愛・地球博
オリジナルフィギュア
コレクション

関連イベント:2005年 日本国際博覧会 愛・地球博

EXPO 2005 AICHI,JAPAN

 

参加国:121ヶ国/4国際機関

開催期間:2005年3月25日〜9月25

会場:愛知県愛知郡長久手町(現・長久手市)・豊田市・瀬戸市

来場者数:22049544人(目標:1500万人)

 

 

 

 

サークルK・サンクス限定

愛・地球博オリジナルフィギュアコレクション

 

今は無きコンビニ「サークルK」「サンクス」が愛・地球博の期間中にキャンペーン展開

したもので、主に500mlのペットボトルドリンクを購入すると付属していました。

 

本来は中身が見えない外袋の中へ全8種個別のミニブックと共に封入されていましたが

中古品故、残念ながら欠品に。 最近(2020年)は余り見かけなくなりましたが一時期は

ドリンク付属のフィギュアで賑わい、フィギュアの出来も相当なものになってましたね。

 

2005年発売/定価:ドリンク類による

 

 

 

 

それでは21世紀初の国際博覧会となった愛・地球博を振り返って行きましょう!

 

モリゾー&キッコロ

愛・地球博公式マスコットキャラクター

モリゾーは縄文時代から生きている、キッコロは生まれたばかりの森の精。

声:八奈見乗児(モリゾー)・渡辺菜生子(キッコロ)

 

大阪の2人組デザイナー・アランジアロンゾによるデザインで開幕1周年となる

2006年4月〜9月にかけて短編アニメシリーズも制作、NHKで放送されました。

博覧会協会制作/5分×26本/総監督:高橋良輔

 

また、NHK教育では2007年〜2015年にかけて自然をテーマにした子供向け番組

「モリゾーとキッコロ 森へいこうよ!」も放送、息の長いキャラになった様です。

 

 

 

 

以下の各パビリオンは何れも長久手会場に設置されていました。

 

長久手 愛知県館

日本ゾーン

収容人数:1125人/平均観覧所要時間:約40

 

山車をイメージした外観の愛知県館は愛知の伝統文化や技を切り口に環境と産業について

総合プロデューサーを務める山根一眞が掲げた「環業革命」がコンセプト。 21世紀の

環境時代に相応しい新設計図をステージショーやモノづくりギャラリー等で提示します。

 

屋外にある‘あいち・おまつり広場’のステージでは県民主体による日替わりショーを

開催、主に伝統音楽やダンスが行われました。 (モデルにもある座席は300席ほど)

 

銀色に輝く3本のオブジェは‘踊る指南鉄塔’と名付けられたウェルカムモニュメント。

宇宙ステーションの開発に使われる可変形状トラスによる動く鉄塔です。

 

 

 

 

ユカギルマンモス

センターゾーン/グローバル・ハウス内マンモスラボ

 

過去・現在・未来における地球と人類の在り方をテーマに掲げたグローバル・ハウスの

マンモスラボには目玉とも言えるロシア連邦サハ共和国の永久凍土から発掘された

冷凍保存状態のマンモスを展示、ラボでは絶滅の謎に迫る最新の研究も紹介しています。

 

グローバル・ハウス内はオレンジ・ホールとブルー・ホールという2つのコースの

どちらかを選択して観覧する方式で、どちらを選んでも最後にマンモスラボを通ります。

混雑防止の為もあってか、マンモスラボ内には動く歩道が設置されていました。

 

 

 

 

夢みる山

企業パビリオンゾーンB

収容人数:200人/平均観覧所要時間:約15分(各シアター)・約90分(全体)

共同出展:積水ハウス・中部日本放送・東海テレビ放送・中日新聞社

個別出展:シャチハタ・日本ガイシ・ブラザー工業

 

目玉である4社共同による押井 守・総合演出のテーマシアター「めざめの方舟」の

床面に使用された50インチのプラズマ・ディスプレイ96台(約9×10m)は1枚絵を

映し出す事も可能、壁面や天井も含めた約10分間の体感型映像空間になっています。

 

個別出展の3社は各社の特色を活かしワークショップ(シャチハタ)やサイエンスショー

(日本ガイシ)、パフォーマーとの記念写真をプリント(ブラザー工業)等々を開催。

 

20世紀に壊された地球環境を21世紀の力で取戻すをテーマにした7社協力パビリオンの

外観は富士山をイメージしたもので、巨大なマウンテン・ルーフの最高点は41.5m。

夕焼け時や夜間のライトアップ時には葛飾北斎の「赤富士」の様でした。

 

