登場作品:ドラえもん のび太の海底鬼岩城(1983)
エポック社製 プラトイ
商品名は「ドラえもんバギー」であり海底鬼岩城としての商品ではありませんが
そのスタイルは鬼岩城に登場したものと言ってよく、台紙のイラストも水のイメージが。
低年齢向けの所謂チープトイなのでスーパー等でも販売されていました。
発売年は確か90年代末期だったかと…
?年発売/定価:580円
SIDE VIEW
全長:約11.2cm
ドラえもんのひみつ道具として登場する水中バギー。単なる乗物ではなく自我を持った
車型のロボットであり、言葉も発し会話も可能といった結構なシロモノ。
モデルは劇中をイメージして(であろう)の造形ですがとても雰囲気の良い仕上がりです。
TOP & BOTTOM VIEW
前後のバンパーとマフラー、シートは塗装処理。
底部にもソレっぽくモールドが入っており割と丁寧な仕事ぶりを見せてくれます。
FRONT & REAR VIEW
幅広の低重心スタイルが何ともカッチョええ!ドラえもん関係の商品となると
ディフォルメの効いた造形になりがちですがチープトイながら車としての格好良さを
表現した本モデルには非っ常ぉ〜に好感が持てます。
オープントップで海底を疾走するアンバランスさがまたヨシ(笑)
大迫力のマフラーもイイ感じです!
藤子メカの立体物というと昔からドラえもんのひみつ道具くらいなのですが
ドラえもんに限らず原作やアニメを見ると実に魅力的な乗物が多数登場するんですよね。
その中には商品としてのレベルに達しているものもあると思うのですが
中々立体化の機会に恵まれないのが残念でなりません。
インパネ類もシールで再現。シールだとシフトレバーもある様ですがハンドルは無し。
ロボットなので必要無いっちゃ必要ありませんが劇中ではどうだったかな?
右のシートには付属するドラえもん人形を挿し込むピンがあり画像右の様な
感じになりますが座った状態でないのはご愛嬌って事で。
ACTION
画像の手順により走行可能なのですが面白いのはプルバックゼンマイ方式ではなく、
車体を後方へ引く事により内部のスプリングが伸び、放すとスプリングの縮む力で
走り出すといった一風変わった方式となっている点です。低価格故のアイデアかな?
シズカサン…
チョイと性格に問題のあった水中バギーですが自分の事を「バギーちゃん」と
呼んでくれるしずかちゃんには素直だったり。クライマックス、好意を寄せる
しずかちゃんの為に自己犠牲の道を選択するバギーちゃんは実のところ
劇中で最も人間らしいキャラクターだったのかも。