0テスター3号

 

 

 

 

 

登場作品;0テスター

 

 

 

 

 

 

 

1973年にスタートした「ゼロテスター」はアーマノイド星人の侵略から地球を守る為に

【生命維持度0】の限界に挑む3人を中心とするストーリーでした。

39話より「ゼロテスター地球を守れ!」に改題、路線変更を経て全66話に渡り放映されました。

和製サンダーバードと評される事の多い本作は、巨大ロボットヒーローに頼らない

純粋なメカアクションとしての内容に与えられた名誉ある評価だと思います。

 

 

そのデザイン

 

*  思えば豪華なメンバー

「ゼロテスター」は東北新社と創映社(現サンライズ)による制作で

監督・演出には【高橋(ボトムズ)良輔】、

脚本陣には【五武(今だ現役)冬史】や【吉川(言わずもがな)惣司】ほか

声優陣も【神谷(ヒーローなんでも)明】を始め【中尾(バイバイキン)隆星】、【麻上(古代クン)洋子】

…の主役組に加え、脇を固めているのも

【小原(のび太)乃梨子】、【広川(なーんちゃって)太一郎】、【雨森(これでいいのダ)雅司】等など。

これに【スタジオ・ぬえ】のデザインワークも加わる豪華ぶりで、主題歌の作曲は

【山本(大きい事はいい事だ)直純】、歌うは【子門(歌い過ぎ)真人】でした。 以上敬称略

※中尾隆星氏はこの当時は【竹尾智晴】名でした。

 

*  0テスター3号

その飛行機の様なシルエットは、やはり子供受けを狙ったものでしょうか?

飛行機は見た目が潜水艦よりもハデですからね(笑)当時のデザイナーは随分頭を捻った事と思います。

主翼?の先に推進器を配置するアイデアはこの後度々見られます。「ナディア」のノーチラス号もそうでした。

ただ正直、印象はイマイチ薄かったですね。それは取りも直さず「ゼロテスター」のメカの魅力というは

【ゼロテスター1号】に集中しており、その他の3機は因数合わせ的な感じが拭えないからなんですね。

これ以前から1つのメカ(あるいはキャラ)が作品を牽引するというのは慣例であったのですが、

ゼロテスターの場合は作品の性質上、もう少し他のメカにも魅力を分散した方が結果的に良かったのでは? 

…と思います。デザインを変えなくてもストーリーや演出で幾らでも印象操作は可能な訳ですから。

 

 

…で、玩具

 

 

バンダイ製 カプセルポピニカ

 所謂「ガチャガチャ」として数年前にリリースされたもの。

 かつてポピーより発売されたポピニカをほぼそのまま縮小して

 あってパッケージまで再現、ポピーのロゴもそのままだ。

 同時期に同じコンセプトの「カプセル超合金」もリリースされ

とても嬉しかったのだが、残念ながらシリーズは途中で立ち消

えになってしまった。肝心なポピニカ版は残念ながらまだ所蔵

出来ておりません…(涙)         定価¥200

 

 

 

五面図

全長約4.5cm プラ製

 

かつてのポピニカを本当に良く再現しています。

大きさの関係からか車輪が一体成型で転がせなかったりミサイルが発射できなかったり

しますが全く気になりません。

 

本来は艦尾の赤いスイッチで艦首底部にあるミサイルが発射されます。

 

それにしても形はホント、飛行機ですね。

 

 

一応ギミック!

発射は出来ませんが取り外す事は可能。

 

こういった配慮はウレシイですね。

綺麗なパッケージを含めての定価¥200ですから(選べませんが)

個人的には商品として完璧だと思います!

 

 

バンダイ製 プラモデル(初版)

マスコミシリーズNo.76  定価¥700

 

数年前にディスプレイモデルとなって再販されましたが

この初版はゼンマイ動力により走行可能です。

また再販版には無い紙製の発射台やイラストも付属します。

 

組立説明書!

底部に装着する2種類の「小型潜水艇」がそれぞれ動力部となっていて、

ゼンマイ動力内蔵の潜水艇なら地上走行、

ゴム動力式の潜水艇なら水上航行を楽しむことが出来る。

 

再販版ではゼンマイ動力がオミットされてしまったが

ゴム動力はそのまま復刻されているので水上航行は楽しめます。

 

また初版は耐水デカールが使用されており、

あくまで「水モノ」としてアプローチされていた事が判り大変興味深い。

 

余談ですが、この頃のバンダイ模型には「いい仕事」が数多く見受けられるのですが、

昭和50年代に入るとポピニカの出来が模型の出来を大きく上回ってしまう様になります。

機会がありましたら再販版でも良いので0テスター1号のプラモを手にとって見てください。

その練り込まれた設計による3機合体や多色成型による見栄えの良さは

同時期のポピニカ版を遥かに凌駕しています。

 

 

途中、路線変更もあった「0テスター」ですが

当時から「メカ好き」だった自分には、

その最後まで通されたメカアクションに

心がときめいた憶えがあります。

これが実写特撮モノだったらその印象は

更に深いものになったと思います。

 

プラモに付属するイラストの一部。

 

 

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