 

 

 

ガスパビリオン 炎のマジックシアター

企業パビリオンゾーンB

収容人数:310人/平均観覧所要時間:30分程度

出展:日本ガス協会

 

炎をテーマに大魔術師(演:津川雅彦)と2人の弟子(演:古田新太ほか)が繰り広げる

ストーリー仕立ての映像&マジック・エンターテインメントショーを上演、それ以外にも

「不思議なガスの移動遊園地」やメタンハイドレードの燃焼実演等が開催されました。

 

組まれた400tの鉄骨は解体後の再利用を考慮したもので、規則的に並んだ

外周の立柱や外壁に使用された木材、緑化された屋上は周囲との調和を演出しています。

延べ床面積は2385u

 

 

 

 

ワンダーサーカス電力館

企業パビリオンゾーンA

収容人数:2000人(1時間あたり)/平均観覧所要時間:10分程度

出展:電気事業連合会

 

ワンダーサーカス電力館は「地球と人と夢、この素晴らしい世界」を表現した8つの

シーンをロボットの運転手がアナウンスする電車型ライド‘フク丸エクスプレス’に

乗って上ったり下ったり回転しながら巡るアトラクション型パビリオン。

 

屋外には噴水を使った各種演出が見られる「水のサーカス広場」や花壇・庭園を整備、

陸地部分を花で表現した直径:4.5mのモニュメント「花の地球」も設置されましたが

残念ながらモデルの造型は建物部のみでこの辺は再現されていません。

 

 

 

 

JR東海 超電導リニア館

企業パビリオンゾーンA

収容人数:650

出展:JR東海

 

「日本から未来への発信」「現在から未来への発信」をコンセプトにしたパビリオンで、

建物の形状やカラーリングは超電導リニアの存在感・躍動感を再現しライトアップ時は

昼間と異なる印象を演出。 展示車両を覆う酸化チタン光触媒テントも特徴的でした。

 

本館は混雑対策なのか3種の展示コーナーを独立させ、入口も3ヶ所設ける構造に。

 

「JR超電導リニア3Dシアター」

10m×18mのハイビジョン3D映像で超伝導リニアの走行シーンを体感可能。

歴史・開発等を紹介する約7分のプレショーとメインシアターの2段構成でした。

 

「超電導リニアMLX01-1

山梨のリニア実験線で200312月に有人走行で時速581 km/h(世界最高速/当時)を

記録したMLX01-1の先頭車両を展示、乗車して内部空間を楽しむ事も可能でした。

 

「超電導ラボ」

超電導に関する最先端技術や仕組みを実験装置やアテンダントで解説。

他にも開発に使用された装置の実物展示等もありました。

 

 

 

 

ワンダーホイール 展・覧・車

企業パビリオンゾーンA

収容人数:500人/平均観覧所要時間:20分程度

出展:日本自動車工業会

 

環境・資源・エネルギー・安全等の課題に直面し生活文化との関りや自然との共生等、

‘クルマ’に求められる多用な進化の為に新たな挑戦を続ける、がコンセプトで

外観の赤いカラーは太陽・愛・情熱・エネルギーを表現しています。

 

自動車の歴史を映像で紹介する「プレショー」を過ぎると「メインショー」である

展覧車のキャビンに乗り込みます。 屋内・外で構成された8つのシーンをキャビン内

から観覧するという趣向で「ポストショー」の展示物を見ながら退館するという流れ。

 

ワンダーホイール展覧車は観覧車をライド装置に見立てた国際博覧会史上初のパビリオン。

「展覧車」とは展示・博覧・観覧車から採ったネーミングで直径は50mほどでした。

 

 

 

 

全種コンプリートするとリング状に

 

全8種を繋げると画像左の様な直径:約12cmのリング状になります。

自動回転機能のあるディスプレイ台があると飾り栄えしそうですね。

 

画像右はモリゾー&キッコロ以外、当時の会場配置に倣って並べたもので各パビリオン

の位置関係はこんな感じ。 本当は会場全体のジオラマが出来ると嬉しかったんだけど

流石に無理だったか特徴的な外観の企業パビリオンを主体とした構成にした様です。

 

約半年という期間、大規模な非日常的時間と空間を他国の人も含め大勢が共通体験する

万博は貴重なイベント。 やがて来る「2025年 日本国際博覧会(大阪)」でも

人と共有した想い出に浸れる楽しいフィギュアが出るといいなぁ。

 

 

 

 

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