登場作品:劇場版 ウルトラマンコスモスTHE FIRST CONTACT(2001)
全長:30m/全高:約10m/全幅:約25m/定員:6名/最高速度:マッハ3
(劇中設定より)
バンダイ製 プラトイ
劇場公開された同作の主役メカが公開と同時にリリース。
映画はTVシリーズ以前の話という事で‘コアモジュールプロト’と銘打たれた様に
後のテックサンダーの核・コアモジュールシステムの基となった機体という設定。
2001年発売/定価:2900円
SIDE VIEW
全長:約20.5cm(約1/146スケール)
トロイトータルはトロイAとトロイBが合体した姿。
航空機としてはかなり複雑な構成のデザインですが格好良く纏まっている感じ。
大型のローター機として見ると懐かしのキャリーバード(ボーンフリー)を、
少々落ち着いたカラーリングを見るとガイアのピースキャリーを想起させます。
TOP & BOTTOM VIEW
ダクテッドファンの外側に設けた安定翼により航空機シルエットを強めている上・底部。
フロートに見えるユニットにも推進用のエンジンを装備。
モデルは底部にある3つの小さな車輪により転がし走行が可能となっています。
FRONT & REAR VIEW
機首に装備されたレーザー砲は樹脂製で曲がり易いのが難点。
本機の大きな特徴であるダクテッドファンはダクト内部が開口されておらず
ディティール的には最も残念な部分と言えそうです。
REAR VIEW
エンジンは上部に3基、下部に2基。これ以外にもダクテッドファン内部に1基ずつ
搭載しており、その後部には垂直安定翼も装備しているのが面白いですね。
安全対策なのか機体後部の水平尾翼も樹脂製となっておりパッケージ内部で
変形してしまいこれが中々直らないってーのが…
ACTION
両サイドのダクテッドファンは角度を変更出来ます。
←ファンは手動で回転!
着陸状態!→
ダイナやガイアでもローター機が登場しましたが申し訳程度のデザインだっただけに
このトロイトータルのデザインにはマットジャイロ以来の本格派ぶりを感じます。
トロイB分離!
機首ブロックを前方にスライドすれば機体中央にあるトロイBが分離可能になります。
トロイA
トロイB分離後に機首ブロックを後方に、後部中央のエンジンを前方にスライドすれば
トロイAとなります。設定では全長:30m(トロイトータルより短くなってるのに…)、
定員:3名、最高速度:マッハ4。‘エアマザー’という別名を持っています。
(モデルの全長は約18.5cm)
下部アーム展開!
機体底部に折りたたまれているアームが画像の様に展開可能。
アーム先端は画像上のノーマルハンド以外にもドデカローブ(画像下・左)と
ドデカピーカー(画像下・右)が付属しており付け替える事が可能となっているのですが
ノーマルハンドが開閉出来ないのは残念としか(泣)
劇中ドデカローブは右のみ使用。分離したトロイBから左グローブが出て
怪獣・呑龍をボコっておりました。ドデカピーカーからは♪眠れ〜眠れ〜と歌を流し
バルタンを眠らせるという快挙を果たすのですが…
トロイB
円形翼?を左右に展開して垂直尾翼を立ち上げればトロイBの完成。
設定全長:11m/全高:約3.7m/全高:約10.7m/定員:3名/最高速度:マッハ2.5
別名は‘ベイビーコア’。
SIDE VIEW
全長:約7.8cm(約1/141スケール)
トロイAと同じくブルーな機体色が涼しげなトロイB。
平面構成の機首と曲面構成のボディを融合させた機体はシンプルなクールさを表現。
モデルは変形ギミック以外ありませんが色々と練り込み様のあるデザインだと思います。
TOP & BOTTOM VIEW
設定では後のコアモジュールの基礎となる機体ですが玩具的には互換性はありません。
劇中ではトロイA同様、アーム(1本)と共にドデカローブを使用していました。
FRONT & REAR VIEW
コクピット周りのデザインはガンダム系を彷彿させます。
ボディ後端が後部ノズルに被っているのがいただけませんが
コアモジュールより格好良く思えます。
立体的に作戦を展開!
似たシステムながらテックサンダーとは異なるシステムを持つトロイトータル。
捜査・探索を主とするストーリーであればトロイトータルの様な大・中型機で現場に行き
そこで小型機を展開するといったスタイルの方がメカファンとしてはグッときますね。
基本戦闘用ではなくメカの演出もコミカル調でしたがお気に入りの1機です。