(ペンギン村分譲中 3物件)
所在地:ゲンゴロウ島
登場作品:Dr.スランプ アラレちゃん(1981/TVアニメ)
ポピー製 ペンギン村分譲中
パッケージサイズ/縦:約10cm×横:約14cm×厚:約7.3cm
9つの建築物件と3つのアクセサリー物件の全12種を集めるとペンギン村が完成する
という趣向の小型プラトイで、ギミックを備えた建物&他物件との連結に加え
バラエティ豊富な人形も付属するという非常に楽しい構成になっています。
パッケージに記された文言も商品コンセプトに合わせた遊び心あるものですが、
シリーズで共通部分も多いので所在地がモモンガでない物件もモモンガ表記だったり。
尚、【集めて完成するペンギン村】はプラモやガチャガチャ等でも発売されていました。
1981年発売/定価:各800円
コンプリートへの道は遠く2020年7月の時点で12種中、僅か3種しか揃っていませんが
取り敢えず順に展示する事にしました。 集まり次第、追加していく予定です。
No.1 第一期分譲 則巻千兵衛の家
土台部サイズ:約10cm×約13.9cm(建築物件共通)
シリーズ第1弾は主人公である千兵衛&アラレの家で画像左下のパーツに加えシールが
付属、展示物件はシールを貼った状態になります。 付属の人形は未塗装なので別売りの
「アラレカラー 8色セット 800円」で塗装する旨が説明書で推奨されています。
さて、この千兵衛の家はパッケージに「特別物件」という表記があるものと無いもので
付属の人形に違いがある様です。 無いバージョンではアラレがパジャマを着たものに、
ブタが頭にメガホンを載せたものに入れ替わっているのを確認しました。
何故「特別物件」としたのか、何故人形を入れ替えたのかは解りませんが
新シリーズ立ち上げに関して一寸した混乱があったのかもしれませんね。
シールを貼ってランナーから切り取った木や畑を嵌め込めば完成、建物周辺も加えた
ジオラマっぽい商品構成は単品で飾っても画になる感じ。 塗装すれば雰囲気は
更に良くなりますが木に掴まるウルトラさんとか極小なんで高いスキルが求められそう?
画像の様に屋根を開けると、同時に屋内が前方へスライドします。
付属のシールで楽しげな屋内を再現していますが人形で遊ぶにゃ手狭だったり。
別売の塗装済み人形とパチリ、やはり基本となる物件なんで押さえておきたいですね。
上の画像をクリックすると展示室へ入れます。
No.3 第一期分譲 ペンギン村警察署
第3弾の警察署にも若干の混乱ポイントが…付属の人形がパッケージ表記と異なるッス。
パッケージ裏にある物件内容を見るとガッちゃんが銀行強盗とフクロウに代わった様
ですが表の写真と裏の物件内容と実際の中身が違うってのは今ではありえないッスな。
もしかすると千兵衛の家と同様、バージョン違いがあるのかもしれませんが現時点で確認
は取れていません。 尚、スコップ君は人形というより土台に固定する部品として存在。
今回ヤシの木に掴まっているのは恐竜となっています。
警察署を画像の様に倒すと内壁に貼った付属のシールを楽しむ事が可能。
説明書には倒した土台部にもシール(10)を貼る、とあるんですが該当のシールは存在せず
更に混乱を招く事に…この辺の顛末について興味が尽きないのは玩具ファンの性ッスね。
シールのデザインが本物件を楽しく彩っていますね。
ペンギン村の地図は本シリーズに沿っているものというのがまた良い感じ。
別売の塗装済み人形とパチリ。
銀行と間違えて警察署に押し入ってしまった悪者と遊ぶアラレ&ガジラの図。
原作だと千兵衛の家に入った泥棒(アニメだとジョー・ダンという名が)と似ているんで
同一人物だと勘違いしておりました。 アニメでは銀行強盗にも名前あったっけかな?
No.4 第二期分譲 コーヒーポット
シリーズ第4弾は木緑あかねの姉・葵が経営するコーヒーポット型の喫茶店「 Pot 」。
警察署の様な物件内容との差異は無いもののパッケージ写真とは異なったり…人形違いは
良しとして、建物は試作品らしく製品版だと建物上部にあった窓が無くなっています。
あと、パッケージの文言は共通なんでゲンゴロウ島モモンガとなっていますが当物件の
正式な住所はゲンゴロウ島カモノハシ4番地。 更に物件内容にある「スッパーマン」
って表記にもモヤモヤを感じますが、細かい事は気にしないのが吉ですな。
建物、電話ボックスに加え3本の道路に川・橋・信号機…と、バラエティ豊かな土台。
田舎にある風変わりな形状の喫茶店というロケーションは結構ノボ好みだったりです。
因みにヤシの木に掴まる恐竜は警察署とのものとは微妙〜に異なる感じ。
では、例によって別売の塗装済み人形を添えながら当物件のギミックをご紹介。
電話ボックスの上部を押すとコーヒーを注ぐかの如く建物が傾きます。(画像左上)
コーヒーポットの蓋と壁面を開ければシールで再現された店内の様子を楽しむ事も。
アニメ版権での商品ですがシールの絵柄はどちらかと言うと原作風味ですね。
カウンター内に居る葵は好きなキャラだったんですが山吹みどりの台頭で空気に(泣)
当初は千兵衛と一緒に映画を観たりしてイイ感じを匂わせていたんですが…
当物件は人形の置き場が沢山あって良い感じ。
因みに原作で千兵衛と葵が映画を観に行く時に乗っていたのは千兵衛の家に付属する
千兵衛所有のゼンマイ三輪自動車で、観た映画は「ウルトラマン対ウルトラセブン」。
んで、同時上映は「キン肉マン対アルプスの少女ハイジ」…これは観たいッスねぇ〜
鳥山メカはどれも中々に魅力的!→
ペンギン村 完成図
各物件のパッケージ裏面にあるシリーズのコンプリート写真。(画像は千兵衛の家)
全9区画で約30cm×約42cmは中々のサイズ。
画像右にある3種の特別物件はペンギン村とは直接リンクしませんが
プルバックゼンマイを搭載したユニットが付属する楽しい物件となっています。
各区画は指定された場所に囚われずユーザーが任意で組み合わせるのも一興。
もう少し時代が進むと同じコンセプトでも道路等の繋がりをもっと考慮した設計となり
ペンギン村以上に組み替えの自由を楽しめる商品も出てきます。
バンダイ製 プラモデル
たまたま持っていたニコチャン大王の宇宙船に入っていたパンフレットを用いてご紹介。
プラモ版ペンギン村は全6種で分譲中版から銀行・アンギラスマンション・きのこの家・
火山をカット、代わりに玩具版には無いニコチャン大王の宇宙船が加わえられています。
アラレプラモは画像の12種以外にもバギー・ファンタジードラゴン・同ライオン・
ロビーアラレ・キャラメルマン1号・リブギゴ等を発売、ガンプラ隆盛期に於いて
一見プラモ向きに思えないキャラなれど中々の商品点数を誇っていました。
プラモ好きには手の加え甲斐がある分、プラモ版の方が良いかもしれませんね。
サイズも分譲中版より大きいので人形遊びも少しやり易くなっていますし。
尚、各物件に付属する人形もPVC製でなくプラモ仕様となっています。