登場作品:大鉄人17(1977)
バンダイ製 超合金
超絶自動変形 大鉄人17
複雑なギアシステムによりモーター1個で自動変形を実現した意欲的なモデルでしたが
その複雑さ故、総じて動作が不安定な製品が多く遊んでいる内に正常に変形しなくなる、
動かなくなるといった事例が続出したと聞きます。超合金とはいえ合金部は足首のみ
だったり腹部ががらんどうだったり、その上動作が不安定とあっては高価な定価分の
価値があるかどうかは大変な疑問と言わざるを得ない残念なモデルとなりました。
タイトルの‘要塞飛行17’は77年当時に発売されたポピニカに因みました。
1999年発売/定価:12800円
SIDE,TOP&BOTTOM VIEW
全長:約12.5cm
要塞状態からのプチ変形なので飛行メカとして見ると一寸無理のあるスタイルですが
飽くまでロボット形態が作中のメインなので大きな問題では無いですね。
底部(足の裏)には電池ボックスとスイッチを配置。単3電池2本で動きます。
FRONT & REAR VIEW
劇中だと飛んできて敵ロボに体当たり→怯んだ隙に戦闘17(ロボ形態)に変形ってな
パターンが多かった様な気がします。何しろ戦闘17状態でも飛行可能だったりしたので
飛行17の持つ意味合いは薄いのかも…?!
ACTION
背部の翼やレーダー塔?等の位置を変えれば要塞17に。
主翼は小型飛行メカの滑走路になります。滑走路間にあるのは変形スイッチ。
戦闘17に変形!
背部のスイッチを押せば変形開始!ロボに変形直後には眼も光ります。
がらんどう状態になる腹部をそのまま放置なのが×。昔の超合金にはここに嵌め込む
ミサイル発射装置があってグラビトンを再現してたのに…。
肩・肘・手首が少々ですが任意に可動します。
ロボット形態の全高は約24.5cm。両足首には小型メカを格納出来ます。
付属する小型メカ
左からシグコンタンク、シグコンジェット、サブマシン(飛行)、サブマシン(車)
何れもPVC製で特にギミックはありませんが細かく塗装されてて良い感じです。
空想科学自動車&バイク博物館にて展示しています。
画像をクリックすると展示室へ飛びます。
発売したのはいいけれど…
不安定なギアユニットが確実なものだったとしても不相応な高額定価など
ユーザーが求める物とは相当かけ離れた商品となってしまった本モデル。
実は当館所蔵のものも撮影してる最中に動かなくなっちゃいました(汗)