登場作品;サブマリン707
全長;6.8m
全幅;2.95m
全高;2.95m
(OVAサブマリン707R設定)
707の少年乗組員である水早賢次と日下五郎が乗込む小型潜航艇、それがジュニアです。
新造された707U世に2隻搭載されたジュニアは707U世に負けないほど
独創性豊かなデザインで、読者の代表である賢次と五郎の手によって
707の世界で大活躍します。
まるで水中戦闘機
ジュニアの推進システムは船首にあるローターと後部のノズルによる水流ジェット推進の複合式で
操縦は耐圧ガラスのキャノピーから目視で行われます。
ローターを回転させながら抜群の運動性能を見せるその姿はまるでゼロ戦のようで、
「水中戦闘機」という発想が無かった当時の読者は、このジュニアにさぞ驚いたのではないでしょうか。
何パターンかあったジュニア
最初に登場した時のジュニアはセイルに窓も無く、形も少々異なっていました。
紆余曲折を経て各種商品でお馴染みの形になりました。
この後も小澤さとる氏の先鋭的なセンスで新ジュニアが登場したりもしましたが、
読者のレベルに合わせたこのデザインに落ち着いた事は結果的に大正解だったと思います。
チョット、千太が可哀相
「サブマリン707」には先述の2人と海野千太という3人の少年キャラが登場します。
当初、千太もジュニアの搭乗員訓練をしていましたが先の2人に固定され専ら炊事係りに落着きます。
子供の目線で見ればジュニアの搭乗員は花形ですから三枚目の千太に出番が無いのは自明の理なのですが
大人になって読み返した時に、分をわきまえた千太の発言や行動に漢(オトコ)を感じずにはいられません。
イマイ製 合金玩具「グッドモデル」
パッケージと五面図
全長約8cm
転がし走行、ローター回転、ペンシルロケット発射可能
恐らく連載終了後に発売されたものと思います。
見ての通りビックリするくらい出来が良い玩具で、スタイル・ギミック・色合い等
正に「グッドモデル」です!
同シリーズには艇番号が「1」のものやサブマリン707自体も発売されていました。
タスクフォース製 プラモデル
数年前に発売されたもので、ゴム動力で潜行可能。定価¥2000
中身(2号艇)
成型色違いで1・2号艇の2種を発売。
始めはイマイの再販か?と思ったが新金型らしいです。
タカラ製 浴玩 世界の艦船シリーズ1
OVA「サブマリン707R」の商品化で1・2号艇有り。
1/100で全長約6.5cm 定価¥380
別アイテムのマイクロ水中モーターで航行可能。
現在最も入手し易いジュニアです。
707U世と同様に
当時イマイからは3種類の大きさのプラモが
発売されていました。
特にモーター動力の「C級」はライトも点灯可能な
DXモデルで、当時もさる事ながら
現在はさらに高嶺の花となっています。