14が一番プロポーションの再現が難しかったのかも。

 

 

その輝きは永遠に!

先述のフェニックスミサイル発射装置と増槽、爆弾、スパローミサイルは

スーパーファイターシリーズ共通の付属品みたいです。

 

既に本国アメリカでは全機退役したF-14ですが特異な機影から来るキャラクター性は

映画で活躍したり人気アニメメカの元ネタになる等、今尚その輝きを失っていません。

昨今の戦闘機は高性能かもしれませんがデザイン面に於いては

味も素っ気も無くなってしまった様な気がして少々淋しかったりです。

 

 

 

 

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