登場作品;サブマリン707(R)
全長;94.5m
(OVAサブマリン707R設定)
1963年(昭和38年)に週間少年サンデーで連載開始された
潜水艦漫画の傑作「サブマリン707」は、現在に至るまで
これを越える日本のSF潜水艦作品は無かったと言える程の名作で
2003〜2004年にはOVA「サブマリン707R」が展開されました。
SS707 「うずしお」
作中707はれっきとした海上自衛隊所属の潜水艦で「うずしお」という艦名があります。
707以外では当時の実在する艦艇も多数登場していて、それが魅力の一つでもありました。
現在でいう「仮想戦記もの」のハシリでしょうか。
当時すでに老朽艦
707は米国が大戦中に建造したガトー級潜水艦を日本が供与された後、改造した…という設定のようです。
連載が始まった昭和38年当時は既に「おやしお」などの国産潜水艦が活躍していて707は艦齢20年近い
老朽艦になる訳ですが、速水艦長を始めとする優秀な乗組員の手によって大活躍します。
707改!
U結社との戦闘で奮闘虚しく沈没した707を引上げ改装したのがここで紹介しているもので、
一般に「707改」と呼ばれています。
セイル後方にあった5吋砲を前方に配置、後方には新兵器スキップジャックを装備して武装を強化。
セイルには格納筒らしきものがあって、設定では小型ジャイロか何かを格納していたらしいのですが
作中では使われず仕舞いでした。
ほぼ同型艦に708、709が存在します。
タカラ製 浴玩 世界の艦船シリーズ2
2003年秋に発売された物の2弾で707改以外は現実の艦船で
構成される。殆どが潜水艦なのでマニアには嬉しい限りだが、
よく続けて出してくれたものだと感心する事しきり。
2005年には映画「ローレライ」編も登場。その直後にはシリ
ーズ3も発売と、それまで長い間潜航していた潜水艦玩具が
急浮上した感があって、このままドンドン続けて欲しいです!
2004年発売 定価¥390
左はノーマル版、右はシークレット版
シークレットには後部甲板に原作第2部で登場する小型潜航艇「ジュニア」を搭載。
セイルにある「707」の大きさも違うが原作では左の印象が強い。
因みに本商品はOVA「サブマリン707R」の商品化で全長約9.5cm、
スケールは1/1000です。
シークレット後部
小っちゃいながらもちゃんと2艇あるジュニア。
707といえばこの後登場するU世の方が有名ですが
個人的には最も面白かった原作1部で大活躍した
このT世に強い思い入れがあります。
OVA商品なので、アニメ作品の潜水艦として
分類しようかどうしようか悩みましたが
結局こちらにしておきました。