ARMADILLO
登場作品:アルマゲドン(1998)
ARMAGEDDON
マテル製 プラトイ
ホットウィール シリーズ
世界最速のミニカーってな触れ込みで70年代に登場したマテル社のミニカーブランド
‘ホットウィール'。 長い歴史を紐解くと横幅の広い商品展開をしていた様で、
映画「アルマゲドン」公開時には‘らしくない'大型プラトイが発売されました。
1998年発売/価格:?
SIDE VIEW
全長:約25cm(車体長:約23cm)
アルマジロは実際に劇中でも活躍する自走式の削岩機とも云うべき車両で計2両が登場。
まるでSF戦車の様なそのスタイルからくるハッタリ感は中々のもので、モデルの方も
玩具的アレンジを加えつつも劇中の雰囲気を良く再現した造型となっています。
装備を外したところ→
そういえば劇中でも装備を付ける前のアルマジロのカットがあった様な。
TOP & BOTTOM VIEW
与えられた任務の為のドリルを右に、左にはガトリング砲を装備した姿はやはり戦闘的。
上部中央に見える丸い搭乗用ハッチは宇宙での使用を考慮したエアロック構造。
劇中を見るに車内には空気もあり与圧もされている様です。
見た目的には底部のキャノピーがシール処理なのが残念ポイントですね。
12輪のホイールは個別に回転、軽快に転がし走行が可能です。 樹脂製の接地部には劇中
に即した丸型のトレッドパターンが施されている辺りは玩具デザイナーの拘りかな?
FRONT & REAR VIEW
コクピットのデザイン等にも劇中とは異なるアレンジ・省略がされているのですが
特にストレスは無く、この辺実に玩具として格好良く纏めてるなぁ…と感心です。
車体上部を覆い隠すような大型ドリルが迫力を与える右サイド。 省略されているとはいえ
イイ感じでディティールが入っており、その迫力だけに頼らない姿勢には好感が持てるの
ですが反面、後方上部にある構造物の省略の激しさは少々残念度が高かったり。
日本人では中々思いつかないデザイン・フォルムを楽しめるのが海外SFメカの面白い
ところ。 このアルマジロも実写映画に登場する故のリアリティが程好く盛り込まれた
グッドデザイン。 モデルの方も劇中のイメージを損なわない出来で満足度は高めです!
付属のシール
展示のモデルはシールを貼った状態なんですが、グッドイヤー等は見送りました。
あと説明図にある貼り位置が一部間違っていると思われるので注意が必要です。
ACTION
コクピット・キャノピーとその後方にある搭乗用ハッチが開閉可能。
残念ながら人形は付属しないのでソレっぽい人に乗って貰いましたがスケール的には
やや合わない感じに。 因みに劇中では最大で3人乗り込んでいました。
本モデルは一部で1/24スケールという触れ込みがあったので1/24っぽい警部を並べて
みたんですが1/24というには一寸小さいかな? 実際には1/36といったところです。
よくある事ですが劇中では外観と車内のカットで明らかにサイズ差があるんですよね。
装備稼動!
装備された左右の装備は本体基部で上下に可動。
左のガトリング砲は後部のダイアル(画像右上・黄丸部)を回すと1発ずつ発射します。
ガトリング砲は劇中でも使用していましたがここまで巨大なものではありませんでした。
掘削開始!
右に装備された大型ドリルの後部(画像左・赤丸部)を押せば先端の刃が回転しながら
前方に突き出ます。 ストロークが短いので240m掘れる様には一寸見えないっスね。
ステアリング機構搭載!
アルマジロを支える12輪のタイヤを繋ぐ3本のシャフトは車体の左右の傾きに応じて
画像右の様に可動するので、転がし走行しながら左右にステアさせる事が可能です。
旋回半径はかなり大きいんですがこれは中々面白いギミックだと思います。
魅惑のアルマゲドンシリーズ
劇中に倣いながらも付加されたオリジナル要素が楽しい各アイテム。
玩具としては他にアクションフィギュアも出ていました。
デザイン良し、玩具も良し、だが劇中では…
作品が作品ならこの車体をベースに様々なバリエーション展開も想像出来るアルマジロ。
展開された玩具を見ると正にそんな感じで、基本ポテンシャルの高さを感じます。
劇中後半でアルマジロが登場する頃には大量の短いカットを連続して見せるという
演出が採られているのでアルマジロの勇姿をジックリとは見れないのが何とも残念です。
DVD!
図書館レンタルは無料なのが嬉しいッスね。 ブルース・ウィリスっつー事もあってか
典型的な脳筋映画で、映画ファンとしてはコレってどうなの?ってな内容なんだけど
エアロ・スミス効果か世間的には大ヒット。 一般的にはコレでOKって事なんスね。
そうやって考えるとマイケル・ベイって天才かも?