登場作品:新世紀GPX サイバーフォーミュラ(1991)
パッケージ
アトリエ彩 製 1/24プラトイ
TVシリーズ前半の主役メカであるGSXは放映当時のスポンサー、タカラより
3種ほど発売されていたのですが、どれも玩具色の強い造形なので
ファンの期待には応え切れていなかった格好でしたが21世紀になって
漸くスタイリングを重視した完成品玩具が登場しました。
2005年発売?/定価:3980円
SIDE VIEW
全長:約18.2cm
ガレージキット系メーカーの造形だけあってスタイリングは文句無し。
複雑な面構成はアニメメカならではですね。
TOP & BOTTOM VIEW
フロントの形状は何となくマッハ号っぽい。リアウイングは一寸幅があり過ぎかな?
誠に残念ながらウィンドはクリアパーツでなく内部のインテリアもありません。
底部は画像の通り力を抜いた造形ですがバンパーの裏だけに妙なモールドが。
タイヤは転がし走行が可能です
FRONT & REAR VIEW
ヘッドライトやテールライトにはクリアパーツが使用され質感のアップに
努めていますがこのスケールに於いては何処か物足りなさを感じます。
プロポーションが良いだけに惜しいですね。
ACTION
エンジンはオプションパーツによりブーストポッド・オン状態にする事が可能。
画像左の中央にあるのが通常モード用のエンジンパーツ。
ブーストポッド・オン!
アトリエ彩版GSXはスタイリングの良さ‘のみ’で勝負したモデル。
ディティールに関してはアニメメカを立体化したに留まったものなので
スケールに対して、あるいは値段に対しての物足りなさが否めません。
願わくばもう少し車としての造形に拘って欲しかったと考えます。
←商品にはクリアケースが付属。
ビスで固定されているので安定感も○。
エンジンも同時にディスプレイ出来る仕様となっています。
タカラ製 メタルキット
こちらは放映当時に発売された玩具でスケールは1/40。
ダイキャストを使用し、若干ミニチュアカー的なアプローチがされたモデルです。
パッケージ無しのシール貼り済み中古車ですが状態はまぁまぁかと…。
1991年発売/定価:?円
SIDE VIEW
全長:約10.3cm
一見するとGSXには見えない独特のプロポーション&ディティール!
GSXファンには噴飯モノかもしれませんが、玩具ファンとしては
この玩具的アレンジに興味深々です。
TOP & BOTTOM VIEW
上部のアウトラインは悪くない。後述の内部ディティールの関係で
キャノピーが大きくなっているのが特徴かな。
底部にもソレっぽいモールドが施されています。
FRONT & REAR VIEW
ウィンド同様のスモーククリアでヘッド&テールライトを再現した辺りは高評価。
あっさり気味のリアが若干残念な気もしますが、そんなリアも含め
慣れてくるとこのスタイリングも中々カッコ良く思えたり…!?
ACTION
ウイングが可動して画像左上の様な状態に出来ます。
ルーフ部は取外して後方に再装着する事も可能。(画像右上)
エンジン部を引き上ればブーストポッド・オン状態に。(画像下)
ボンネットを外せば内部メカを見る事も。(画像左上)
ボディ全体を取外す事も可能で(画像右上)コクピット等も再現されており
同スケールの風見ハヤト人形も付属します。(画像下)
先述の大型キャノピーはこのコクピットに対応したもので
イメージとは違うかもしれませんが、この方が返ってリアルと言えるのかも。
このスタイルは往年のデュアルモデルを彷彿させますね。
プロポーションは犠牲となりましたが、その分ギミックを優先させた本モデルは
方向性の一つとして間違ってはいないと思います。
バンダイ製 キャラウィール
全長:約7.1cm
随分と平べったいイメージで立体化したキャラウィール版ですが
コクピット内も再現する辺りが流石バンダイ。後にDVD-BOXの特典用に
ブーストポッドがオンになったモデルも登場しました。
このクラスは放映当時にタカラからも発売されていましたが
出来ればタカラ版同様に他の車種も商品化して欲しかったです。
◆タカラは他にスペリオン、ナイトセイバー、ミッショネルもこのサイズで商品化
2002年発売/定価:600円
三社三様、三車三様
上からアトリエ彩・タカラ・バンダイ
左からアトリエ彩・タカラ・バンダイ
それぞれ違ったアプローチの仕方が面白いですね。
納得のいくプロポーションのアトリエ彩、ギミック優先のタカラ、
コレクションサイズが嬉しいバンダイ…どれも良い感じです!
タカラ製GSXは走行ギミックを持たせたプラ製の組立てシリーズ、
「サイバーフォーミュラキット」でも当然ラインナップされているのですが
残念ながら当館では未所蔵でした(涙)