CHANGE CRUISER
登場作品:電撃戦隊チェンジマン(1985/TV特撮)
最高速度:時速 520 km(劇中設定より)
バンダイ製 プラトイ
4WDチェンジクルーザー
パッケージサイズ/縦:約10.8cm×横:約15cm×厚:約7.8cm
走行ギミックを持たせた戦隊自動車のプラトイシリーズ第5弾で、ゴーグルクーガー以来
3年ぶりにモーター動力となりました。 その為「ハイダッシュ」の商標は無く、
ゴーグルクーガーで使用された「4WD〜」となっています。
1985年発売/定価:1600円
SIDE VIEW
全長:約11.7cm
前作に当たるハイダッシュ・バイオターボは基デザインと玩具の構造との
相性が致命的に悪かった結果、完成度は正直イマイチ…その反省からか今回は
ダイナマシーンの様なギミック的に無理の無いオフロードタイプに戻した形。
また、カラーリングも元のヒーロー色になり華やかさも戻った感じです。
因みにサイドラインは青&赤が塗装、ピンク&白と‘名札’がシールという仕様。
TOP & BOTTOM VIEW
ボディは基本的に黒プラで、ボンネットは青の塗装+マーキングはシールという仕様。
造型は簡略化されていますが与えられた範囲の中で頑張ったものになっています。
タイヤは4本共ゴム製、電動走行モデルなんで転がし走行は不可となっています。
電池ボックスとスイッチは底部に、使用する単3電池1本も商品に付属します。
↓運転席周りを中心に
実車通りの2シーター、着座する消しゴム人形は時代的に未塗装ですが造型は良い感じ。
ハンドルとシフトレバーも造型されているので最低限の雰囲気は確保しています。
FRONT & REAR VIEW
省略はあれど車の表情を決めるフロント部やホイール等はメッキパーツで、
フロントウィンドウは(何故か半透明な)クリアパーツで表現…という辺りに
玩具としてメリハリの効いた見た目にしようとしたメーカー側の気概を感じます。
↓パッケージの実車写真
実車のゴテゴテ感は中々に魅力的なんですが玩具で再現するのは少々難しいかな?
因みにサンドバルカン〜バイオターボまで続いたパトランプはここで一旦途切れる事に。
そのままでは淋しくなるモデルのリアもシールでデコレートしているんですが
当時のシール貼り担当がお疲れだったのか斜めっちゃってて…
ACTION
底部の電池ボックスに単3電池×1をセットし後部のスイッチを入れれば4輪駆動で
走行開始、前後輪は画像右下の様に車軸が稼働して接地面に対応。 このギミックは
パッケージにも謳われていますが実際は画像ほどに稼働せず…個体差かなァ?
バンダイ製 ラジコン
チェンジクルーザーはRCカーも発売。 使用する電池(006P×1&単3×6)も
付属する豪華な仕様で、戦隊車両としては初のRCになります。
バンダイはこれ迄にも‘キャラコン’等のブランド名でトイRCを発売してきましたが
本格的RCの様な2chスティックタイプのプロポを使用するRCというのは珍しく、
これ以前だと1983年発売のマグナビートル(ウラシマン)くらいだったかと。
特撮系自動車のRCで言えばポピー時代のスパイダーマシンGP-7(スパイダーマン)や
本モデルの前年に発売されたマシンドルフィン(マシンマン)等がありますが、
何れも簡易的なトイRCなんで並べると本モデルだけが浮いている感じに。
1985年発売/定価:9800円
SIDE,TOP,FRONT & REAR VIEW
全長:約26cm
大きなサイズだけあって先述のプラトイ以上にゴテゴテっぷりを再現、RC用メカの
都合なのかオープンタイプの実車と違いルーフを装備したアレンジ仕様になっています。
因みに画像では判りませんがフロントグリルには「TOYOTA」の文字も。
ACTION
通常走行以外にも画像のウインチ機能を搭載。
ウインチもギアの切り替えによる電動式となっており
ヘッドライトもカッコ良く点灯…と、中々にデラックスな内容。
パッケージには別売りのミニソフビを使った楽しい遊び方も!
♪見て見ぬふりなんて 出来ないのさ!
プラトイ版とパチリ。
RC版チェンジクルーザーはそれまで無かった戦隊車両のRCという意表の突き方で
価格的にも相当攻めた商品ですがボディ等を見るに既存RC玩具の流用だったのかも?
何にしてもチェンジクルーザーは商業的にタイミングの良い車だったと言えそうです。