ソードフィッシュU

登場作品:カウボーイビバップ(1998

 

全長:13.8m/全高:4.8m/全幅:13.3m/重量:8.4

(劇中設定より)

 

 

 

 

バンダイ製 ポピニカ魂

サイクロン号、ホバーパイルダー、宇宙戦艦ヤマトに金田のバイクと超合金魂と比較して

非常に限られた(そして慎重すぎる)展開ぶりが少々淋しいポピニカ魂に

何故かソードフィッシュUがラインナップ。作品人気はありますが先に挙げたラインナップ

を見ると‘タイミングが良かった’商品化だったのかもしれません。

 

2009年発売/定価:8400

 

 

SIDE VIEW

全長:約23.3cm(砲身含)・約18.3cm(砲身含まず)

 

本体&主翼、コクピット、プラズマカノン、エンジンを独立させたユニット構造。

設定全長は13.8mなのですが、後述のプラモと比べるにどうもこれは砲身を含まない

数値の様です。砲身を含まないと約1/75スケールといった感じになります。

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

「ソードフィッシュ」の名から何処か古風な飛行機っぽさも感じさせる機影ですが

作品的にもデザインベースは飛行機に見える宇宙艇といった感じですね。

「レンズマン」に登場するサイクローダーU等と同じ系譜だと思います。

 

 

FRONT VIEW

ライトが非常に良いアクセントになっている機首ですが塗装処理なのが残念至極。

機体色である赤の艶っぷりも中々良い感じです。

 

 

REAR VIEW

目玉の様に見えるノズル周り。ノズルはもっとしっかり開口して欲しかったかな。

尖った機首やエンジンの取り付け部位を見ていると蚊の様にも見えてきます。

 

 

ACTION

機体下部のプラズマカノンを下方に引き出せば左右に旋回させる事が可能。

画像右の様に翼端板も可動出来ます。

 

 

モノポッド取り外し可能

コクピットカウルを上げればモノマシン共通のコクピットブロックである

モノポッド(画像右)を取り外す事が可能です。

 

 

エアブレーキ展開

ノズルを覆う部位を閉じてエアブレーキ展開時を再現可能。

エアブレーキっつーか、逆噴射装置とみて良いのかな?

 

 

ランディングギア展開

主翼に収納されたランディングギアは展開可能ですがコクピット下部のランディングギアは

残念ながらオプションパーツによる差し換え式となっています。(画像右)

 

 

着陸準備

後部エンジンは上下に可動。リング状のカウル下部にある整流板?は

横に寝かせる事が可能で、画像右が着陸時の姿勢となります。

 

 

着陸&格納状態を再現可能

メインのランディングギアにあるタイヤは回転可能なのですが

プラズマカノンの基部や翼端が干渉してしまうのが難点。

主翼を畳めばビバップ号に格納されている状態を再現する事も可能です。

 

 

ディスプレイ台が付属

台座表面はビバップ号の甲板をイメージしているらしいのですが、

それ以外はこれといって特徴の無いシンプル台座となっています。

 

 

プラモデルと2ショット

バンダイから発売されていたプラモデル(画像右)を並べてパチリ。

プラモデルは1/72スケールで2000年発売/定価:2000円でした。

 

 

プラモとポピニカ魂は…

ほぼ同じサイズと言って良く、部分的にはプラモ版の方が出来が良かったり…

例えばライト。ポピニカ魂は塗装なのに対してプラモはクリアパーツを使用。

モノポッドに関しては塗装済みのスパイクが乗っているとはいえ形だけの

ポピニカ魂版(画像下・左)に対してプラモ版は後部4軸にて

展開可能となっています。(画像下・右)

更に後部ランディングギアが設定通り収納・展開可能だったり

エンジン部を左右に振る事が出来たりします。(画像下)

他にもオプションで翼端にミサイルを装備出来たり1/24スケールのフィギュアが

3体付属したりとサービス満点で、この辺ポピニカ魂も見習って欲しかったですね。

ポピニカ魂ってのは言うまでも無く高級モデルな訳ですがソードフィッシュに関しては

こうしてプラモ版を見るにギミック面に於いて‘高級モデルらしさ’が

少々欠けていたのではないかと。ポピニカ魂とプラモの価格差を考えると

ポピニカ魂に絶対的なアドバンテージがあるとは思えないんですよね。

 

 

良いメカだとは思うんですが…

主役機であり、劇中での活躍も格好良かったソードフィッシュUですが

その世界観に合った基本デザインも商品的な面で見るともう一つだったのか

プラモデルが発売されたのも放映期間を過ぎてからでした。

その後縁あってポピニカ魂にもなった訳ですが商品的デザイン力の不足ぶりを

造り込みでカバーする訳でも無く、値段が高いだけの中途半端なモデルと

なってしまった事には只々残念でなりません。

 

 

 

 

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