登場作品；ヤッターマン
全長；６ｍ
速度；１００ｋｍ/ｈ
３５０ｋｍ/ｈ（飛行時）
重量；４．５ｔ
大好評を得た前作「タイムボカン」は1976年12月25日に終了。
その翌週の1977年1月1日、2作目である「ヤッターマン」がスタートしました。
「タイムボカン」で既に完成していた作品のフォーマットは「ヤッターマン」で更に洗練熟成され、
2作目にして早くもシリーズの頂点を極め放映期間も約2年、全108話に及び
タイムボカンシリーズ最長となりました。
大河原邦男氏登場
それまでは脇役メカのデザインを手掛ける事が多かった大河原氏ですが「宇宙の騎士テッカマン」でメイン
デザイナーに抜擢され、本作以降のボカンシリーズを始めとする一連のタツノコアニメのメカを手掛ける事
になり、それまでメインデザイナーだった中村光毅氏は背景などの美術設定に専念される様になりました。
昆虫から動物へ
「タイムボカン」では主役側のメカはすべて昆虫型でしたが「ヤッターマン」ではより力強い動物型とし、
さらに自我を持たせ、メカというよりは一人のキャラクターとして描かれました。
主役メカの「ヤッターワン」はメカブトンとは違った方向性で完成しましたが負けじ劣らじの傑作メカで
作品を、ひいてはシリーズ全体を強力に牽引して行きました。
ヤッターアンコウは２７話で３番目のメインメカとして初登場。２番目のメインメカ、ヤッターペリカン
が空中（と水上）飛行に特化したものでアンコウは水中…と、これでヤッターワンの陸上と合わせて陸・
空・海が揃った訳です。
５・６がでればヤッターアンコウ
３機のメカが揃うと今週はどのメカで出動するのか？というのが毎回の楽しみのひとつで、３機のメカの
決定方法のひとつにマスコットロボである「オモッチャマ」がサイコロに変型し、出た目で決定…という
のがあって「５か６」が出ればアンコウでした。
ヤッターアンコウは小型の潜水艦ですが初登場の翌週、２８話でいきなり月まで飛んで行きます。
密閉された居住空間を持つ潜水艦はどこか宇宙船と繋がるものがあるのかもしれませんね。
ユニファイブ製 真合金グリップ
数年前に発売されたミニサイズの合金玩具で、かつて永大が
展開した「グリップキャラクターシリーズ」を準えたもので
折からの古キャラ古玩具ブームの賜物であるが、リアルタイム
でないからか思った以上に需要は無くシリーズも現在のところ
６点のみである。
ワンとアンコウはいるのに何故ペリカンを
発売せんのだぁぁ！
左舷 全長約１０ｃｍ
後部にあるサイレンはヤッターメカの決まり事で（ゾウ、よこ
ずなを除く）ちゃんと手袋をした様な手で回しているのが◎。
下面には車輪が付いていて「一応」転がし走行が可能。
ギミックとの兼ね合いが悪くて走行性能が低いんだよなぁ。
上面
本体に様々なパーツが外付けされたデザインである事が解る。
本来は水色の部分はもっと濃い青色、中央銀色の円いハッチ
は赤色なのだが、この辺はメーカー判断。
こうして見ると、
アンコウというよりはナマズに近いな。
正面
ブ厚いクチビルがセクシー（笑）
ヒゲの部分にヤッターマンが摑まり水中航行する時もある。
後部
尾びれの代わりに付くスクリューは回転可能。
両側の排気管は…飛行時のものか？
それでは真合金グリップ ヤッターアンコウの
ギミックを解説しよう！
下側に付いた車輪で走行開始！
その時！
はい！みなさん、わかりますか？
お口がパクパクしちゃうんだよ〜ん！
そしてなんと！ハッチも開閉するんだねえ、
いや〜ジツに細かいよねぇ〜！
それではこの辺で失礼致します。
解説は わたくし、
トミー・ヤマケイでした〜
ヤッターアンコウはヤゴマリン同様に
放送当時タカトクと永大から合金玩具が、
タツノコランドを受け継いだシーホースからは
プラモデルが発売されましたが
タカトクの合金に至っては、現在では
チョット手が出せないプレミア価格になって
しまい当館も所蔵出来ておりません（涙）
