重甲基地

所在地:アースアカデミア日本支部 敷地内(埼玉県川口市?)

登場作品:重甲ビーファイター(1995/TV特撮)

 

 

 

 

バンダイ製 スーパープラデラ

重甲基地 ビートマシン発進セット

パッケージサイズ/縦:約25cm×横:約34.7cm×奥:約19.5cm

 

「ギャバン」から続くメタルヒーロー物も前作「ブルースワット」では若干年齢層を高めに

したのを仇とみたか「ビーファイター」は原点回帰した様な子供向け変身ヒーロー物に。

玩具的にも訴求力のある派手なデザインと多彩なメカが売場を賑わせました。

 

中でもノボ的に注目だったのは特撮物としては実にソリッドハンガー(ソルブレイン)

以来となる画像の基地玩具が発売された事で、これを契機に休止状態だったバンダイ製

基地玩具が復権、ウルトラや戦隊の新作でも基地玩具が出る嬉しい流れとなりました。

 

モデルは懐かしの‘大型基地’名義ではなく‘スーパープラデラ’名義で

3機のビートマシンもセットされたオールインワン仕様となっています。

 

1995年発売/定価:5500円(税別)

 

 

 

 

FRONT & SIDE VIEW

モデルサイズ/全高:約30.3cm×幅:約25.5cm×奥行き:約20.5cm

 

箱型の主構造物上部に円盤状の構造物を配したシンプルなスタイルは時代を反映したのか

ケレン味の薄い近代建築風。 どの角度から見ても余り変り映えしないデザインってのは

コスト的には良しとしても子供にゃ少々淋しい感じがするんじゃないかなぁ…と。

 

淋しいと言えばクリアパーツが使われていない事も挙げられますね。 バブル崩壊後で

コスト削減に迫られ、シールに頼った構成にせざるを得なかったってのは解りますが…

因みに展示モデルは付属のシールを全て貼った状態になります。

 

 

 

 

REAR & TOP VIEW

 

アッサリした背面にも走り捲るモールドは間延び無いデザインに出来なかった言い訳の様

…てのは言い過ぎですが、せめてシールで多少デコレートする位はして欲しかったかな?

因みに中央の黒い長方形はナゾの開口部となっています。

 

上部は色味的にも派手さのある円形部が目を惹きますね。

本体左側に格納庫を設けて左右非対称としたのが本物件の個性なんですが諸々と制限が

あったのか何とも中途半端なんスよねぇ…個性を主張するならもっと大胆にヤらにゃあ。

 

 

 

 

付属するプラデラ版ビートマシン

 

付属する3機のビートマシンは何れも一部をユーザーが組み立てる仕様となっています。

また、ビートマシンのみをセットにしたものもプラデラ名義で発売されていました。

 

 

 

 

ビートルーダー

全長:7.2m/重量:3.5t/最高速度:時速500km

(劇中設定より)

モデルの全長:約12.3cm(約 1/59スケール)

 

転がし走行に加え前部のビートホーンが画像の位置まで上下に可動、またホーン先端には

付属のマグネアタッチメントを装着可能。 劇中では後部カウル内にスタッガータンク用の

ドリルアタッチメントを収納していますがモデルでは反映されずチョイ残念。

 

 

 

 

スタッガータンク

全長:7.5m/重量:5.5t/最高速度:時速200km

(劇中設定より)

モデルの全長:約12.3cm(約 1/61スケール)

 

キャタピラはダミーですがキャタピラ底部にある車輪で転がし走行可能。

基地に格納する都合もありボディが簡易クリック機構により45度毎で360度旋回、シザー

部は画像の位置まで開閉可能&先端には付属のドリルアタッチメントが装着可能です。

 

劇中では後部カウル内に先述のビートルーダー用マグネアタッチメントを収納していますが

モデルではやはり反映されていません。 (ポピニカ版では再現されています)

 

 

 

 

レッドジャイロ

全長:4.7m/重量:2.7t/最高速度:時速280km【ブースター使用時:マッハ1.2

(劇中設定より)

モデルの全長:約9cm(約 1/52スケール)

 

転がし走行以外にも左右のダクテッドファンが左右一体で360度可動。

個人的にはカブト&クワガタメカはビーファイターカブト版が好みですが、

テントウメカに関してはカブト版よりレッドジャイロの方が好みだったりします。

 

待てよ、レッドルはメスカブトなんでレッドジャイロもカブトメカなのか?

何でテントウムシじゃダメだったんか…

 

 

 

 

それでは重甲基地からの発進ギミックを見てみましょう。

 

ビートルーダー、発進!

 

基地前面のハッチを手動で開くと格納されているビートルーダーの発進準備が完了。

ハッチ下部左側にあるダイヤルを左に捻ると格納庫の床面後部が持ち上がりハッチ裏面と

連結した発進用スロープが完成、と同時にビートルーダーが滑り降りて来ます。

 

 

 

 

スタッガータンク、発進!

 

基地左側の張り出し部はスタッガータンクの格納庫。

手動でハッチを開き、ハッチ内に収納されていたスロープを引き出せば発進準備完了。

 

スタッガータンクはハッチ床面のツメで車台が固定されており、ボディを左に90度旋回

した状態で格納されているので発進後に正面に向けます。 画像だとスロープを下りる際

シザー先端が地面にスレスレなんでやっぱ横(斜め)向きのまま降りるが吉の様ですね。

 

こんな風に。(パッケージ裏面より)→ 

 

 

 

 

レッドジャイロ、テイクオフ!

 

基地上部を左右に開くと格納されているレッドジャイロが姿を現します。

それ以外、特にギミックは無いんでそのまま摘み上げて発進!ってな流れに。

 

パッケージ裏面にある写真には画像の一文が→ 

 

実際の商品は飛行しません…このレベルの文句って無くならないもんなんでしょうねぇ。

 

 

 

 

ビーファイター出動!

 

こうして見ると基地というより単に‘メカの格納庫’ってな感じッスね、尤も敷地内に

アースアカデミアの本棟がある訳なんでこれで正解か。 因みに劇中、アースアカデミア

日本支部としてロケをしたのは川口市立グリーンセンターって事で所在地は埼玉県?

 

初見時にはラウンドベース(フラッシュマン)の焼き直しか〜!?って思ったもんですが

9年経って少しは箱型基地の魅力をアップする事が出来たかどうか…判断に悩む処です。

 

初見と言えば翌年のクリスタルステーション(シャンゼリオン)にゃ驚きましたね、

なんぼアレンジされてるとは言っても基本構造が重甲基地そのものなんですもん。

アレは一体どういう経緯だったんかなぁ…他の商品構成もバンダイっぽかったし。

 

 

 

 

♪気高い姿を 君は見たか

当時発売されたミニソフビとパチリ。

 

重甲基地のデザインには色々思う処もあるんですが先述した様に基地玩具復権の

旗頭であり、その流れがトレジャーベース(ウルトラマンコスモス)の様な

脱・箱型基地玩具を生み出すに至った事を思えば結局の処、許せちゃったり。

 

子供目線で色味的にも判り易く格好良い正調メタルヒーロー・ビーファイター!

宇宙刑事、レスキューポリス同様に続編も制作される作品パワーが魅力的でした。

老師グルは災難でしたが(笑)

 

 

 

 

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