ムゲンキャリバー
(ランドキャリバー)

&コンバットキャリバー

登場作品:特装機兵ドルバック(1983

 

 

 

 

CM's製 BRAVE合金 コンバットキャリバー

(シーエムズコーポレーション製 ブレイブ合金)

この時期、順調にシリーズ展開していたブレイブ合金21番目のアイテム。

ムゲンキャリバーにハイ・ラミネードアーマー等を加えた豪華な仕様で、少々値段は

張りますがキャリバーならではの豊富な装備品による高プレイバリューが魅力です。

ベースとなるムゲンキャリバーはカラー違いの宮沢模型ver.や、カラーと頭部形状等が

異なる量産型もリリース。 結果、馴染みの薄いユーザーには若干混乱を来たすかも?

 

2009年発売/定価:24990

 

 

SIDE VIEW

全長:約12.8cm

 

通称ランドキャリバーと呼ばれるジープ型の走行形態。

ジープと言っても性格上、戦車並みのデカさを誇っており威圧感は中々のもの。

ノンスケールモデルですが放映当時にタカトクから発売されていた1/55スケールの

変形玩具とほぼ同サイズなので、まぁそんなもんでしょうか。

もっとも1/55ってのもアバウトでしょうけどね(笑)

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

無骨な平面構成のボディが如何にも軍事車両な感じで◎。

車体中央部に運転席がありますが基本1人乗りなのが一寸淋しいかな。

底部を見ると変形の構造が垣間見えますが腕部の装甲が車体底部を

護っていると考えると理に適っていて良い感じに。

 

 

FRONT & REAR VIEW

ワイルドで格好良いフロントに対してスカスカ感が隠せないリア。

ライト類は残念ながら塗装で表現。ウィンチなども含めてこの辺のディティールを

もう少し精密にしてくれていれば印象がグッとアップしたのになぁ。

 

変形の都合があるので仕方ありませんが車両として見た場合、

もう少しタイヤをインチアップして車高を上げた方が格好良く見えるかな?

フロントウィンドウにはワイパーのモールドも。

外装部の素材はプラ多めですがフェンダー部にはダイキャストが使用されています。

基本的に車体は装甲で覆われていると思うのですが、

そう思うと運転席が剥き出しってのが気になったりならなかったり。

 

 

同スケールの無限真人が付属!

本機に搭乗可能な座りポーズと立ちポーズの2種が付属。

因みに立ちポーズは全高:約4.3cm(台座含む)になります。

 

 

ロボットモードに変形!

座席に真人を座らせたまま変形可能なのは中々の高ポイント。

 

 

変形完了

全高:約17.8cm

流石21世紀の玩具だけあってスタイリングは良好ですね。

ランドキャリバー時の印象とは異なる重心高めのスマート体形。

ダグラムっぽい腕部は装甲が一体成型なのが賛否ありそう。

 

 

各種装備をマウント!

右脚にはグレネード弾5発とそのラックを、左脚にはアーマーライフルの本体を、

そして背部には機関砲をマウント可能。

時流に乗ったミリタリー風味がドルバックメカの魅力ですね。

 

 

アーマーライフルの組み立て

機関砲にセットされている銃身を外し、展開させたライフル本体に取付けます。

 

お、鳩胸が気になりましたが意外と格好良く構えられたり。

 

 

関節の可動に関しては

腕部の構造はオーソドックスながら肘の曲げ角度を大きくしているのが魅力。

脚部はデザイン上、かなりの制限を受けているのですが脚の付け根部分にある

変形用のフレームを利用する事により‘一応'大きなモーションを得られます。

ただこのフレームに保持力は全く無いのでフレームを展開させて開脚させると

脚部がプランプランになるんですよね…この辺少々ストレスが溜まるかも。

 

膝や足首の曲げ角度が小さいのは残念な点ですが、膝に回転軸を設けたり

腕と脚の付け根部にクリック機構を設けた辺りは評価したいところです。

 

 

グレネード弾は

ラックから取外しライフルの銃口に取付け可能です。

銃一つで随分プレイバリューがありますね。

ところでライフルとグレネードを脚部にマウントする場合は

左右逆の方が良い様な気がするのですが…

 

 

いくぜぇっ!

武装状態のランドキャリバー。 グッと頼もしくなりましたね。

この状態から変形可能なのもポイント高し!

 

 

ジャンピングブースター装備!

変形後背部に回るタイヤには付属のカバー(というか装甲)を取付け可能。

更にジャンピングブースターを装備すれば防御&機動力がアップ!

ブースターのグリップを握らせて格好良くポーズを取らせようと思ったんですが

全然決まらなかったので割愛。ロッドの基部がボールジョイントだったら良かったかも。

あとタイヤカバーが緩くてポロポロ取れるのが…

 

 

更にロケット砲を装備

右側のタイヤカバーにある蓋を取れば付属のロケット砲を装備可能。

内部の軸を中心に仰角も変更可能です。

 

 

更に2連速射砲MAC-11モザートを装備

装備するには右手首を取外し基部のボールジョイントに差し込みます。

確か放映当時に発売されたプラモデル用に新たに設けられた武器で

劇中には登場していなかったと思います。

 

 

装備バリエーションの豊かさは大きな魅力

ランドキャリバー状態でも装備違いで様々な表情を楽しめるのは良いですね。

 

タイヤカバーのマウント場所は無いのでブースター搭載時に変形させる場合、

カバーを付けないという選択肢も。ていうか、劇中では付けてなかった記憶が。

 

モザートのマウントに関してはややバランス悪いかな?

横向きにマウント出来ると良かったかも。

 

 

トドメのハイ・ラミネードアーマーを装備!

「コンバットキャリバー」と呼ばれる所以ともいえる追加装甲ユニットを装着してみる。

流石にこの状態だと余りポージングは楽しめません。腰アーマー、ポロポロ取れるし。

画像右で手に持っているのは更に付属のブラスターガンで、マガジンが取外し可能です。

 

 

更に更にパワードアーマー2体も付属!

キャリバーと同スケールと思わしき2体のパワードアーマー・ノーブとハークが付属。

どちらも基本PVC製となっています。

 

ノーブ 

全高:約5.4cm

殆ど可動しませんが肩部にはボールジョイントが使用されているので多少ですが

腕に表情が付けられます。 また3種類の装備が付属し装着可能なので案外遊べたり。

 

 

ハーク

全高:4.3cm

ノーブと同様の仕様で付属する装備は2種類。

ノーブ、ハーク共に造型も塗装も中々良好ですが材質からくるツ〜ンとした臭いが…。

 

 

ひゃっはー!

愚連隊っぽい感じでパチリ。

キャリバーと組み合わせて遊べるというのも商品の魅力アップに寄与していますね。

因みに量産型キャリバーにはガーディアンとティンクルベルが付属します。

 

 

地味さが魅力のメカもある

変形するリアルロボットアニメが百花繚乱だった時代に於いて他よりも一寸地味目だった

ドルバックメカですが、言い換えればそれだけリアル志向のデザインであったと言えそう。

 

展示したシーエムズのモデルは完成度的には惜しいところが多々見られるものの、

その遊び応えのある設計思想はファンの心をグッと捕らえる嬉しいものでした。

これで値段がもう少し安く、ガゼットやタルカスも出してくれていれば…

何処か憎めないメーカー・シーエムズは誠に残念ながら2014年に消滅してしまいましたが

このブレイブ合金キャリバーは自分にとってとても良い想い出となりました。

 

 

 

 

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スーパロボット格納庫

 

 

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