コスモアカデミア日本支部
登場作品:ビーファイターカブト(1996/TV特撮)
バンダイ製 プラトイ
スーパープラデラ ビートルベース
パッケージサイズ/縦:約21cm×横:約41.5cm×奥:約19.8cm
前作「ビーファイター」と同様のフォーマットで玩具展開した「ビーファイターカブト」
は前作の重甲基地に倣って本作のビートルベースも商品化、重甲基地同様にプラデラ版の
ビートマシンもセットされたオールインワン仕様で、名義は‘スーパープラデラ’に。
1996年発売/定価:6800円(税別)
FRONT & REAR VIEW
モデルサイズ/全高:約24.5cm×幅:約32.5cm×奥行き:約23.8cm
屋根の上に司令塔を載せた家屋を4つの脚で持ち上げた様なスタイルのビートルベース。
横長な外観は縦長だった重甲基地との差別化を図ったのかもしれませんが、玩具故なのか
他作品も含めこの頃の基地は建築物的魅力に欠けるデザインのものが多い気がしますね。
モデルは極一部ですが組み立て作業(後述のネオビートマシンも)とシール貼りが必要で
展示モデルは組み立て&シール貼り済みとなります。
SIDE & TOP VIEW
前後同様に側面も台形とした外観、上部から見てもその平面主体なデザインが解ります。
これといった特徴が少ないスタイルは良く言えば合理的ですが子供ウケは悪いかな?
外付けでも良いからミサイル発射機とかあれば印象が変わるんですが…
司令塔をアップで→
外観上のポイントである司令塔は戦艦のブリッジの様なスタイルで格好良し。
ただ格納するビートマシンとの間にスケール差を感じるんですが…ま、無問題ッスね。
付属するプラデラ版ネオビートマシン
各マシンの名称とモデルの全長は画像左から順にカブトロン:約13.5cm、
クワガタンク:約13.5cm、ステルスジャイロ:約11.8cm で、
マシンのみをセットにしたものもプラデラ・ブランドで販売されていました。
各マシンの造型は良好で転がし走行以外にも其々1ギミック搭載しています。
ACTION
基地上部が劇中通りに展開、内部に格納されていたビートマシンが発進可能となります。
尚、凸モールドではありますが‘屋根裏’にもディティールを施すという洒落た演出も。
屋根部は開閉途中でも割とホールドしてくれるのが有難い感じですが経年で緩む…かな?
格納庫
基地の大部分を占める格納庫の左右に見える青い床面は其々カブトロン、クワガタンク
専用となっており各メカの位置を固定可能。 盛り上がった中央部はステルスジャイロの
発着ポートで、突き出た2本のピンによりステルスジャイロを定位置で固定します。
先の青い床面は手動エレベーターとなっており、横に突き出たツマミでカブトロン&
クワガタンクをリフトアップしステルスジャイロにセット。 劇中イメージに沿った
発進シークエンスが再現可能なのは本物件最大のセールスポイントとなっています。
構造上、屋根が邪魔でクワガタンクのエレベーターが少々扱い難かったり。
ステルスジャイロへはマグネットを介して装着。 機械的に装着したポピニカ版の
ネオビートマシンとは異なった軽量モデルならではのアイデアが効いています。
ネオビートマシン、発進!
重甲基地から1歩進めたシステムが良い感じに纏まっていますね。
車両は前方からも発進可能!
基地前方にある「B」「C」のハッチが個別に開閉、カブトロン&クワガタンクは
前方からも発進させる事が可能です。 余談ですが基地に表記された「A」「B」「C」と
各メカの対応のさせ方が個人的にシックリこないんだけど…頭、固過ぎですかね?
バンダイ製 食玩ビートルベース
前作の重甲基地に続きビートルベースも食玩化、残念ながらパッケージは当時購入して
組み立てた後に廃棄しちゃいましたが300円×3種で完成させるタイプでした。
画像左の小さい方が食玩版で、サイズは横:約13×高:10.9×奥:10.7cm。
分割販売故か底部中央にも脚を設けるというアレンジが施されています。
司令塔の可動こそ不可ですが基本的にプラデラ版同様に屋根とハッチが開閉可能。
左右のエレベーター昇降ギミックもプラデラ版に倣ったものとなっています。
ステルスジャイロへの接続はピンと穴によるものなのでエレベーターで上げただけでは
装着されません。 更にクワガタンク側のエレベーターはプラデラ版以上に屋根が邪魔で
扱い辛くなっていますが…この辺、食玩なので不問とするのがセオリーですね。
食玩版ネオビートマシンについて
3種合体の食玩版ビートルベースには未塗装のプラ製ネオビートマシンが1機ずつ付属。
画像左の下3機がそれで造型は標準的。 全長は左からカブトロン:約5.2cm、
クワガタンク:約4.7cm、ステルスジャイロ:約4.4cm…となっています。
また、別の食玩シリーズ・ビーファイターワールド(100円)に付属する塗装済みの
PVC製ネオビートマシンも格納可能、お手軽に気分をアゲる事が出来ます。
因みにこちらは本家のプラ製マシンよりも若干小型な感じだったり。
プラデラ版には無いライトアップ機能が!
発光ユニットは電池がセットされた状態で付属。 基地背面のボタンを押している間、
司令室と格納庫内が左右個別に赤く点灯するんですが基本的に電池交換を前提としない
使い捨て設計故に残念ながら発売後23年程経って流石に電池切れ…
…かと思いきや、どっこい司令塔の電池は生きていました! いや、スゲェな。
思えば食玩って昔からビックリする程、内容の詰まったものが多いですよね。
プラデラ版を超えるギミックも搭載された食玩版ビートルベース、侮れませんよ!
ミニソフビと記念写真
最後に当時発売されたミニソフビとパチリ。
マシンの発進ギミックは良しとしても基地として見ると‘格納庫でしかない感’が強い
プラデラ&食玩版ビートルベース、この物足りなさは基デザインからくるものなんですが
ひょっとしてもしかすると3機の虫型メカを収納する虫篭のイメージだったのかも…!?
各メカ個別の展示室へはコチラから↓
↑画像をクリックすると展示室へ入れます。