登場作品:サブマリン707R
1963年に週刊少年サンデーで連載開始となった小澤さとるによる人気漫画「サブマリン707」
が2003年、オリジナルアニメとなって登場。1997年に続くアニメ化で、CG等の進歩した
映像表現で大活躍する707を想像したファンは大きな期待を持って迎え入れたのですが…
2003年9月26日(mission01)/2004年4月26日(mission02)発売 全2巻
昔の形で出ています
アポロノームを狙ったUXの魚雷を身を挺して防ぎ大破した707T世に代わって
登場した707U世ですがT世同様、そのスタイルは原作ファンには馴染みの深いものに。
しかしながら時代に合わせる様に各部はリファインされており現代風なカッコ良さを
演出しています。武装もライナーやサンダーロック等、原作版に則しており
こちらの方でもファンを楽しませてくれるのですが劇中ホークを使用しない
ところまで原作に沿う辺りは何だかなァという感じでしょうか。
内容的には…
さてアニメ本編なのですが…何と言いますかハッキリ言うと中途半端なんですよねぇ。
サブマリン707の原作全般に青の6号の要素も取り入れた盛り沢山な内容なのですが
これがまァ全然纏まり切れておらず全2巻なのに尻切れトンボ状態。
小澤さとるっぽいと言えばそうかもしれませんが…
他にもナディアを超えられない戦闘シーンや淡白極まりないキャラクター等、
本作に大きな期待を寄せていた世代のファンには何とも物足りない、
残念な内容となってしまいました。折角の機会だったのに…
ピットロード製 1/350完成品
OVA(OADと表記した方が良いのかな?)に合わせて発売された商品で
モデルはそのスタイリングを楽しむ為の完全ディスプレイモデル仕様。
同仕様で敵の潜水艦・UXも発売されていました。
2003年発売/定価:11800円
左舷
全長:約28.5cm
基本的には原作に登場するU世とほぼ同じシルエットを持つR版U世。
セイルの位置を若干後方に配した事により原作版以上の格好良さを得た様です。
古いものと新しいものが融合した見事な架空艦ですね。
上部および底部
モデルの性格上ギミックは皆無ですが設定では艦首上部にロケット弾‘ライナー’を装備。
セイル後方両舷には小型潜航艇ジュニアの格納筒が。その後方両舷にサンダーロック、
更に後方707のマーキング部にはホークミサイルを装備しています。
舷側同様に施された細かなモールドが間延びするのを防いでいます。
前部および後部
21世紀に於いてのリデザインという事もあってか各部の面構成や
バランスの取り方&その再現度などは流石に素晴らしく、作画上省略される事の多い
原作漫画や当時のプラモデル以上のスタイル的満足度を本モデルは与えてくれます。
基本デザインは60年代な訳ですがそれを感じさせない名デザイン!
劇中では国連のPKN所属という事なのでUNの文字が入るのですが…邪魔ですね(笑)
707ジュニア搭載!
右舷側の格納筒カバーは取り外し可能。付属のジュニア2号艇を載せてパチリ。
全長約2.2cmと極小ながらも頑張った塗装を見せるジュニア↓
ディスプレイ台が付属
重さもあって安定感のある台座にはネームプレートも付属。
タカラ製 浴玩 世界の艦船
入浴剤が付いたトレーディングフィギュアで全長:約10cm(1/1000)
例によって中身は選べない仕様ですがレア・アイテムを引き当てるとジュニアが付属し
兵装ハッチも開いたバージョンの707が入手出来る。また同じくレア・アイテムである
マイクロ水中モーターにより航行も可能です。
2003年発売/定価:390円
思えば原作連載当時からしてアニメ化に
関しては良い結果を出せていない本作。
素材的にはこれ以上は無いと言って良い程
素晴らしいものがあるだけにファンとしては
残念でなりません。
細かな塗装が嬉しい!